ひとが
この世に生まれる前から
この星は輝き
ひとが
この世から去ったあとも
この星は輝き続ける

生きているとき
ひとは
この星の海を見上げ
みずからの行末を想う・・・・・





その訃報が私に届いたのは、2月20日(月)の正午でした。

それは松本零士先生のプロダクション『零時社』が創業50周年を迎えた日だったそうです。

2月13日(月)午前11時0分に星の海へ旅立ったと、先生の長女で零時社の代表取締役・松本摩紀子さんから発表がありました。

享年85歳(1938年1月25日~2023年2月13日)。

心より哀悼の意を表します。

先生、ホントにありがとうございました。

遠く時の環の接する処で、いつかまたお逢いできますように・・・・・

合掌。





未完の作品は、私たちに託されました。

それぞれが松本零士先生の志や夢を受け継いで、これからも無数の物語が綴られていくのだと思います。

私たちから次の世代へ、そしてまた次の世代へと・・・・・

永遠に。





このブログは、今回で最終回となります。

『イイね』や『コメント』をありがとうございました。

『コメント』の返信は載せずにメッセージからでしたが、とても楽しかったです。

皆様、たいへんお世話しました。

くれぐれもお元気で。

お身体、どうぞ大切にされてください。





【追記】

6月3日(土曜日)

スターフライヤー、羽田行きの便に搭乗するため、嵐が過ぎた北九州空港へ到着。
出発ロビーに佇むのは、北九州市ご出身の漫画家・松本零士さん原作『銀河鉄道999』のメーテルです。
翼に表記された機体記号は『JA24MC』。
眼下には、嘗て松本零士先生が疎開されていた愛媛県が広がっています。
本日は東京国際フォーラムで開催された、敬愛する松本零士先生の『お別れの会』に参列しました。

黒い背景に浮かぶ、銀色の惑星たち。
青い地球を表現した花祭壇から宇宙へと続くレールの先には、ミーくんを抱いた先生の遺影です。
会場で用意された花を頂いて、心を込めて献花いたしました。
先生を見守る鉄郎とメーテル。
999号からは、かすみ草の花をあしらった白煙が上がっています。
生演奏の中、松本零士作品の世界観や宇宙をイメージした、唯一無二の素晴らしい『銀河葬』です。
先生の軌跡を振り返るパネル、999号の機関室や車両の展示。
仕事道具やご愛用の帽子等々。
会費等は無く、御香典も御供物もご遺族の意向により全てご辞退さられていらっしゃるとは、もう感謝することしかありません。

ホールB7でフォロワーさんと初めてお逢いできたり、長年の仲間たちと再会できたり、何もかも皆、松本零士先生が繋いでくれたご縁です。
先生の作品から教わったことも数知れず。
これからも「限りある命を懸命に生きる」所存です。

『お別れの会』の翌日、X JAPANのYOSHIKIさんがSNSでシェアされた投稿がありました。
「実はあるプロジェクトが進んでいた」そうです。
『松本零士×YOSHIKI』奇跡のコラボレーション。
YOSHIKIさんの仰るように、いつか世に出されることを祈念しております。











【お知らせ】

『銀河鉄道999』シネマ・コンサート
―特別追悼公演―
~松本零士さんを偲んで~

【北九州公演】
日時 : 2023年8月26日 (土) 15:00開場/16:00開演
会場: 北九州ソレイユホール 大ホール

【東京公演】
日時 : 2023年8月31日(木) 17:30開場/18:30開演
会場 : 東京国際フォーラム ホールA

*上演時間:2時間40分(休憩込)予定


【追記2】

8月26日(土曜日)

北九州ソレイユホール(旧厚生年金会館)にて、漫画家・松本零士先生を偲んで『銀河鉄道999 シネマ・コンサート』が開催されました。
特別追悼公演は、松本零士先生の出身地・北九州以外では東京だけです。
会場には、声を掛けていた地元の友人たちも来てくれていました。
他にも、何年も前からSNSで繋がっていた友人と初めて逢えたり、久しぶりの再会でお土産をいただいたり、素敵なご縁を有り難く思います。

『銀河鉄道999シネマコンサート』へ足を運ぶのは三回目。
指揮・栗田博文氏のもと2021年は大阪交響楽団(フェニーチェ堺)、2022年は東京フィルハーモニー交響楽団(東京オペラシティ)、本日2023年は九州交響楽団の演奏です。
今回の『銀河鉄道999シネマコンサート』は『特別追悼公演』らしい、とても感慨深いコンサートでした。
本編上映後の、松本零士先生の映像とオーケストラの演奏。
特に、映画『さよなら銀河鉄道999』のエンディング曲『SAYONARA』には大泣きです。
2021年のシネマコンサートで先生が登壇されたシーンでは、まるで今ステージにいらっしゃるような錯覚を抱きました。
タケカワユキヒデさんの歌唱、鉄郎とメーテルのアナウンス。
素晴らしい公演に立ち会えて、ホント良かったです。
ありがとうございます。

8月の終わりにまたひとつ、夏の素敵な想い出ができました。
いつの日か『さよなら999』のシネマ・コンサート、或いは『さよなら999』を含むシンフォニック・コンサートが開催されますよう願っております。