BLEACH on the bleach | Short‡CUT◆黒紅の暇つぶし

BLEACH on the bleach

真っ白な入道雲が
青い海から広い空へと
もあもあと流れだしている。

夏だ。

そして
砂浜に大きな旗が立っている。
その文字は
『第一回海浜芸術會』
と、かかれいて
旗の前にはそれぞれ、
護挺十三隊のメンバーが集まっていた。

「…という訳で
これより第一回海浜芸術會を開催する!」

浮竹十四郎の
張り切った声が
白い砂浜に響く

「要は砂で
いろんな物を作って
一番を決めようという
大会だ」

後で控える
清音と仙太郎が頷いている
「それじゃ 各自
2・3人の組に
別れてくれ!」

「せっかくの海なのに
砂遊びっスか!?」

「スイカ割りとか
キモだめしとか
したい長音記号1!!」

6番隊副隊長の恋次と
10番隊副隊長の乱菊が
反論する

「文句
言うなよ…
優勝者には
総隊長殿より
金一封だぞ!」

「いって
きます!!」

浮竹の言葉に
勢いよくそれぞれ飛び出していく

―ゲンキンな
奴らだ…汗


走り散って行く
メンバーを見ながら
心の中で浮竹は
そっと想った



「どこかにバケツ
ないかなぁ」

乱菊と組んだ織姫が辺りをキョロキョロしながら
乱菊に言う

「最初に砂ぬらさなきゃ」
「あら
バケツなんか
必要ないわよ」

織姫が振り返ると
アイスキャンディを
ペロペロと舐めながら
答える

「?」

「あたしらはねハート

「コラコラコラ
何教えてんだ!!」

何か、良からぬ事を
教えようとしている
乱菊におもいっきり
一護はつっこんだ
「よそのチームに
気ィとられてる
場合じゃねえぞ
一護…!!」

「こっちを
向けよ…!」

振り向くと
砂で作った家が
できていて
その側に
タンクトップ姿の恋次と
フンドシ姿の一角が
四つん這いになっていた

「こいつで誰が最初に
城門を開通
させられるか…」

恋次の次を一角が
続ける

「勝負だぜ!!」

「…イヤ いーよ
そんな
ガキみてーな勝負
キョーミねぇし汗

「あぁん!?
何だそりゃ言い訳か!?
負けんのが怖えぇか
コラァ!!」

一角の一言に一護の
眉間のシワが一気に
深くなった

「よっしゃァ!!
やったらァ!!」

砂の城門に一護達は背中までもぐって掘っていった

「よォし!
負けねーぞ!!」

「うおォっ!?」

いきなり、一角が
奇声を上げる

そのワケは…

「だ…誰だ!!
俺のフンドシの
スキ間から
ちょっとだけ
カニ入れてる
奴は!?」

十二番隊副隊長の
やちるである

砂の城門は
崩れていった


十三番隊のルキアは
ぺたぺたと
大好きなウサギの
チャッピーを造っていた

どんよりとした感じで
誰が見てもあまり上手いとは言えなかったが
ルキアは満足していた

―よし…
中々の出来栄え…

そう思い、
義兄の
六番隊隊長の白哉
を振り返る


そこには、
スコップを片手に
白哉が自分で考えた
ワカメ大使を仕上げる
義兄がいた

そんな彼を
ルキアは羨望の眼差しで
見つめる

―ああ…
さすが兄様…!!
何という
研ぎ澄まされた
美的感覚…

やはり私ごときでは
まだまだ
敵いそうもない…

再び、ルキアも
手を動かしだした

似たもの義兄妹である。



ジリジリと
浮竹の体を
太陽は焦がしていく

「うむぅ…
…暑い…」

汗が彼の額や首から
ふきだす

体の弱い浮竹は
我慢が
できなくなったらしい
「すまん仙太郎…
少し横になる
時間になったら
起こしてくれ…」

「あ!ハイ!!」

シートに横になると
浮竹は寝てしまった


「ふぅ長音記号1長音記号1
おトイレ混んでて…」

手についた水をと
ばしながら先ほどから
トイレに行っていた
清音が戻ってくると
仙太郎が何かを
砂で造っていた
「あっ!
何してんのよ小椿!!」

「げ!清音!!」

顔をあわせたとたん
これである
「バカ野郎!
俺は寝てる隊長が
潮風にあたらないよう
砂で壁を…」
「バっ…
なに言ってんの!
潮風より先に
日光でしょ!!
そっちを防がないと!!
あたし 花つんでくる!!
花で やわらかく
日ざしを
防ぐのよ!!」

「なにを!!
そんじゃあ俺は
お香をたいて
隊長が より心地よく
眠れるようにするぜ!!」

清音と仙太郎が
競い合って出来たのは
砂の棺桶である

もう、別の意味で
ぐっすりと、
眠れそうだ…



木の影で自分の周りを
氷でおおって
かき氷を食べているのは
十番隊隊長日番谷。

サボリ…である


「うるせーな
悪いかよ。」

かき氷を口へ運ぶ手を
休めて言った

「暑いの
苦手なんだよ俺は…」


―おわり―


また
お前はコミックからかよ…と思うと思うだろうが
(私も思ってる…)
まあ、暖かい目で見ていってくれ。

読んだらコメント宜しく!!