その吉報が届いたのは、ひとり旅から戻った翌日でした。
<公演概要>
☆東京公演
『銀河鉄道999/さよなら銀河鉄道999 シネマ・コンサート ~一挙二作品上演プレミアム公演~』
日時:2021年11月23日(火・祝)11:00開場/
12:30開演(銀河鉄道999)・17:00開演(さよなら銀河鉄道999)/19:30終演予定
会場:東京オペラシティ・コンサートホール
☆大阪公演
『銀河鉄道999 シネマ・コンサート -再演-』
日時:2022年1月9日(日)16:00開場/17:00開演
会場:(大阪)フェスティバルホール
*大阪公演は『銀河鉄道999』のみの上演となります。

10月初旬、全国的に『緊急事態宣言』『まん延防止等重点措置』が解除されたのを機に、ずっと行きたかった広島へ。
秋晴れと言うより真夏のような暑い陽射しのなかを『原爆ドーム』から相生橋を渡って、平和記念公園を歩きました。
川沿いからドームを暫く眺め『原爆の子の像』や『平和の灯』に合掌し、高さ10メートルの煌めく大噴水『祈りの泉』を眩しく見上げてから『平和記念資料館』で数時間。
公園へ戻ってレストハウス(旧大正屋呉服店)に立ち寄り、爆心地では社会科見学の小学生と共に引率先生の説明に耳を傾けました。
すると私をガン見してくる男の子がいて、目が合うなり「こんにちは」と元気に挨拶された時は、ちょっと面白かったです。


約20年前に訪問した『ひろしま美術館』や『広島城』は素通り程度に留め、人生初の呉市へ広島駅から列車で向かいます。
呉市の地名の由来は、周囲を9つの峰で囲まれ「九嶺(きゅうれい)」が「クレ」になったからだとか。(諸説あり)
到着を日の入り前に合わせたのは、呉湾艦船めぐり『夕呉クルーズ』に乗船するためです。
呉海軍自衛隊OBの方による案内は最高に愉快で、夕陽は泣けるほど綺麗でした。
艦船の自衛艦旗が降納されるシーンや、ラッパ譜『君が代』の吹奏も感動的です。

ふと想起したのは、徳島県の『大塚国際美術館』で初めて目にした名画。
絵画は夜明けなのですが、イヴァン・アイヴァゾフスキー『The 9th Wave』(1850年、221 cm × 332 cm、ロシア美術館所蔵)です。
嵐の海では、第一の波から第二、第三へと波が次第に大きくなり、第九の波で最高潮に達します。
最も強大な9番目の波を乗り越えれば、必ず穏やかな海に戻れるとの言い伝えに由来した作品です。
コロナ禍だからか、絵画のストーリーに心が響きます。
とは言え、一番のお気に入りはシスティーナ礼拝堂のミケランジェロ作品です。
余談ですが『大塚国際美術館』は大塚グループ9社(大塚製薬/大鵬薬品工業/アース製薬/大塚オーミ陶業/大塚食品/他)によって運営されています。
後日、陶板画についてお話を伺った美術館担当の社員さんから手紙が届きました。
いつか私のBARにも遊びにいらしてくれるとのこと、楽しみにしております。


ついでに申しますと、徳島~福岡は神戸で乗り換えなければなりません。
神戸と言えば、作詞家として敬愛する松本隆さんの住む街です。
この日は東京でのお仕事と知りながら、松本隆さんの足跡を辿り老舗ジャズ喫茶『MOKUBA'S TAVERN(木馬)』を訪ねました。
発売40周年の『A LONG VACATION/EIICHI OHTAKI』と共に、滞在時間はアイスコーヒー2杯分。
『雨のウェンズデイ』ならぬ、雨の木曜日の出来事です。
帰り際そのことをマスターに告げると、笑顔で松本隆さんの話をしてくださいました。
新幹線の発車時刻もあるので店を後にしましたが、もっと聞かせて欲しかったです。
さて、晴天の呉に話を戻しましょう。
翌日、竣工80周年の戦艦『大和』を記念して『呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)』へ参りました。
エントランス前のレンガパークに建立された、逞しく美しい海神ネプチューン(ギリシャ語:ポセイドン)が目印です。
ここには戦艦『大和』を10分の1スケールで再現した、巨大模型が展示されいます。
呉の歴史や技術、そして平和の大切さを学べる施設です。
3F大和シアターには名誉館長のおひとり、松本零士先生のパネルもありました。
すぐ近くの『海上自衛隊呉資料館(てつのくじら館)』は、日本で初めて実物の巨大潜水艦『あきしお』を陸上展示した博物館です。
艦内生活の一部も再現され、潜水中のご苦労とご努力を垣間見ることができました。
次の目的地へ移動中『夕呉クルーズ』でお世話になった海自OBさんが私を覚えていてくれたようで、少しだけ言葉を交わせたことも呉での良い思い出です。
徒歩15分、『入船山記念館』には移築された旧東郷家住宅離れや旧呉海軍工廠塔時計、和洋折衷の旧呉鎮守府司令長官官舎が展示されています。
美術館通りから私と同じコースで観光中の、一眼レフを手にした老夫婦が可愛かったので、つい「そのカメラでおふたりの写真を撮りしましょうか?」と声を掛けてしまいました。
「まるで『松本零士ミュージアム呉』やん!」と、なる筈でした。
しかしながら、2017年をもって『ヤマトギャラリー零』は『街かど市民ギャラリー90(クレ)』へと名称変更し、管理団体も移管。
松本零士先生との契約も打ち切りとなったそうです。
それでも併設施設として『ヤマトギャラリー零』は存続され、松本零士先生のご厚意で返却されなかった展示品やメカデザイナー板橋克己さんの作品は、私を至福の時へと誘います。
写真撮影については「SNSへの投稿はNG」でしたが、その後ご快諾いただきました。
関係者の皆様、ご検討くださりありがとうございます。
画像はオープン当初のチラシと、展示品の一部です。


戦艦『大和』は、大日本帝国海軍が建造した大和型戦艦の1番艦。
2番艦の『武蔵』とともに、史上最大にして唯一46センチ砲を搭載した超弩級戦艦です。
1937年11月4日、広島県呉市の呉海軍工廠の第4ドック(造船船渠)で起工。
1940年8月8日、進水、艦名『大和』と発表されました。
1941年12月7日、公試終了、同年12月16日就役。
『海軍さんのカレー』のパッケージやポストカードに使用されている写真は、80年前の今日(昭和16年10月30日)高知県宿毛湾沖で撮られた、全力公試中の戦艦『大和』です。

『大和』とは『大いなる和』と書きます。
『大いなる和』とは、価値観も性格も異なる人たちが、共通のより大きな目的のために協力し生まれるもの。
私が、その言葉を意識したのは松本零士先生の原作『大YAMATO零号(2004年)』OVA全5巻です。
戦艦『大和』がなければ『宇宙戦艦ヤマト』は存在しなかった。
『宇宙戦艦ヤマト』がなければ、今日の日本アニメ(SF)の発展もなかったのかも知れません。
大いなる和のもと生まれる、大いなる作品の数々。
とりわけ『銀河鉄道999』は私の中の特別な作品で、職場のBARの、3つあるボトル棚の1つには『さよなら銀河鉄道999』B3ポスターを密かに貼っています。
他のボトル棚は、長岡秀星さんの『Poster of TSUKUBA EXPO'85』と『宇宙戦艦ヤマト完結編(1983年)』の美術監督・勝又激さんの同サイズポスターです。
勝又激さんは『宇宙戦艦ヤマト』シリーズの他に『劇場版 1000年女王』のデレクションも担当されています。
今年が生誕85周年の長岡秀星さんは、長崎県出身の世界的イラストレーター。(1936年11月26日~2015年6月23日)
CGとは全く無縁の時代に描かれた作品は、地球を大切に包み込む掌で人間と機械の共生・共存をシンボライズしています。
また松本零士先生の描き下ろしイラストが入った『東京都生活文化局』のポスターカレンダー(B2サイズ)は額装し、BARの展示リストに加えました。

さぁ、このまま新型コロナが収束へと向かってくれたら、11月は3年ぶりの東京です。
『劇場版 銀河鉄道999』『さよなら銀河鉄道999―アンドロメダ終着駅―』のシネマコンサートへ行ってきます。
3年前の今日(2018年10月30日)、東京で開催された『銀河鉄道999』シンフォニック・コンサートの時もそうでした。
会場で合流するのは、東京の友人や『さよなら銀河鉄道999』の作曲家・東海林修先生のコンサートで知り合えた999メンバーです。
私のBARへ遊びに来る計画もしてくれていましたが、緊急事態宣言下で何度か見送ってきました。
久しぶりの再会が、今から楽しみでなりません。
かつて松本零士先生が小倉駅から東京へと旅立ったように、私も小倉駅から出発する予定です。
因みに、JR小倉駅の南口アミュプラザ地下1階、弁当と洋惣菜の店『ヴィエント&テーブル(VIENTO&TABLE)』には、松本零士先生の直筆サイン色紙2枚が飾られています。
ショップの方たちが「写真を撮るなら」と、2ヶ所に飾っていたサイン色紙をわざわざ並べてくださいました。
ありがとうございます。
尚、駅弁『銀河鉄道999』の詳細は、本社『丸ふじ』のホームページをご覧ください。

1977年、少年画報社『少年キング』の看板作品として『銀河鉄道999』の連載がスタートしました。
44年が経った今でも、999の人気を窺い知る機会が多く幸せです。
これからも様々な企画が発表されることを期待しております。
下記は今現在の情報です。
『銀河鉄道999』を好きで良かったと、心からそう思います。
①ギラフェス2021
北九州市をホームタウンとする、Jリーグ加盟プロサッカークラブ『ギラヴァンツ北九州』と『銀河鉄道999』がコラボ。
『銀河鉄道999』の作品内に登場する`メーテル'のイメージはそのままに、`星野鉄郎'と`999号'をギラヴァンツ仕様に仕上げたオリジナルビジュアル。
②『銀河鉄道999』ラベル・ウイスキー/シークレットグレーン1976
総本数257本╱700ml/熟成年数43年/アルコール度数45.3%
原材料:グレーン、モルト
原産地:スコットランド(英国)
販売価格:税込み31,350円
②『銀河鉄道999』ラベル・ウイスキー/ブナハーブン1987
総本数142本/700ml/熟成年数33年/アルコール度数52.1%
原材料:モルト
原産地:スコットランド(英国)
販売価格:税込み69,300円
③『宇宙海賊キャプテンハーロック』ラベル・ウイスキー/アラン1996
総本数191本/700ml/熟成年数24年/アルコール度数50.6%
販売価格:税込31,350円
③『宇宙海賊キャプテンハーロック』ラベル・ウイスキー/グレントファース1989
総本数130本/700ml/熟成年数31年/アルコール度数44.3%
原材料:モルト
原産地:スコットランド(英国)
販売価格:税込66,000円
『劇場版 銀河鉄道999』より、メーテルと星野鉄郎を1/20スケールで立体化。
原型製作は、太郎もちこみ氏が担当。
レジン製フィギュアキット、2体セット。
販売価格:税込み6,160円
⑤『新幹線変形ロボ シンカリオンZ』
『銀河鉄道999』とのコラボ。
新キャラ『月野メーテル』が登場。
北海道長万部町に住む小学5年生。
『シンカリオンZ H5はやぶさ』『シンカリオンZ H5ホクト』の運転士。
新幹線超進化研究所、北海道支部所属。
⑥本格ミュージカル作品『銀河鉄道999 THE MUSICAL』
星野鉄郎役を中川晃教、メーテル役を神田沙也加が演じる。
キャラクターの葛藤や成長を通して「限りある命だからこそ美しく尊い」というメッセージを伝え、ミュージカルオリジナルのエピソードも加えて、宇宙への旅立ちから別れまでを完全版として描く。





【あとがき】
旅の醍醐味の一つは、地元の方たちとのふれあいです。
未曾有の災禍で他者との距離感が難しく窮屈な状況ながらも、人の優しさを感じる素敵な旅でした。
大いなる和のもと、価値観も性格も異なる人たちが、共通のより大きな目的のために協力し生まれる『・・・』
当てはまる言葉は『コロナの無い日常の生活』でしょうか。
それとも『コロナとの共生・共存』なのか?
旅の後、広島が舞台となった映画『この世界の片隅に』をはじめて鑑賞したのですが、とても感慨深いものがありました。
いつかまた広島市や呉市の街を、心置きなく旅してみたいと思います。

【お知らせ】
NHK-FM『今日は一日“松田聖子”三昧』
2021年11月3日(水・祝)
[第1部] 午後0時15分~午後6時50分
[第2部] 午後7時20分~午後9時15分
NHKラジオ らじる★らじる 聴き逃し
放送終了後~2021年11月10日(水)
[第1部] 午後6時50分 配信終了
[第2部] 午後9時15分 配信終了
シングルチャート24曲連続1位の記録を持つ松田聖子さん。
11月3日(水)、NHK-FMでは史上初の『松田聖子三昧』を生放送。
これまでの楽曲をヒット曲からアルバム曲までリクエストにこたえながら8時間半にわたって紹介します。
ご本人からのお言葉をはじめ、聖子さんゆかりの皆さんからのメッセージも!
【出演者】
中川翔子
森口博子
藤井隆
垣花正
小泉今日子(リモート出演)
【メッセージ】
松本隆
財津和夫
秋元康
松田聖子
【進行】
阿部渉アナウンサー