良い映画監督になりたい、自分にしか作り出すことの出来ないような自信のある作品を生み出して評価されたいという思いは、監督を志している人であれば誰もが持っています。
しかし、それを現実に実現させることは生半なことではありません。
少額の自己投資で作る短編作品であっても、満足のいく仕上がりにもっていくのは非常に困難ですし、時間も掛かります。
往年の名作や最新の専門技術を積極的に取り入れることも、予算の都合でどうしても限界が生まれてしまうものです。
そんな時頼りになるのが、自分だけの切り口、自分はこういう風に表現をしたいという演出方法です。
古いものでも新しいものでも構わないので、好きな演出方法をとことん突き詰めることを考えてみましょう。
どんな技術も使いこなせなければ効果を発揮出来ないものです。
外野からなんと言われようと、自分のこだわりを貫いていればそれまで使おうと思っていた構図も変わってきますし、それに合わせて作品のテーマもはっきりとしてくるのです。