🌸 カトマイ&佐伯ひかりの問答編

◆【研究室・夕方】
ホワイトボードの前でカトマイがペンを回しながら話し始める。
カトマイ
「ひかり、今日は“赤字国債”という創作言語の正体を暴くわよ。」
ひかり
「創作言語? ニュースで毎日聞くのに?」
カトマイ
「そう。経済学には存在しない言葉なの。
国民に“財政危機”を印象づけるために作られた政治用語よ。」
ひかり
「えっ……じゃあ“危ない借金”ってイメージは?」
カトマイ
「完全にレトリック。
国債は民間の資産で、国内で循環する安全資産。
しかも利息は日本国内に戻ってくる。」
ひかり
「え? 国の借金なのに民間の資産なの?」
カトマイ
「国債は政府が発行する“支払い約束書”。
それを持つ民間にとっては“将来お金を受け取る権利”。
だから資産になるの。」
ひかり
「なるほど……銀行や保険会社がいっぱい持ってる理由が分かった。」
カトマイ
「しかも所有者の90%以上は日本国内。
利息は国内に戻る。
海外に流れない。」
ひかり
「じゃあ国債って、むしろ日本経済を回す仕組みなんだね。」
カトマイ
「その通り。
国債は“国内循環型の未来投資財源”。
インフラ、教育、科学技術、防災……全部未来への投資。」
ひかり
「赤字国債って言葉が危険に聞こえるのは、名前のせいなんだ。」
カトマイ
「そう。
建設国債と赤字国債は経済的には同じ。
違うのは“政治的な見せ方”だけ。」
ひかり
「つまり……赤字国債という言葉は、国民をミスリードするための創作言語。」
カトマイ
「その通り。
だから私たちは“言葉の構造”を見抜かないといけないのよ。」
ひかり
「分かった、カトマイ。
今日の話、みんなに伝えなくちゃね。」