わたしのこだわり

2023年4月6日(木)~4月24日(月)

OPEN 11:30-19:00 火・水定休日(最終日は17時まで)

 

創作活動をするとき、何かしらの「こだわり」を持って

自分らしさを表現し世界観を確立していくとして

今回は「●●しか作らない」といったこだわりを持ち

創作活動をしている9名の作家作品を集めました。

この機会に、どうしてそういった「こだわり」に

たどりついたのかを知りつつ作品を楽しんで頂けたらと思います。

(それ以外を作ってはいけないということではないということを念のため。)

 

MEMBER

CANCAN(野鳥・刺繍、レジン) 

・作家紹介

―野鳥観察を楽しむように、野鳥刺繡を楽しんでもらいたい―
素朴で優しい彩りの日本の野鳥。
外国の野鳥のような派手さはないけれど、
落ち着きのある美しさを持っています。 
CANCANの作品は、野鳥が持つ本来の美しさを
あますことなく表現するために、作品によって3
種類の細さの糸を使い分けております。
糸が細くなればなるほど面を埋めるステッチに時間がかかりますが、
繊細なデザインを実現するため時間を惜しまずに作品づくりをしています。
見ているだけで自然と笑顔になるような優しい雰囲気をお楽しみください。

 

・今回の展示について

春は続々と夏鳥が到着して野鳥観察が楽しくなる時期。
身近な場所でも耳をすませば鳥の声が聴こえてくると思います。
ふと見かけた鳥が展示会で見た鳥に似ていたと
思い出してもらえるような作品をお届けできましたら幸いです。
当日は、身近に観察できる野鳥刺繡作品とともに
フェイシャルサロン様とコラボして制作した
彩り豊かなレジンアクセサリーも販売致します。
ぜひ手に取ってお気に入りの野鳥さんと
素敵な春を満喫していただきたいです。

 

・なぜそのこだわり「●●しか作らない」にたどりついたのか。

子供の頃から野生動物に興味があり、数年前までは研究者として
ヒトと野生動物の共生について研究をしてきました。
緻密で繊細な刺繍に惹かれてからは、フィールド調査中に
よく見かけていた野鳥の刺繍作品を制作するようになり、
幸いにも欲しいと言ってくださる方も増えたことで、
3年前に刺繡作家として新たなスタートを切りました。
私を笑顔にしてくれる大好きな野鳥が、
誰かを笑顔にしてくれると信じて今日も制作しています。

 

・今後について

野鳥刺繍作家として、また、野生動物の研究をしてきた者として、
野鳥との共存は永遠のテーマです。
野鳥作品を手に取って下さったお客様が
少しでも野鳥への興味を持って下さるよう
良い作品を制作しながら、
野鳥との共存に向けても活動していきたいと思っています。

 

豆(猫・刺繍)

・作家紹介

「いつでも  どこでも  大好きな猫と一緒に」をテーマに、
ぷっくりマズルがチャームポイントの猫たちを手刺繍で作っています。
猫の刺繍を作り続けて3年経ちました。
2匹の猫の飼い主でもあります。

 

・今回の展示について

私にとってのこだわりは、猫しか作らないです。
大好きな猫で何か作りたくて、刺繍でブローチを作り始めました。
試行錯誤しながら、今はぷっくりマズルにこだわって作っています。
家の猫がモデルなので、丸くもふもふした感じになりがちです。
たくさんの方に見ていただけたら嬉しいです。

 

・なぜそのこだわり「●●しか作らない」にたどりついたのか。

一言「猫が大好きだから」これに尽きます。
 

・今後について

2年前から販売を保護猫活動に繋げる取り組みを始めました。
年に数回から始まり、昨年からは日々の売上の一部を繋げる方法に変えました。
課題はたくさんありますが、自分のこだわりを大切に
保護猫活動に繋げる制作が続けられたらと思っています。
そしてたくさんの猫好きさんの目に止まるような
作品を作れるようになる事が目標です。

 

ちむねこ(猫・刺繍)

・作家紹介

大好きな猫の刺繍作品をつくっています。
手にとってくださったかたが笑顔になれるよう
ひと針ひと針思いを込めて制作しています。
ぱっと見は無表情に見えますが、よく見ると
嬉しそうだったり楽しそうだったり、
実は表情豊かにしている猫たちが癒しをお届け出来ましたら幸いです。

 

・今回の展示について

猫刺繍というジャンルでお声がけいただき参加する運びとなりました。
1本1本の糸が紡ぐ繊細な作品をご覧くださいませ。

 

・なぜそのこだわり「●●しか作らない」にたどりついたのか。

長年一緒にいた猫が亡くなったことをきっかけに、
猫の可愛さを形にできないかと思い刺繍表現を始めました。
様々なモチーフに囲まれて生き生きとしている猫たちが、
見てくださったかたにほっこりと癒しの時間を
お届けできたらいいなと思いながら制作しております。

 

・今後について

ネットショップで常時販売、百貨店や雑貨屋さんにてイベント出展しております。
最近は海外のお客様への販売や香港のアクセサリーショップでも
お取り扱いいただき、国内外問わず活動をしております。

 

daisy daughter(ブローチ) 

・作家紹介

オーブン粘土を使って身近なモチーフを題材に
シンプルなブローチを作っています。
素朴なブローチが、旅、暮らし、おしゃべりのお供になりますように。
菊花の節句に生まれた娘にちなんで、ひな菊からブランド名を付けました。

 

・今回の展示について

遊びで始めた粘土ブローチの製作も10年目に入りました。
日々少しは上達しているようで、手にしてくださる方に感謝の思いでいっぱいです。
そんな中、今回キャナウさんにお声をかけて頂きました。
昔を思い出しながら、自分のこだわりについて考えてみました。

 

・なぜそのこだわり「●●しか作らない」にたどりついたのか。

ここは譲れない、気づくとまたこうなってたみたいな事が多々あります。
モチーフ選びや色選び…クセまで!同じようなお洋服を買ってしまうのと似て、
似たようなものばかり作ってしまっているかも!
多くの人が作風と呼んでくださいますが、
「これが私のこだわりなのかも?」と思えるように。
身につけると気持ちが明るくなったり、
誰かとコミュニケーションが生まれそうなブローチを作れたらと思っています。

 

・今後について

5年後、10年後、おばあちゃんになってもゆっくりと作り続けていたいので、
焦らずに大事に小さなブローチと向き合っていきます。

 

morico(がま口)

・作家紹介

欧風の生地などを使い、シンプルでポップな
がま口を製作しています。
可愛く、使いやすい、実用的な物で
ファッション・日常を彩りたい思いで製作しています。

 

・今回の展示について

いつもと少し違ったがま口を作ってみようと思い、
マチ付き・ポケット付き・持ち手付き
という風にアレンジしました。

 

・なぜそのこだわり「●●しか作らない」にたどりついたのか。

がま口をひねってパチンとするのが楽しくて
気づけばがま口を作り続けて15年ほどになります。

 

・今後について

がま口を作ってたくさん並べるのも楽しいですが、
今回のように新しいものを作るのもいいなと思っています。

 

カトコト(パンダ雑貨)

・作家紹介

紙ねんどで、パンダのキャラクターを作ってます。
パンダにいろいろなものを組み合わせてます。

 

・今回の展示について

今回は働くパンダをメインに作ってます。

 

・なぜそのこだわり「●●しか作らない」にたどりついたのか。

昔はパンダ以外の作品を作っていたが、
個展をやったときにパンダだけを作るように
なりました。昔と今の作品はサイズと顔が全然違います。

 

・今後について

年内にLINEスタンプを制作する予定です。
ねんどの作品以外にも、グッズ制作も考えてます。

 

nocco.(きのこ雑貨)

・作家紹介

生活にきのこを。
使いやすくかわいい生活になじむきのこデザインを目指して
テキスタイルをはじめとしたオリジナルのきのこグッズをデザインしています。
きのこが気になる方や、きのこが大好きな人へ
きのこの魅力をお届けするため様々なアイテムを制作しています。

 

・今回の展示について

きのこばっかりを作っていたら、素敵な企画にお誘いいただけました!
ありがとうございます。
こだわりと言うと、制作でいつも気にしているのは
そのきのこがちゃんと可愛くデザインできているかということです。
当たり前のようですが、同じモチーフのものばかり制作していると
前も似たようなものを作ったような…と
自分自身の中の不安に襲われます。
そんな時は、制作を一旦おやすみして
きのこ図鑑を眺めると自然の魅力に救われます。
みなさまにお届けするnocco.のきのこは
一番かわいくてかっこよくなければ!
そんなきのこ作家nocco.のこだわりをぜひご覧ください。

 

・なぜそのこだわり「●●しか作らない」にたどりついたのか。

森に佇む植物でも動物でもないあのフォルム、自然界の造形物だと思うと

完璧なアート作品だ…とうっとりと眺めてしまいます。

図鑑や写真、グッズも探して集めるほどに昔からきのこが大好きです。

ただ、昔はきのこグッズって少なかったんです。
欲しいものは自分でつくってしまえの精神で、
きのこ柄の生地やがま口の制作を始めました。

最初は自分のためのきのこグッズでしたが、それを見た周りの
きのこ好きの方に「欲しい!」と言っていただいた事で

私の作ったものできのこ好きが増やせるかもしれない、
そしてきのこが好きになった人がさらに
きのこグッズを作ってくれるかもしれない!

と欲しいだけにとどまらない制作意欲がわき、今に至ります。

もっともっときのこの魅力が人に伝わり、
きのこがメジャーなモチーフになったら最高です!

 

・今後について

今年はnocco.として作品を販売し始めてから10周年になります。
長い間きのこばっかりを作ってきたなぁとしみじみ思います。
今後もきのこばっかり作っていると思います。
きのこ好きの方へプレゼントをする時や、
ご自身でもきのこが気になり始めた際には

いつかきっとnocco.を思い出してくださいね!

 

tiko(おにぎり雑貨)

・作家紹介

兵庫県出身、福岡県在住
イラストレーター&ものづくり作家
おにぎりをテーマにしたものづくりを作り続けて12年。
”おにぎり”はおいしい、やさしい、たのしい、あたたかい。
おにぎりの魅力が「ぎゅっ」と詰まった、
おにぎりイラストの作品や雑貨を制作しています。
2018年には東京で初の個展「おにぎりイラスト展 ぎゅっ!」を開催した。

 

・今回の展示について

今回は新柄のおにぎりテキスタイルを制作し、
タペストリーに仕上げました。(この生地で他にも何か作ろうかと模索中です)
もう一つは以前からやってみたかった「レトロ印刷(孔版印刷)」です。
シルクスクリーンのように1色ごとに版を重ね刷りするので、
版ズレが起きたり、かすれやムラが出たりと、
独特の味わいのある仕上がりになります。
ポストカードに仕上げたのでご購入いただけます。
タペストリーもポストカードも、
どちらも「おにぎり」が部屋の一部になり、
その人の生活を彩るようなものになれればと思い制作しました。

 

・なぜそのこだわり「●●しか作らない」にたどりついたのか。

大学生の時に東日本大震災が発生し、
当たり前のことがどれだけ大切かといことを考え始め、
自分にできる伝え方を考えていました。

そんな時、大学の友人のご実家が米農家をやっており、
みんなでおにぎりを握って食べたとき、「これだ!」と思いました。

温かいご飯をみんなで握って、みんなで食べて、みんなが笑顔になる。

おにぎりを通してみんなが笑顔になり幸せになる。

この日から「おにぎり」について考えるようになりました。

おいしい、やさしい、かしこい、たのしい、あたたかい

当たり前に存在していたけど、
よく考えてみたらおにぎりは素晴らしい食べ物だった。

そのことから私は”おにぎり”をテーマに、食べること、
当たり前にあるものの大切さに気づく
きっかけとなるようなものづくりをはじめました。

 

・今後について

今後もおにぎりを食べた時のように、
人をほっこり、
幸せにさせるようなものづくりを目指しています。

 

イワモトシューへー (ハリネズミ雑貨)

・作家紹介

秋田県横手市出身
東京工芸大学卒業
ハリネズミをペットとして迎えたことをきっかけに
ハリネズミを描き続け今年で15年

 

・今回の展示について

お話を聞いた時から
「自分を改めて見つめなおす展示になるな」と思い、
何故かドキドキしていました。

 

・なぜそのこだわり「●●しか作らない」にたどりついたのか。

未だにハリネズミを描き切れていないのだと思います。
まだ描けていない、まだ表現できていないハリネズミがあるので、
それを追いかけています。

 

・今後について

ハリネズミの見た目、内面だけでなく、
ハリネズミと私の間にある関係までを描き、
見る人に共有できるイラストを描くことを目指します。