映画監督になるためには誰もがただ映画の撮影や作成だけを行っていれば良いのかというと、必ずしもそうではありません。
映画に親しいエンターテイメントの一つに、ドラマというものがあります。
こちらも実際に脚本があり作業をするそれぞれのスタッフがいて、監督がいて役者がいるという構造に変わりはないのですが、もしもドラマの監督を行ったことがないのであれば、機会を見つけて是非やってみると良いでしょう。
ドラマ原作のものを映画化するという手法も一般的なものとなっていますし、映画と同じような作成工程でありながら映画と全く違う公開や評価のされるものなので、得るものは多いです。
何と言っても、全体の話数と時間そのものは長いものの、毎週一話ずつ連載していくという形を取っているのがポイントです。
長い脚本を話数ごとに分割し、短い時間の中で起承転結を作りそれを見せるという技法は、映画の中で観客を飽きさせないように小さな山場を盛り込むテクニックの助けとなるのです。