閉鎖病棟での生活 23(7週目/8週中) | 夜のひかり

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12年前、産後うつ→双極性障害の発覚。閉鎖病棟へ3度の入院歴あり。現在も子育てをしながら闘病中です。
同様の病気の方とつながりたいことからブログを始めました。

退院に向けての外泊は


たくさんのことが怖かった


眠れないんじゃないか

咄嗟に自殺してしまうんじゃないか


息子のことは見れるだろうか

入院前はミルクもあげられなかったのに…



高いマンションを見ては

あそこはオートロックをくぐり抜けられるだろうか(飛び降りのため)

包丁を見ては1発で死ねるのは

どこを刺すべきか


そんな気持ちが舞い戻って来るんじゃないかと不安になった



帰っても

料理は出来なかった

包丁が怖くて握れない



ただただ息をして

1泊が過ぎるのを待った



そうやって少しずつ成功体験を積み重ねていく以外方法がわからず

急に

「もう超元気ー!何でも出来るー!」

とはならないんだな

と自分の不安定さを思い知った




当時の旦那は我関せずで

どこかでご飯を食べて帰ってきて

イビキをかいて寝ていた



この人は

病まないだろうな…とだけ思った



ブログを読ませて頂いた方の中には

配偶者がとても理解があり病気について勉強してくれるほどの方もいて


私は

とても羨ましいなと思ってしまう



主治医は「病識が重要」と言うけど

世の中は精神障害に冷たい

要するに理解がない


車椅子の方が「こんな生き方がある!」と発信してテレビで取り上げられたりはよくあるのに

精神疾患を持ってる方が自分をさらけだしても(芸能人など)、何となく「変な人」とされてしまうのが現状な気がする


結局「隠したいこと」「さらけだせないこと」「自分でも認めたくないもの」になってしまう



確かに

目に見えないものなので

2度目入院時の主治医曰く「なんちゃって鬱」を演じて休職したがる人もいるらしい(その病院では診断書はかなり厳しいが、街医者では利益のためなんちゃってでも診断書出たりはするだろねーと)

いや、本当に、そんな人がいるから変な目でみられるなら

マジでやめてほしい

と思った




でも私も

同じ双極性障害でも

それで今苦しんでいる人の独特の辛さは

わかっていないのかもしれないな

と今は思ったり



私の体験談が

誰かの役にたてば良いのになとは思っています