内定を獲得した人、ない人それぞれだと思いますが、内定が出ている人はこれまでとは違った悩みを抱えているのではないでしょうか。
実際、内定を獲得する為に就職活動をしている時よりも、内定が出てからの方が悩む事が多いというのはよく聞く話です。
ここで避けては通れないのが「内定の辞退」
先日も日経新聞でコラムがありましたが、この「内定辞退」でも様々なドラマが生まれているようです。
辞退を伝えると恫喝されたり後輩に悪影響が出るからと撤回を迫ったり、私の身の回りでは話を聞いた事や経験した事はありませんが、色々あるみたいですね。
もちろん、人事にも採用人数のノルマがあるはずなので、辞退が発生すると非常に困るのは間違いないでしょうが・・・。
ここで重要なのは、まず内定辞退にも種類がある事を抑えておく必要があると思います。
1.内定承諾書類を提出前の辞退
2.内定承諾書類を提出後の辞退
内定が出てから期限を区切って、どこの会社でも書面で内定承諾の書類を求めていると思いますが、これを提出する前の辞退は、私はどんな理由があろうと一切攻められるべきではないと思います。
実際に内定が出て選考進んでいる時とはまた異なった観点でその会社で働くイメージが持てるかどうかを確認する期間、ここで熟慮した結果辞退するのは全く問題ないです。
問題は2番のケースですね。
もちろん法律上は辞退する事は全く問題はありませんが、内定承諾書を書面で提出するのは、企業が学生に内定が出たというのを通知するのと同じ重みがあります。
また企業だけではなく、その企業を受けている他の学生にも迷惑がかかるというのは知っておくべきです。
承諾書を提出した為に採用人数の見込みが増え、予め辞退をしていれば内定が出ていた就活生が落ちるというケースも当然出てきます。
この落ちた学生、その会社が第一志望だとしたら・・・その事実を知れば悔やみきれないはずです。
こういった事を理解した上でもどうしても辞退という事であれば、きちんと誠意を尽くすべきだと思います。
メールで終わらせたり、全く連絡が取れなくなったり、親が代わりに電話したりなどというケースもあるようですが、ここは最低でも電話をして、その経緯や状況をしっかり伝えるべきではないでしょうか。
恫喝とはまでは行かなくてもある程度厳しい事を言われるかもしれませんが、それも社会人としての成長するための一歩だと思います。

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