人それぞれの映画監督へのルート

映画監督になるルートは人によって様々です。

そもそも、俳優になるルートだって様々です。

クリエイティブ系の仕事は、そのなり方のようなルートが定まっていません。

だからこそ、みんな悩むんですよね。

映画監督を目指す人が、考えるべきルートは、尊敬する監督が、どうやって映画監督になったのかを参考にすると見えてくると思います。

意外な方法でなっているかもしれませんし、正規のルートでなっているかもしれない。

それは人それぞれで、あなたに合っているかどうかは分かりません。

ただひとつ言えるのは、足踏みしているだけでは、何も始まらないということです。

映画監督になるためにはどんなことが必要なのかを考えて、その先の未来を見据えて勉強をしなければなりませんよ。

もし今、まったく関係がない業界にいるとしても、映画業界にいきたいという夢を諦めきれないのなら、頑張ってみればいいと思います！

映画監督になるためには、毎日が勉強

将来有名な映画監督になりたい、賞を受賞して国際的に評価されるような人物になりたい、映画史に残るような作品を作りたい、という夢や目標を持っているのであれば、休みなく毎日勉強をしましょう。


監督として成功するためには、非常に広範な知識や技術が必要になります。


映像制作の現場も日進月歩でどんどん新しい技術が生まれてくるものですので、常に新しい情報や技術を身につけるために努力することが重要なのです。



勉強することは、映画制作に関する全てのこと、と言っても過言ではありません。


全ての映画を知識なしに自分のセンスだけで完成させ、そして世の中に公開して評価されるような人は殆ど存在しないのです。


映像制作の世界に昔からある名作を見たり、撮影や編集のテクニックを総ざらいして自分の技術や知識として使えるように取り込んだりするのは非常に大事なことなのです。


また、現場で飛び交う専門用語を理解することや時代や社会情勢に合わせて受けそうな作品を作るため、ニュースなどを探るのも勉強の一つです。

演技や演出を勉強して映画監督になる

映画というのは花形産業で、海外でも映画を作っている人間や、それに出演している俳優はとても憧れの目で見られるものです。

ですから、映画が好きで、映画関係の仕事につきたいと思っている人も少なくないのではないでしょうか。

このような映画関係の仕事につくためには、まずは映画制作会社に就職するのが一番手っ取り早い方法でしょう。
このようなところで、映画製作のノウハウを積むことができ、また、会社から信頼を勝ち取ることができれば、映画を作らせてもらえるということになりますので、ここで映画監督としてデビューすることができるようになるかもしれません。

もちろんそのような会社で働くだけではなくて、独自に演技や、演出などの勉強をしておくというのも必要です。
そのような技術を身につけることによって、映画作りの基礎を学ぶことができるわけなのです。

映画というものは総合芸術ですので、いろいろな経験を積むことが、映画作りのためになるのです。

映画監督にとっての演出とは

良い映画監督になりたい、自分にしか作り出すことの出来ないような自信のある作品を生み出して評価されたいという思いは、監督を志している人であれば誰もが持っています。


しかし、それを現実に実現させることは生半なことではありません。


少額の自己投資で作る短編作品であっても、満足のいく仕上がりにもっていくのは非常に困難ですし、時間も掛かります。


往年の名作や最新の専門技術を積極的に取り入れることも、予算の都合でどうしても限界が生まれてしまうものです。



そんな時頼りになるのが、自分だけの切り口、自分はこういう風に表現をしたいという演出方法です。


古いものでも新しいものでも構わないので、好きな演出方法をとことん突き詰めることを考えてみましょう。


どんな技術も使いこなせなければ効果を発揮出来ないものです。


外野からなんと言われようと、自分のこだわりを貫いていればそれまで使おうと思っていた構図も変わってきますし、それに合わせて作品のテーマもはっきりとしてくるのです。

映画監督になるには、脚本への理解が必須

映画監督になるために、必要な資格や能力というのは必ずしも定められていません。


極端な話自身のことを監督だと名乗り始めた瞬間からなることの出来る職業なのです。


それ故に、映画製作の世界で生きていくのは非常に大変なことです。


様々な知識を勉強する必要もありますし、多くの作業を統括するためにリーダーシップを発揮しないといけない場面も多々あります。


自分だからこそ出来る演出や場面の切り口、発想を評価されているのであればそれをコンスタントに作品に反映するための努力が欠かせません。



そんな中でも特に重要なのが、脚本への理解力です。


映画監督の仕事は、自身でオリジナルの脚本や原案を用意することは稀であり、基本的には依頼された会社からこういうものを作って欲しいという要望があったり、使いたいという脚本家がいてその人の作品を軸に映像作品にしていくことになります。


監督がその作品をどういう風に解釈し、映像にするかによって作品が仕上がりが大きく変わってくるため、作品に対する理解を深める能力は必須なのです。