2025年8月9日の来るそ、気をつけろ | ゲームを積む男

2025年8月9日の来るそ、気をつけろ

今日はセガサターン向け「デスクリムゾン」の発売日でした。1996年8月9日が発売日だったので今日で発売29周年ですね。



デスクリムゾンはエコールソフトウェアが開発して販売を行ったセガサターン向けのゲームでジャンルはガンシューティング、プレイヤーは自動的に移動する中で登場する敵を手に持った拳銃で撃退していくのが目的で時間内に撃退出来なかったり打っては行けない一般人などを打ってしまったりするとダメージを受ける形。

1995年に発売した「バーチャコップ」の為に開発されたセガサターン用のガンコントローラーである「バーチャガン」に対応しておりセガサターンでの対応例は2例目になったかな。

本作は良くも悪くも「クソゲー」の代名詞として知られており起動時から奇妙な会社ロゴから始まり妙に印象に残るBGMや独特な雰囲気のあるオープニングムービーから良くも悪くも「ただものではない」と言う印象を持つのは間違いないかな。

ゲーム本編が始まってもなんとも言えないグラフィックに突如として現れる敵や一般人やムササビ(一般人と同じ扱い)があったり一般人を倒してしまうとやる気のない「オーノー」が聞こえたり、それでも妙に手強い難易度で先に進むのも大変だったりと癖の塊のような状況。

せっかくのバーチャガン対応も常に照準が少しズレた状態で展開されるのでそれを合わせるにはプレイヤー側が意図してズレを認識してバーチャガンを構える必要があったりとか、それを合わせる事が出来るのかとオプション画面を見たらサウンドのステレオとモノラルの切り替えだけと言う割り切りっぷりなど細部にわたり悪い意味での凄みを感じさせた作品。

当然ながら当時セガサターン専門誌で行っていたユーザーレビューの評価はぶっちぎりで低く長らく「帝王」とか「デス様」みたいな扱いを受けていたんだけど、その癖の塊のような内容が逆に癖になる人が出てきた事で当時のネットワーク通信であったコミュニティで広がって、インターネットの普及によって知られるようになったかな、実際に業界人からの評価は「怪作」と言う認識で作りたい物の熱量は伝わっていたんだとか。

本作の開発を行ったエコールソフトウェアは元々はCADのシステムなどを作っていた会社でデスクリムゾンは2作目、本作で悪評を広めたかと思ったら逆に注目を集めた事でドリームキャストでは続編となる「デスクリムゾン2」をリリースしておりそちらは珍妙な世界観などは継承しつつもゲームとしての完成度は大幅にクオリティアップしており2をベースとした「デスクリムゾンOX」がアーケードで展開されるまでになっていたり。

またエコールソフトウェアはその後もゲーム開発を継続しており下請けで様々なゲームを開発するなど活動を続けているんだよね、デスクリムゾン発売の20周年のタイミングではトークショーなどのイベントを行ったり音楽CDを発売したりとしていたので来年の30周年でも何かしらイベントをやるかもなぁ。

ちなみに本作を今から遊ぶにはソフトと実機が必要なので遊びたい人は頑張れ。

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非アダルトゲーム『GTA』『セインツ・ロウ』なども削除対象になる恐れ―決済業者の圧力を配信プラットフォーム担当者が話したと海外報道

Steamなどで成人向けアダルトゲームが多数削除された問題はオーストラリアにある人権団体がクレジットカード会社などの決算業者に圧力を掛けてそこからSteamなどのプラットフォーム側に圧力がかかってきた事で発生しているんだよね。

人権団体のイメージ的にいわゆる性的な要素の強いアダルトコンテンツが削除されていっている印象があるんだけどこれが進んだ場合はそれにとどまらない可能性もあるおそれがあるみたいね。

名前が上がっているのはGTAやセインツロウなどのいわゆるクライムアクションと呼ばれる犯罪をテーマにしたアクションゲーム。

暴力表現・残酷表現が強いので日本では18禁の扱いで販売されている事が多い作品だけど当然ながら海外でも子どもには遊ばせない作品として取り扱われているもの。

ただ、これらの作品の売上は性的なアダルトゲームとは比較にならないレベルで多いわけでこれらが取り扱えないとなると配信プラットフォーム側としても大きな痛手になる可能性はかなり高いんだよね。

コンテンツの削除の問題は表現の自由の問題にも繋がっておりそれをどこまで許容するのかってのが削除の有無でもあるんだけど本当に必要なのって正しいゾーニングと子どもに見せられないコンテンツは見せないようにするための仕組みづくりなのかもなぁ。

結局これが駄目、あれが駄目って感じで削除してしてしまてちるとそれが拡大していって削除しなければ行けないものが広がっていくわけだからねぇ。

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ゲームソフトの所有権はどうなる? Switch 2「キーカード」がはらむ問題点

Switch 2のキーカードにかかる問題点についての話。

キーカードはその名の通り「キー」となるゲームカードの事で、見た目は物理ゲームカードと同じなんだけど中身にはゲームを起動する為のプログラムとそのゲームをダウンロードするための案内のみが記録されており実際にプレイするにはSwitch 2をオンラインに接続した状態でキーカードを挿入してソフトをダウンロードしてからプレイする形。

実質的にはダウンロード版としての扱いとなっておりキーカードのメリットは物理的に他社へ貸し出せる事くらいでデメリットとして事前ダウンロードが必要だったり本体ストレージを圧迫したり遠い将来にSwitch 2のダウンロードサーバーが閉鎖されたら遊べなくなる事などがあるんだよね。

その一方でユーザー側ではないメリットとしてはコストのやすさがあって、特にパッケージ版を製造するメーカーとしてはキーカードは全体的な価格を下げる事にも繋がるからそれは間接的にはユーザー側にもメリットになるのかしら。

とは言えデメリットが多い事でキーカードに対して批判的なユーザーは多くて、一部物理カードではあるけど物理的な所持が出来ない事や現時点でのSwitch 2の拡張ストレージを増やす敷居(価格)の高さからSwitch 2ソフトを買うのを敬遠する原因にもなったりするんだよね。

また、キーカードはあくまでもゲームをプレイする為の権利を所有するだけになるのでゲームそのものを所有するわけじゃないって部分はダウンロードと一緒なのでメーカー側の都合で遊べなくなる可能性が出るってのもありえない話じゃないってのが批判点。

批判される事も多いからキーカードじゃない物理パッケージでゲームを提供するメーカーも出てくると思うんだけど、意外だったのは記事で「サードパーティに提供される通常メディアは64GBのみ」とされている事、サードパーティのゲームでもそこまで容量を使ってい作品はまだ少ないのと64GBはコストが高いので必然的にキーカードを採用するパターンとなりその結果が大半のサードパーティのタイトルがキーカード採用になってしまっているんだよね(Nintendo Switch 2 Editionでは初代Switchでも使えるようにする関係上キーカードは採用されないけど)。

ただ今後は64GB以外の容量のSwitch 2用ゲームカードもサードパーティ向けに提供される可能性は高いだろうし任天堂側も批判は認識されているから徐々にキーカードの採用比率は下がっていくんじゃないかしら、ってか下がってほしいなぁ。

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「8番出口 Nintendo Switch 2 Edition」が映画公開と同日の8月29日に配信決定!新たな異変も追加へ

8番出口は映画公開に合わせて何かしらアップデートがあるかと思ったらあった。

あとNintendo Switch 2 Editionも発売されるみたいね。

Switch 2 Editionではグラフィックが向上して異変も確認しやすくなるんじゃないかしら、初代Switch版を持っている人は少額でSwitch 2 Editionにアップグレード出来るのかな、流石に無料じゃないだろうけど。

ちなみに自分が8番出口に感じる最大の異変は「俺達(プレイヤー)はニノじゃない」って事だと思います、いやむしろニノが俺達だった……???