2025年12月2日のたまご | ゲームを積む男

2025年12月2日のたまご

今日はファミコン向け『半熟英雄』の発売日でした、1988年12月2日が発売日だったので今日で発売37周年ですね。



『半熟英雄』は旧スクウェアから発売されたシミュレーションゲーム。

ファンタジーながらコミカルな世界観を舞台にプレイヤーの王国が様々な理由で敵軍と戦うことになり勝利を上げていく内容。

ゲームは基本的にリアルタイムで進行することになりプレイヤー側は主人公を含む自軍の将軍に侵攻や防衛や散策などの指示を出して相手軍の動きを見ながら随時その指示を変更しつつ自軍側を守りつつ相手側を倒していくことになるかな。

自軍と敵軍がぶつかると戦闘シーンになりまずはお互いの将軍とその配下同士のバトルとなるんだけど、条件を満たすとそれぞれの将軍が持つ「エッグモンスター」を召喚してその強力な力で相手を撃破していくことになる。

当然ながら敵側もエッグモンスターを持っているので状況に応じてエッグモンスター同士の対決になる場合もあって、そのエッグモンスターは将軍ごとに違ってきて能力にも差があるので将軍自体の力かエッグモンスターの能力かよく見定めて攻略していくことになるかな。

コミカルな世界観ながら手応えがあって、何より家庭用ゲーム機向けとしては初めてのリアルタイムシミュレーションゲームとなっていたんだよね、今でこそいわゆるRTSゲームとかは多いんだけど当時は処理能力が高くないこともあって数が少なかったんだよね。

余談だけど本作はドラクエのBGMで有名なすぎやまこういちさんが大ファンを公言しておりそれがきっかけで旧スクウェア側に続編のアイデアを出したりした結果スーパーファミコン向けにリリースされた続編が出ることになったんだとか、もちろんスーパーファミコン版のBGMはすぎやまさんが担当(それ以外のシリーズは植松伸夫さんが担当)。

シリーズとしてはその後はしばらく間をおいてPS2向けに2作品出た他にニンテンドーDSの初期に本作のスピンオフがリリースされたけど現在はシリーズが途絶えてしまっているかな、RTSが流行っている今こそ復活できるタイトルな気もするけどねぇ。

ーーーーーーーーーーーーー
『都市伝説解体センター』の魅力を解体する! 作り手3人が振り返る

今年配信されたインディーゲームの中で特に話題になった作品と行ったら『都市伝説解体センター』になるかな。

生まれつき「変なものが見える」と言う症状に悩まされていた主人公の少女が訪れた「都市伝説解体センター」と言う組織になんやかんやあって職員として所属することになり様々な出来事の調査と解決を行っていくことになると言う作品で基本はポイントクリック型のアドベンチャーゲームだけど独特なドット絵や世界観にストーリーなどが高く評価されているかな。

本作の開発は墓場文庫と言うインディーゲームの開発グループが行っていて、そのチームが過去に手掛けた作品が集英社ゲームズのイベントで評価されて賞を受賞したことで本作の開発を一緒に手掛けることになったんだとか。

小規模なチームで開発することのメリットは開発者側が出したいと思ったものを実現出来るってのが大きいみたいで、特に本作みたいな作家性の強い作品の場合は小規模だからこそ活きているってのが間違いなくあったかな。

その一方でどうしても小規模だけに開発期間は長くなりがちで、実際に前述の集英社ゲームズのイベントが2021年頃でそこから開発が始まってリリースされるまでに3年近くがかかったって考えると頻繁なリリースが出来ないってのがあるのかな。

本作の場合は幸運にも評価されてヒットしたことで漫画版や小説版など様々な広がりも生まれているんだけど中には評価されてもヒットせずに続編とか作れない作品もあるからね。

ちなみに本作に関してはヒットしたことで当然ながら次の作品も墓場文庫と集英社ゲームズで一緒にやっていきたいと言う考えがあるみたいだけど想定以上のヒットによってまだドタバタしているみたいで実際の企画には着手できてない感じかな。

そう考えると次の作品はまたしばらく先になるんだろうねぇ。

ーーーーーーーーーーーーー
Epic Gamesのティム・スウィーニーCEOが「ゲームストアのAI製タグ表示に反対」意見に同意表明、「将来的にはほぼすべての制作にAIが関与する」

ゲームの開発に生成AIを活用することに関しては様々な意見が出ていて、特にSNSなどではクリエイター側の感情が広がりやすいこともあって生成AIに対して否定的な意見が目立つかな。

そうした意見も踏まえて配信サービスでは生成AIを使用しているかどうかを分別できるシステムが導入されていることが増えていて、PCゲーム配信プラットフォームでもSteamではAIを活用したことを示すタグが表示されるようになるんだとか。

それに対してSteam対抗となるPCゲーム配信プラットフォームを運営しているEpic Gamesの偉い人がそうした表示を行うことに対して否定的な意見を出しているみたいで。

曰く、生成AIはほぼすべての制作に関わってくることになるからAIを使用しているタグや区別も意味がなくなると言うことなんだとか。

実際に近年のゲームの開発が大規模化していることを考えるとその開発規模をどれだけスムーズにさせるかってのが重要なわけで、そうした中で開発を円滑にする為に単純作業を生成AIに肩代わりさせるってのは間違いなく増えていくかな。

特に大手のゲームの場合は生成AIを何かしらの形で使うことってのは増えるだろうし、小規模だとしても例えば翻訳ツールとして生成AIを活用するなんてのはあるかな。

とは言えユーザーの感情としての生成AI憎しみたいな部分は間違いなくあるわけで、ある程度の層別は必要になってくるんじゃないかなぁ。

ーーーーーーーーーーーーー
大手ゲーム企業でAI導入が加速もインディーゲーム界隈では「AIフリー」が新たな売り文句として広まっている

その一方でインディーゲーム界隈では「AIを使用しない」ってことを売りにすることが広がってきているみたいで。

小規模だからこそ生成AIに頼らないってのは分かる話だし生成AI憎しな感情に対しての配慮ってのも出来ている感じ。

ただ、小規模だろうと生成AIを真っ向否定しなくても良い気がするし、今の過剰な生成AI憎しな状況を放置だと技術進歩しないかわからないレベルで使われるかどちらかになっちゃうんだろうけどねぇ。