2025年11月19日のトラップ | ゲームを積む男

2025年11月19日のトラップ

今日はメガCD向け「ナイトトラップ」の発売日でした、1993年11月19日が発売日だったので今日で発売32周年ですね。



ナイトトラップは元々はアメリカの玩具メーカーであるハズブロ社が開発していたVHSビデオを活用したコントロールビジョンと言うゲーム機向けに開発されていたタイトルだったけど、そのゲーム機が中止になった事で開発していた素材などを流用する形でメガCD向けに変更されたタイトル。

デジタルピクチャーズと言う会社が開発しており海外ではメガCD(海外の名称ではセガCD)と同時に発売されるなど目玉タイトルとして1992年に発売されていたけど日本ではローカライズの関係もあって少し遅れた翌年の発売になったかな。

本作の舞台はアメリカの何処かの湖畔にあるマーチン邸と呼ばれる家で、マーチン一家の他に6人の若者がその邸宅に招待されている状況なんだけどそこに加えてオーガーと呼ばれる黒尽くめの謎の存在が侵入してくると言う状況。

プレイヤーは特殊舞台の隊員としてマーチン邸に仕込まれた監視カメラで邸宅内を監視して若者たちがオーガーに捕まる前にマーチン邸内に仕込まれた罠を利用してオーガーを捕獲や撃退していくのが目的、それ以外にもマーチン一家の謎とかも解き明かしていく事にもなるかな。

監視カメラは8台設置されているんだけどプレイヤーが閲覧できるのはそのうちの1箇所のみ、8つの映像はリアルタイムで進行しているので随時切り替えながらマーチン一家や若者たちの動向を追っていって更にオーガーも把握していく必要があるから結構忙しいゲームなんだよね。

往年のアメリカ的なB級ドラマな雰囲気の映像はどこかシュールな部分もあって、発売当時は実写映像だったこともありショッキングな映像と言われていたけど現在のレーティングに合わせるとCEROのCは指定(15歳以上推奨)の程度なんだよね。

メガCDは動画再生に特化したゲーム機じゃなかったこともあり映像は荒いんだけどそれでも実写映像を活用してそれがゲーム性にも直結しているのは珍しかったかな。

ちなみに日本語訳はセガのスタッフが担当していたみたいで吹き替えを担当したキャストには今でも一線級で活躍する声優が何人も参加していたり。

後に3DOを始めとして多くのハードに移植されたりしたけれど翻訳は別になっており映像自体もゲームオーバー時に特殊部隊の隊長が起こってメガドライブのコントローラーのケーブルを切断するシーンなどがカットされていたりとセガの著作である部分がカットされていたかな、それ以外の映像はハードウェア性能の向上によって画質が向上しているんだけどね。

同作の25周年を記念した頃にリマスター版がPC及びPS4に移植されて後にSwitchにも展開されたけど日本では展開されておらず、日本で正式に遊べる移植版は前述の3DO版とメガドライブミニ2に収録されたバージョンのみかなぁ。

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「新作ゲームをどんどん買う人」「買わずに基本プレイ無料ゲームを遊び続ける人」で二極化が進んでいるとの米国アナリスト分析。“格差”は遊ぶゲームにも反映

現在のゲーム市場が新作ゲームを買う人と新作ゲームを買わずに基本プレイ無料のゲームを遊び続ける人の大きく2つに別れていっていると言うアメリカのアナリストの分析の話。

いわゆる富裕層と貧困層の二極化であり前者はフルプライスのゲームとかは積極的に購入しているんだけど、後者は新作ゲームは基本的に購入しなくて基本プレイ無料のゲームを追加コンテンツを買わずにひたすら遊び続ける事になってるかな。

こうした二極化ってのは日本でもかなり前から進んでいたのがあって、スマホで基本無料のゲームを遊ぶだけってプレイヤーとそれらに課金するし新作ゲームも買ったりするプレイヤーがいる感じになっていたんだよね。

特に基本無料のゲームなんかは一部の高額課金を行うプレイヤーがその他大勢の無料でプレイする人のコストも支払っていると言うちょっと歪な構造になっているんじゃないかしら。

日本ではスマホとかフィーチャーフォン向けの基本無料ゲームはきれいなイラストや人気キャラクターが描かれたカードを手に入れるために課金するプレイヤーが多かったから二極化が早い段階から進んでいたけど海外でそれがようやく広がってきたのはゲーム自体の作りの変化もあるかな。

基本プレイ無料のゲームだとしてもボタンを推すだけとかきれいなイラストが目玉じゃなくて本格的なゲームプレイが出来るものが多かったりきれいなキャラクターでも丁寧に3Dモデリングされていたりしたコストのかかっているゲームが特に中国のメーカーの製品で増えているのがあって。

そうした本格的な基本プレイ無料のゲームが増えたからこそアメリカとかでも二極化が進んでいるんだろうなぁ。

ただ、基本プレイ無料のゲームばかり増えると通常のゲームが埋もれてしまうのもまた事実、そのバランスが悪い方向に進んじゃうと新作ゲームが売れないハードになっちゃうし難しい問題じゃないかしら。

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人気残虐格ゲーがまとめて遊べる『Mortal Kombat: Legacy Kollection』が日本からも買えるので超オススメしたい。注目作品からシリーズの凄さまで徹底解説【特集】

伝説の格闘ゲームである「モータルコンバット」のコレクションタイトルのSteam版が日本でも買えるみたいでそれを踏まえてシリーズを振り返る記事。

モータルコンバットってのはかつてアメリカに存在した「ミッドウェイゲームズ」と言う会社が開発して展開していた対戦格闘ゲームで同社が倒産した後はワーナー・ブラザーズが権利を取得して展開しているシリーズかな。

シリーズ初期の作品は実写映像を取り込んでキャラクターの映像が作られているのが特徴で8人くらいのキャラクターが登場していたかな。

最大の特徴はフェイタリティと言う相手にとどめを刺す時に行われる演出で、相手を燃やし尽くしたり内蔵を破裂させたりと残酷な表現を行っているのは賛否大きかったんだけど本作の目玉として知られるようになり映像表現が3Dになった今でも取り入れられているかな。

日本での正式リリースはスーパーファミコンやメガドライブなどで数作出たけれど残酷表現のお陰で売りづらい事やそもそも日本では他の格闘ゲームが多い事もあってモータルコンバットはそこまで目立てなくて売上も上がらずに現行の作品はほとんど展開されてないんだよね。

日本で遊ぶには海外で販売されているパッケージ版を購入するくらいしかなかったけどSteam版が日本からでも購入できるなら正式に買えるのもあるんじゃないかしら。

長くシリーズが続いている作品だけに映像や残酷表現だけのゲームじゃないからねぇ、どうしてもそこが目立ってしまうのは事実だけど。

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新作ポケモン「8128円」は高い? ゲーム史上「ソフトが異様に高額だった時代」とは

ポケモンレジェンズ Z-AのNintendo Switch 2 Editionの定価が8128円となっているのは高いのではないかって意見が一部であるみたいだけど、最近の日本のフルプライスのゲームは大体8千円前後の価格帯になっているんだよね。

2000年代は6千円前後だったフルプライスは2010年代になると7千円前後になって今は8千円前後と徐々に価格帯が上がっているんだけどかつては1万円を超えるゲームが当たり前だった時代が存在していたこともあったんだよなぁ。

それがスーパーファミコンからプレステやセガサターンに移行する頃に時代で、スーパーファミコンの末期に出たタイトルは1万円を超えるタイトルが多かったのがあったし超大作の「ファイナルファンタジーVI」は1万1千円を超えていたからね。

ただ、そうした価格になっていたのは当時の流通の影響も大きいと言われていて、実際に任天堂のタイトルは7~8千円前後に押さえていたからサードパーティがある程度価格を自由に出来たのもあって価格が上昇していた時代だったんだよね。

プレステやセガサターンがCD-ROMを採用した事でコストが大幅に下がったのもあるし、特にプレステはソフトの価格をある程度制限してたのもあってゲームの価格帯が一気に下がったのは当時の功績の一つじゃないかしら。

今価格が改めて上昇しているのは純粋に開発コストの上昇が大きいから下げられないだろうしねぇ。