突然ですが「一代様」ってご存知ですか?
これは、自分の生まれ年の干支の守り本尊を祀る神社や寺院をお参りして汚れや守護、厄除けなどの祈願をするという民俗信仰のこと。
例えば「寅年」生まれなら「○○神社」、卯年生まれなら「○○寺」という具合に生まれた干支によって、初詣などに行く神様が違うって事なのです
青森県でも弘前市を中心にした津軽地方の一部に今も伝わるもので、お正月になると家族全員分の「一代様」を巡る家族もまだまだ多いという事です。
大家族だと初詣も大変そうですよね
ここ数日、そうした「一代様」を巡る機会に恵まれたのでちょっとご紹介していきましょう
まず最初は来年の干支「寅」
それは、岩木山の麓にある「求聞寺」(ぐもんじ)です
ここに祀られているのが「寅年」の守り本尊である「虚空蔵菩薩」(こくぞうぼさつ)
地元の皆さんからは「百沢の虚空蔵様」と呼ばれています
勿論、境内には立派な寅の像が
ちなみに「虚空蔵様」は丑年の守り本尊でもあります
一枚目の写真の左が「丑」の像、右が「寅」の像なのが分かりますでしょうか?
ここに初詣に来れば、2009年のお礼と2010年の幸せ祈願
どっちもできちゃうって訳です