2025年12月4日の渋谷 | ゲームを積む男

2025年12月4日の渋谷

今日はWii版『428 〜封鎖された渋谷で〜』の発売日でした、2008年12月4日が発売日だったので今日で発売17周年ですね。



『428 〜封鎖された渋谷で〜』はチュンソフト(現スパイク・チュンソフト)が開発してセガから発売になったアドベンチャーゲーム。

当時のセガとチュンソフトはセガサターン向けの『サウンドノベル 街 -machi-』の開発の際に協力していたりドリームキャスト向けの『不思議のダンジョン 風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参!』などの販売をセガが担当していたなどの繋がりがあって、その2タイトルの評価が高かったことからセガが開発資金を提供してチュンソフトがゲームを開発してセガが販売すると言うプロジェクトが2006年から展開されていたんだよね。

そんなセガとチュンソフトのプロジェクトとしていくつかのゲームが発売された後に最後の作品となったのが本作『428 〜封鎖された渋谷で〜』。

同作はタイトル通り渋谷を舞台とした作品としたサウンドノベルとなっており、そこで発生した誘拐事件をきっかけに様々な人物が騒動に巻き込まれていってやがて渋谷全体を巻き込む事件へと発展していくと言うストーリー。

ゲームシステムとしては複数の視点の物語を切り替えながら読み進めていって途中で物語の分岐点で正しい選択肢を選ぶことで他の主人公の物語に影響したりして物語が進んでいくと言う内容。

チュンソフトとセガのコラボするきっかけとなった「街」と同様に舞台が渋谷で実写映像を使ったサウンドノベルと言う共通点があり、実際に428の作中では「街」をイメージさせるネタも含まれているんだけど基本的なストーリーの繋がりは無いかな。

また、「街」では始めから8人の主人公がいてそれぞれの人物が独自の方向でストーリーが展開してその中で選択肢によって他の主人公に影響する内容だったけど、428の場合は最初は2人の主人公の物語から始まるけどそこから物語に登場した人物の視点での物語も始まっていって最終的に一つの結末へと収束していくのが大きな違い。

日常ドラマのようにある意味で淡々としたストーリー展開ながらそれぞれの人物の関連性で物語が広がっていく楽しさのあった「街」とスピード感のある展開で物語が広がって一気に収束していく428では同じ渋谷を舞台とした実写のサウンドノベルながら全く違うプレイ感覚になっていたんだよね。

実写を使ったゲームってのはどうしても日本では売れづらい傾向があったけど本作は高く評価されて当時実施されていたWiiユーザー向けのレビューシステムでも初めて最高評価を得たことで話題になったかな。

その後は2009年にPS3版が後にチュンソフトと合併することになるスパイクから発売されたのを始めとしていくつかのプラットフォームに移植されており、現在もPS4版とSteam版が購入出来るかしら。

また、428の開発の総監督だったイシイジロウさんが現在渋谷を舞台とした新しい実写映像のゲームを開発するプロジェクトを行っているみたいで、そこには「街」や「428」の実写映像の収録に参加したキャストも参加していたりするみたいなのでそちらも楽しみかな。

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人気STG『アーシオン』開発者、「メガドライブ版カートリッジ」が発売前なのにフリマに出回っていると注意喚起。“海外版と言いつつCERO表記”、怪しすぎる非公式品

Earthion(アーシオン)』はエインシャントと言う会社が開発を手掛けてSteamや各種現行家庭用ゲーム機向けに配信されている横スクロールシューティングゲーム。



80年代後半から90年代前半をイメージするドット絵で構築された本作はドット絵ながら派手な演出や熟れたゲームシステムに加えてゲーム音楽の重鎮の一人とも言える古代祐三さんによるサウンドが高く評価されている作品。

エインシャントはそんな古代祐三さんが代表を務めている会社で80年代より様々なゲーム開発を行っており現在もダウンロード配信をメインに小規模ながら評価の高いゲームをいくつかリリースしているかな。

アーシオンの最大の特徴はそんなエインシャントのゲーム開発ノウハウの集大成とも言える部分で「メガドライブ」の実機でゲームを開発してそれをエミュレーションにて現行機向けに遊べるようにしたことかな。

だから発表当初は実際のメガドライブで動作するカートリッジが用意されていたし、来年には「MD互換機向け」と言う名目で実際のメガドライブ本体で動作するカートリッジも発売される予定担っているみたい。

なんだけど、その前に何故か実際のメガドライブで動作するカートリッジが出回っているみたいでそれは正式版じゃないとしてエインシャントが注意喚起しているみたい。

おそらくはすでに配信済みのバージョンを解析した人がそこからメガドライブ版のデータを抜き出してカートリッジに書き込んだものが出回っていると思うんだけど、エインシャントの利益とかを考えれば当然正式なバージョンが出るまでちゃんと待つのが大事じゃないかしら。

当時のメガドライブの容量では出来なかったゲームだけにそれが実際に動作するのは楽しいだろうし実際に動作するか見てみたいて気持ちはわかるんだけどねぇ。

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「『クロノ・トリガー』はもっと評価されるべき」と、なぜか『アウター・ワールド2』のディレクターが熱弁。“肝心な部分”が過小評価だとして

『クロノ・トリガー』は1995年に旧スクウェアから発売したスーパーファミコン向けのRPG。

ファイナルファンタジーの生みの親である坂口博信さんとドラゴンクエストの生みの親である堀井雄二さんがタッグを組んで開発の指揮を行いキャラクターデザインにはドラゴンクエストでおなじみの鳥山明先生が担当していた「ドリームプロジェクト」として話題になったよね。

ファイナルファンタジーシリーズに通じるドット絵のグラフィックにタイムトラベルをテーマとしたストーリー展開や様々な時代や世界観で出会う魅力的なキャラクターなど高く評価された作品になっており今でも根強い人気のある作品なんだよね。

そんな同作だけど『アウター・ワールド2』のディレクターが「レベルアップとかを最小限でもストーリーを進行することが出来る」と言う部分があまり評価されてないとしてそこも評価するべきだと熱弁しているのが話題になっているみたい。

『アウター・ワールド2』は2019年に発売したSFRPGの続編で今年の10月に発売されたばかりのタイトル、Falloutシリーズにも関わっていた開発会社が手掛けた作品で豊富な選択肢によってストーリーが様々な変化をする楽しさとかあったかな。

クロノ・トリガーも選択肢などによってストーリー展開が様々に変化する作品でありそれを楽しむ為にクリアデータを引き継いでプレイする機能なども搭載されていたんだけど、アウター・ワールド2のディレクターはそうしてストーリーを楽しむためのシステムが整っていたことが評価されてないって思いなのかな。

RPGにおけるレベル上げってのはそれ自体が楽しいと感じる人もいればストーリーを楽しむための足かせと考える人もいて賛否あるのはたしか、今の時代だとゲームも多様化して使える時間も減っているからこそレベル上げに時間を使いたくないって意見も増えているのもあってどちらかと言えば否定的な意見も多いのかも。

だからこそそうしたレベル上げで無駄に時間を浪費しないゲームを評価したいって傾向があるのかもなぁ。

自分はレベル上げの作業は好きだけど、確かにそれだけだと広がりがないってのもわかるしねぇ。

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【RAM RIDER】なに? Switch2を手に入れた? ならば「シャインポスト」をプレイしろ!

『シャインポスト Be Your アイドル!』の楽曲提供に参加した人による同作をおすすめするコラム。

『シャインポスト』は2022年頃にコナミが発表して展開したメディアミックスプロジェクトでアニメを中心として小説や漫画にリアルライブとゲームと展開する計画で始まったアイドル作品だったんだよね。

アニメは高い評価を得たんだけど放送当時は他の話題作があった上にアイドルアニメが飽和状態だったこともあって評価の割に目立たなくて埋もれてしまったのがあって、ゲームは当初モバイル向けに予定されていたけど開発途中でストップしていたんだよね。

そんなモバイル向けに作っていたゲームは途中でコンソール向けにしたほうが良いと方針変更してそれをSwitch 2の本体ロンチタイトルとして持ってきたことで改めて話題となって、発売直後の実況プレイで話題になったり実際に歯ごたえがあるけど達成感のあるゲームの評価によってプロジェクトが再評価されてアニメとか改めて視聴する人がいたりバーチャルライブも開催されて来年にはリアルライブも改めて実施されたりとするんだよね。

Switch 2も中々手に入らない状態だったけど今ではだいぶ手に入りやすくなったことで今からでもシャインポストのゲームをプレイすることが可能じゃないかしら。