2025年11月22日の美術館 | ゲームを積む男

2025年11月22日の美術館

今日は初代プレイステーション向け「ナムコミュージアム VOL.1」の発売日でした、1995年11月22日が発売日だったので今日で発売30周年ですね。



ナムコミュージアムは旧ナムコ(現在のバンダイナムコ)が過去に手掛けたアーケードゲームを複数セットにして当時の現行ハードで遊べるようにしたオムニバスソフト。

収録タイトルは『パックマン』『ラリーX』『ニューラリーX』『ギャラガ』『ボスコニアン』『ポールポジション』『トイポップ』の7タイトルで、そのうちのラリーX・ニューラリーX・ボスコニアン・トイポップの4タイトルが今回が初めて家庭用ゲーム機向けに移植された物。

基本的には当時のアーケードゲームを再現する形で作られており画面サイズや向きなどで一部違いが存在するものの基本的にはほぼ完全移植、ポールポジションではネジコンに対応してアナログ操作が可能になっていたりもしたかな。

また「ミュージアム」と言う名の通りにゲームを起動すると美術館を模した3D空間を自由に歩き回るモードがあってそこに展示されている筐体に触るとゲームを起動できたりそれ以外にも当時のチラシや説明書などの資料を閲覧する事が出来たみたい、もちろんそれぞれのゲームを直接起動することも出来たかな。

タイトルに「VOL.1」とある通りに始めからシリーズ化を前提として作られており実際にVOL.5までに加えて「アンコール」が発売されて合計6タイトル発売されて累計で100万本を超えるヒットになったんだとか、ちなみにVOL.1のパッケージには「namco」の「n」が描かれておりそこから「a」「m」「c」「o」と続いていてアンコールには商標登録を表す「®️」が描かれていたんだよね。

古いゲームを当時の現行ゲーム機にまとめて復刻する企画ってのは本シリーズがきっかけで生まれたのもあって、現代にも様々なメーカーが同様のレトロゲームの復刻セットを出している流れを作った立役者と言えるタイトルになったかな。

ちなみにナムコミュージアムと言う名称は旧ナムコが1980年代に実際に営業していた運営していた施設の名称だったんだとか。

ナムコミュージアムはその後も様々なハードで展開されているけれど3Dで構築されたミュージアムを探検する要素は初代プレステ向けのシリーズだけだったかな、その後のシリーズの方が収録されているタイトル数は多いんだけどちょっと味気ないかもね。

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『エクスペディション33』がゲーム・オブ・ザ・イヤー受賞!。脅威の7部門での受賞を果たす。40年以上の歴史と権威をもつ「Golden Joystick Awards 2025」の受賞作一覧

年末が近づいてきたこともあって海外ではゲーム・オブ・ザ・イヤーが開催されるシーズンになってきたみたいで、その先陣となる「Golden Joystick Awards 2025」が開催されたみたい。

で、そこで行われたゲーム・オブ・ザ・イヤーではなんちゃら33こと「Clair Obscur: Expedition 33」が受賞した他にGolden Joystick Awardsでは史上最多となる7部門での受賞を果たしたみたい。

Clair Obscur: Expedition 33は今年の4月末に発売された作品でフランスのゲーム会社が開発してPC及びPS5やXbox Series X|Sにて発売されたタイトル。

「JRPG」への強烈なリスペクトを元に開発されたみたいでそれを意識したゲームシステムになっているけどグラフィックなどは現代のAAAクラスのタイトルと比較しても見劣りしないレベルに達していたのが特徴かな。

発売前のレビューはもとより発売後のユーザーレビューでも高い評価を受けたことで発売から数日で100万本を突破した他に現在までに累計で500万本まで突破しているかな。

海外のゲーム・オブ・ザ・イヤーはいわゆるAAAクラスのタイトルが受賞する傾向がかなり高いんだけど本作もそうしたAAAクラスに匹敵するグラフィックだったりしたのが大きかったかな、それに加えてゲーム自体の評価もあるしライバルが不在だったことも大きくてノミネート段階で対象部門の多さからGOTYの筆頭と言われていたんだよね。

大手メーカーの作品ではない作品がこうして高い評価を受けているのは素晴らしいことではあるんだけど、逆に考えると大手メーカーが高く評価される作品をリリースできなかったってことも表しているのがあるかな。

もちろん様々な作品が出ているんだけどどれも賛否が大きかったりしていたのもあったみたいだしねぇ。

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「私が泣いた最後のゲームだ」―『Clair Obscur: Expedition 33』の開発者、『ロストオデッセイ』について海外メディアに熱く語る

そんなClair Obscur: Expedition 33の開発者が海外メディアのインタビューにて最後に泣いたゲームとして「ロストオデッセイ」の名前を上げた事で同作が改めて話題になっていたみたい。

「ロストオデッセイ」は2007年にマイクロソフトからXbox 360向けに発売されたRPGでプロデュースやゲームデザインをファイナルファンタジーシリーズの生みの親として知られる坂口博信さんが手掛けており開発も坂口さんの会社であるミストウォーカーが中心となって開発した作品、キャラクターデザインは「スラムダンク」や「バカボンド」などで知られる井上雄彦さんが手掛けている他にサウンドは坂口さんを長くタッグを組んでいる植松伸夫さんが手掛けたのも有名かな。

魔法と機械文明がミックスしたような世界観の世界を舞台に主人公は不老不死の体を持って外見年齢は30歳前後ながら記憶を失っている男性であるカイル、物語は王国の傭兵としてとある戦に参加していたカイルがそこで発生した大災害に巻き込まれながらも不老不死などで生き延びた事で始まっていく内容かな。

物語を進めていくなかでカイル自身が1000年の時の中で出会ってそして別れた人たちとの記憶が述べる形式で語られていき、その演出は賛否あったけれど泣ける内容として高く評価されていたかな。

当時のマイクロソフトはXbox 360を日本でもヒットさせるためにRPGへ力を入れていた事があってロストオデッセイもそうした流れの中で開発されたものだったんだけど残念ながら盛り上げきるまでには行かなかったのがあったんじゃないかしら。

海外ではいわゆるオープンワールドではない部分や少し古い感じのあるゲームシステムが批判されていたんだけどあとから再評価されていった作品でもあったんじゃないかしら。

ロストオデッセイはXbox Oneの互換対応によって現行のXbox Series X|SでもプレイできるようになっておりそこではHD画質でプレイできるんだけど流石に18年前のゲームだけに古い部分は目立つだけに今回のClair Obscur: Expedition 33の開発者の発言は改めて同作のリマスターを望む声が出た感じかなぁ。

とは言え坂口さんやミストウォーカーは現在も活動しているものの大作志向から少し外れてしまっているのもあるしロストオデッセイ自体は大きくヒットしなかったこともあったので中々リマスターは難しいのがあるかもなぁ。

ちなみに個人的にミストウォーカーの過去タイトルをリメイクやリマスターするならWiiで出たラストストーリーも欲しいなぁ、結構好きだったんだよね。

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カプコンとSNKから懐かしのキャラが登場する「ピクロスS CAPCOM CLASSICS edition」「ピクロスS SNK CLASSICS & NEOGEO edition」が11月27日にSwitchで配信!

Switchで気がつけば多くのタイトルが配信されている「ピクロスS」シリーズにカプコンやSNKとのコラボタイトルが来週配信されるみたい。

ポイントは「カプコンとSNK」ではなくカプコンやSNKとのコラボバージョンがそれぞれ別々にでも同時に発売される事かな。





基本的には両作品の仕様は同一でいつも通りのピクロスの他にデカピクロスや複数のパネルを答えて大きなイラストにするやつとかも搭載、カラーピクロスもあるし問題数も同一かな。

本作ならではの機能としてはタイムアタックを行う機能もあるみたいでじっくり解くだけじゃなく早く解く楽しみもあるみたい。

それぞれのバージョンはアーケードゲームを中心としてカプコンは格闘ゲームのキャラが多くてSNKはNEOGEO時代のキャラが多いんだけどそれ以前のクラシックタイトルもあったり、またそれぞれのゲームのBGMでピクロス出来るのも面白いかな。

他のゲームメーカーとのコラボピクロスとしてはセガや旧ナムコがあったんだけどそれに続く形、ただカプコンとSNKが同時に発売されるってのが面白いよね、やはりカプコンVS.SNKかしら。