2025年9月15日のカガク | ゲームを積む男

2025年9月15日のカガク

今日はニンテンドーDS向け「逆転裁判 蘇る逆転」の発売日でした、2005年9月15日が発売日だったので今日で発売20周年ですね。



「逆転裁判 蘇る逆転」は2001年から2004年にかけてゲームボーイアドバンス向けで展開されてきた「逆転裁判」シリーズの1作目をニンテンドーDSに追加要素を加えて移植したもの。

基本的なストーリーは同じだけどDS向けにタッチパネルで操作する要素が加わった他に画面サイズと解像度が少し拡大しているからそれに合わせて画面範囲を少し引いた構図にしていたりとか、また「蘇る逆転」と呼ばれる追加ストーリーが収録されたのも特徴かな。

「蘇る逆転」は逆転裁判1と2の間にあった事件でシナリオのボリュームは他のシナリオよりもボリュームアップされている他に「カガク調査」と言う現場に隠された証拠を化学薬品などを使って調べだすモードが収録されており、そこではタッチパネルをフル活用したり証拠品が3Dで表現されていたりとかゲームボーイアドバンスでは出来なかった要素が多く入っているかな。

もともとニンテンドーDSはゲームボーイアドバンスの下位互換が搭載されており実際にDSでシリーズ3作品を遊ぶことが出来たんだけど、それでも本作が移植される事になったのはDS向けに発売が決まっていた逆転裁判4に向けての地ならしとシリーズの海外展開に向けてローカライズを行う為だったそうで。

日本版でも日本語と英語が切り替えてプレイできるようになっており、英語版では主人公の成歩堂龍一の名前が「フェニックス・ライト」となっていたり舞台がアメリカになっていたりトノサマンの名前が「スティール・サムライ」になっていたりとかの一部の設定変更はありつつも基本的な流れは同じかな。

また「蘇る逆転」で依頼者として登場したキャラクターは逆転裁判4でも再登場しておりそちらでも「カガク調査」を行う役割を果たすなど4に向けた要素もあったりしたかな。

その後「逆転裁判4」の発売に向けて2や3もDSに移植されたけれどそちらは画面サイズやインターフェースなどは「蘇る逆転」に準じたアップデートが行われているけど追加ストーリーはなかったかな、ただシリーズがすべてDS向けに移植した事で後に発売された派生作品や続編を含めてすべてがニンテンドー3DSで遊べるようになっていたのがポイントかしら。

その後他機種にも展開される際は1から3までをセットで移植する事が多いんだけど当然その中には「蘇る逆転」も収録したDS版準拠の仕様になっている他にシリーズのほぼすべてが現行機に移植されたのでまとめてプレイする事も可能かな。

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『龍の国 ルーンファクトリー』は「ルーンファクトリーの当たり前」をみっちり見直した、だから遊びやすくなった。開発者に『龍ファク』の超進化の裏側を訊いた

Switch及びSwitch 2とSteamで6月5日に発売した「龍の国 ルーンファクトリー」は2006年からかれこれ19年続いているルーンファクトリーシリーズの最新作でありながらも世界観を和風にして大きなアップデートが行われており高い評価で好調な売上を推移しているかな。

そんな通称「龍ファク」はこれまでのシリーズから少し変わった開発体制になりつつも今までのシリーズで培ったノウハウとマンネリを見直した事での新しさなどが両立された作品になったみたい。

初代のルーンファクトリーはもともと牧場物語シリーズの10周年を記念した新展開として「新・牧場物語」と言う新しいシリーズの一つとして作られた作品。

未来世界を舞台とした「イノセントライフ」がPSP向けに発売した一方でファンタジー世界を舞台とした新・牧場物語としてニンテンドーDS向けに作られたのが「ルーンファクトリー」であり、その開発はRPGなどを得意としていたネバーランドカンパニーが手掛けて高い評価を得たんだよね。

その後新・牧場物語の冠が外れてルーンファクトリーとして独立したシリーズとして展開されるようになりDSやその後継機種の3DSをメインとしてナンバリングの4までマーベラスとネバーランドカンパニーの共同開発として作られてきたんだけど、ネバーランドカンパニーが倒産してしまった事でシリーズは大きな転換点を向かえる事になったかな。

ネバーランドカンパニーの元スタッフやシリーズのプロデューサーを担当していた人が立ち上げた会社が開発を担当する形で4や3の移植を行うことになり、更に完全新作の5が発売。

ルーンファクトリー5はパフォーマンス的な問題や不具合等がありリリース当初は賛否両論あったんだけど後のアップデートである程度改善されていて持ち直した事があったりしたかな。

そして次の完全新作としては様々な事情もありマーベラスのみで開発を行うことになったみたいなんだよね、開発が内部になった事でより意見が出やすい環境になったみたいで、その事がシリーズを大きく見直すきっかけに繋がったのは間違いなさそうかな。

今回はSwitch 2やSteamなどのハードウェア性能が高い環境ではじめから遊べるけれど初代Switchでもパフォーマンス上の大きな不都合はないみたいだし、もちろんこれまでのシリーズの良さは残してあるなど新しいルーンファクトリーとして役割を果たした感じがあるかなぁ。

今後もシリーズは続いていくだろうけど龍ファクみたいな和風路線が続くのか、それとも改めて準ファンタジーに戻るかも含めて今回の高評価を継続して欲しいね。

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『ファイナルファンタジーVII リメイク』シリーズ公式、“始まりから最終作まで”マルチプラットフォーム展開宣言。Nintendo Switch 2とXboxでも全作リリースへ

「ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード」のSwitch 2版とXbox Series X|S版の発売が2026年1月22日に発売が決まったことを受けてリメイクシリーズの公式アカウントが今後のリメイクシリーズも完結までSwitch 2やXbox Series X|Sも含めたマルチプラットフォームで展開していく事を改めて表明したみたい。

ファイナルファンタジーVIIリメイクシリーズは1997年に発売したオリジナル版を再構成してフルリメイクするプロジェクトの作品。

大ボリュームだったオリジナル版の細かい部分まで3D化してシナリオも追加要素を加えつつリメイクだからこそ出来るストーリー展開なども加えたストーリーが盛り込まれており3部作として発売する事が発表済みなんだよね。

で、当初はファイナルファンタジーVIIリメイクはPS4独占で発売されておりその後SteamやEpic Gamesストア向けに発売された他に追加要素を加えた「インターグレード」がPS5とSteamとEpic Gamesストア向けに展開されていて、リメイクシリーズ第2弾となる「ファイナルファンタジーVII リバース」が昨年に発売されたんだよね。

リバースも含めて長らくプレステ独占契約が行われいた作品なんだけど、スクエニが大きな赤字を出した事でその方針を撤回して基本的にマルチプラットフォームで展開する形になったわけで。

実際にSwitch 2向けのFFVIIリメイクの開発者インタビューのなかで本作がリメイクシリーズの再スタートと言う思いを強くアピールしていたのがあって、ハードウェア独占にしてしまった事で取りこぼしていたユーザーを改めて獲得したいと言う思いが強いんだろうなぁ。

現時点で「FFVII リバース」のSwitch 2版やXbox Series X|S版は正式発表されてないけど将来的にリリースされるのは間違いないわけで、更にリメイク完結編までリリースされるからハードを変えなくても遊べる形になるかな。

気になるのはその完結編がどの様に出るかって部分、まだ契約が残っていてPS5の先行独占になる可能性は十分ありそうだけど、将来的に他機種で出る事が宣言されている事でわざわざSwitch 2やXbox Series X|Sでリメイク2作を遊んだ人が完結編だけPS5で遊ぶってのは考えづらいからねぇ、データの引き継ぎもあるだろうし。

逆にリバースのSwitch 2やXbox Series X|S版を出すまではリメイク完結編を開発出来る余裕が出来たとも言えそうだけど。

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キーファはどうなる!? 「ドラクエ7 Reimagined」ではシナリオの構成を再編

そんなマルチプラットフォーム展開をファイナルファンタジーよりも先に押し広げていたのが同じスクエニのドラクエシリーズ。

ドラクエ11Sは最初はSwitchのみだったけど後に対象プラットフォームを拡大してその後のリメイク系の作品は基本的にマルチプラットフォームで展開されてきたんだよね。

先日のニンテンドーダイレクトで発表された「ドラゴンクエストVII Reimagined」もSwitch/Switch 2を始めとしてPS5やXbox Series X|SにSteamへと幅広く展開される形かな。



そんなドラクエVII Reimaginedについて堀井雄二さんとスクエニのプロデューサーがその中身について語る動画が公開されていたり。

ドラクエVIIは初代プレステ向けに発売された作品で過去にニンテンドー3DS向けに一度リメイクが実施されていた作品なんだよね、3DS版をベースとしてスマホ向けにも移植されておりそちらは現在も購入が可能な形だけど今回は改めてリメイクする事になったかな。

3DS版では冗長すぎた部分をスムーズにしたり転職システムを見直したりモンスターとの戦闘をシンボルエンカウントにしたりなどしていたんだけど基本的には原作に準じたリメイクだったのに加えて今回の再リメイクでは「再構築」って感じになっていそうでそれを踏まえて「Reimagined」となったみたい。

3DS版以上にシナリオの冗長すぎる部分が見直された一方で新しい追加要素があったり、転職システムも多すぎた職業が整理されており「モンスター職」が廃止された一方で複数の職業を「かけもち」することで幅が広がったりもしているみたい。

また、原作のキャラクターイメージを踏襲したドールを作成してそこからキャラクターモデルを制作するなどのグラフィック面も大きな進化を遂げている感じ。

画面構成とかはドラクエ10や11に準じた形になっている他に原作ではパーティメンバー5人のうちの主人公を除いた誰か1人を「お留守番」にする必要があったのを控えメンバーにするなどの見直しも行われているみたい。

気になるのは記事にもある通り「キーファ」の扱いかな、キーファは主人公の幼馴染であり主人公たちが暮らす島にある唯一の王国の王子だったんだけど物語のなかで自分のやりたいことを見つけてパーティから離れてしまうキャラクターだったんだよね。

前衛で頼りになるキャラクターだったのに唐突にパーティから離れる事で積極的にステータスアップの種を使っていたらそれが無駄になってしまうから「種泥棒」と言う愛称がつけられたりしていたんだけど、3DS版でもパーティから離れた「その後」が語られる追加ストーリーがあった程度だったんだよね。

今回のReimaginedのデラックスパックの特典としてドラクエ11の衣装をキャラに着せるDLCがあるんだけど、その中にはキーファ向けの衣装も用意されているみたいで。

途中で離脱するだけのキャラクターにそうした衣装が用意されているのは何かしら出番が増える可能性があってもおかしくはないんだよねぇ。

6人パーティになるのか、それとも3DS版であった追加ストーリーが拡大されるのか……?