2025年8月8日のつながり | ゲームを積む男

2025年8月8日のつながり

今日はゲームキューブ向け「ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル」の発売日でした、2003年8月8日が発売日だったので今日で発売22周年ですね。



ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクルはファイナルファンタジーシリーズの一つでありクリスタルクロニクルシリーズと言う本編とは少し違った独自の世界観を持ったシリーズの最初の作品となったもの。

命を蝕む瘴気に包まれた世界を舞台にしてその瘴気から命を守るクリスタルがあり、その力を維持する為に必要なミアラの雫を運搬するキャラバンとその若者たちを主役としているのが本作の主な物語。

本作はアクションRPGとなっておりモンスターとの戦闘ではアクション要素がある形となっているんだけど魔法などはコマンド入力で実施する形。

最大の特徴はゲームキューブにゲームボーイアドバンスを接続する形のプレイを採用しておりテレビ画面ではキャラクターを動かしてモンスターと戦ったり攻撃を避けたりしつつ手元のアドバンスの画面で魔法やアイテムなどを選択して使うことで画面をメニューで埋めることなく遊べた事かな。

またアドバンスと接続ケーブルを人数分用意することで最大4人までのマルチプレイが可能となっており他のメンバーをタイミングを合わせて魔法を使うことでより強力な威力を発揮できたりするなどの要素があったかな。

マルチプレイは遊べる環境とプレイヤーが揃えばかなり好評でテレビCMでもそれを推していたけれど当然一人でのプレイも可能、ただ一人プレイだと少し単調で難易度も高めなのがネックだったかな。

本作の世界観は高い評価を得ておりその後も任天堂ハードを中心にクリスタルクロニクルシリーズとして数作品リリースされたかな。

そんな本作の開発の経緯はかなり複雑。

かつては任天堂と協力関係にあった旧スクウェアが初代プレステに参入した際に独自でコンビニ向けにゲーム流通を行うデジキューブを立ち上げたりしていた中でスクウェア内部のスタッフやデジキューブが袂を分かった任天堂と当時の主力ハードである64を批判するような発言をした事をきっかけに任天堂の社長だった山内溥さんの怒りを買い絶縁状他になった事があったんだよね。

その後デジキューブが頓挫して旧スクウェアが経営難に陥る中で任天堂との関係を改善する為に任天堂の社長を勇退していた山内氏が行っていた「ファンド・キュー」の出資を受ける為に旧スクウェアの子会社として初期のFFやサガシリーズでおなじみの河津秋敏氏を代表として立ち上げた「ゲームデザイナーズスタジオ」と言う会社がその出資を受けて「全く新しいファイナルファンタジーを作る」と言う目的で開発したのが本作。

とは言えゲームデザイナーズスタジオは実質的にペーパーカンパニーであり実際の開発は同社の以来を受けると言う形で旧スクウェア本体で開発されていたんだけどね。

また、実際に本作が開発される頃には旧スクウェアは旧エニックスと合併してスクウェア・エニックスとなっており任天堂との関係も改善されていったんだけど本作が旧スクウェアと任天堂の関係改善の第一歩となったのは間違いなかったかもなぁ。

本作は2020年にリマスター版がSwitchやPS4とスマホ向けに発売されておりグラフィックは強化されて演出面もボイスの実装などで強化されているけどゲームバランスの悪さは改善されなかったりマルチプレイがオンライン限定となっていたりとか改悪された部分もあって賛否両論かな、とは言え世界観の良さは変わらないし遊びやすくなった要素もあるのでかつて存在した本シリーズに触れてみるのも良いかも。

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『パイロットウイングス』シリーズの楽曲が「ニンテンドーミュージック」に追加。1990年に初代がスーパーファミコン向けに発売されたスカイスポーツシミュレーションゲーム

Nintendo Switch Online加入者向けにスマホ向けアプリとして提供されている「ニンテンドーミュージック」は任天堂が出したゲームのサウンドがスマホで聴けると言うサービスになっており毎週火曜日に新しい楽曲が追加される事でおなじみ。

そんなニンテンドーミュージックの今週の新規追加楽曲として「パイロットウィングス」シリーズの楽曲が追加されたみたいでシリーズ3作品の楽曲が聴けるようになっているんだよね。

パイロットウィングスは任天堂タイトルの中ではちょっとマイナーな位置づけだけど独特の雰囲気のあるゲームだったかな。

1作目はスーパーファミコンで発売されており発売は1990年12月で任天堂のスーパーファミコン向けタイトルとしては3作目となったもの。

スーパーファミコンの拡大縮小機能をフル活用した作品として開発されておりスカイダイビングにライトプレーンにハンググライダーやロケットベルトと言う空に関係したスポーツをプレイして指定されたポイントを獲得するのが目的の作品だったんだよね。

フライトクラブでレッスンを受けると言う設定なんだけどステージが進むと合間に極秘ミッションとして麻薬シンジケートに囚われた教官達を救うためにミサイルを積んだヘリコプターに乗ってシンジケートの拠点である島を進んで目的地を目指すと言うステージが入りそこで世界観が変わっていたのが特徴だったかな。

で、その後64で続編となる「パイロットウィングス64」が1996年に発売されたんだけどこちらは3D映像やアナログスティックによってスカイスポーツの幅は広がったけどストーリー的な部分は無くなったのがあったりしたかな。

かつてはゲームキューブでも続編が検討された事があったみたいだけど実現せずに2011年にやっと出たのが3DS向けの「パイロットウィングスリゾート」と言う作品、Wii Sports Resortで登場した「ウーフーアイランド」と言う島を舞台にスカイスポーツを楽しむ作品で立体視やMii対応など新しい魅力はあるけどこちらもストーリー性はなかったり。

シリーズ3作品でそれぞれに違った魅力や雰囲気のあった作品だけど楽曲の追加は3タイトルまとめてな感じかな、開発も時代もそれぞれ違っているのでそれぞれの楽曲を聴き比べてみると面白いかも。

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PS4版『原神』のサービスが2026年4月をもって終了へ 以降はPS4版でのログインが不可能に

スマホを中心に展開されPCやPS4/5にも展開されており基本無料ながら本格的なオープンワールドのオンライン対応のアクションRPGとしてアニメ調のキャラクターも合わせて高い人気を得ている「原神」だけど、そのうちのPS4版のサービスが来年4月で終了する事が発表されたみたい。

PS4版のサービスが終了するのは本体の仕様やスペックの関係があるみたいで、ただどちらにしてもPS4自体が既に本体製造が終了しており既に10年以上前のゲーム機になっているから仕方がないのもあるかな。

基本無料ゲームとして定期的なアップデートで新しいアイテムなどが追加されておりゲームのサイズも増加しているんだけどPS4はプラットフォームとしてのサイズの制限があって追加の限界に迫ってきていたのもあるみたい。

今年の9月にソフトの新規ダウンロードが終了してその段階ではダウンロード済みの人のプレイや過去にダウンロードした人の再ダウンロードには対応しているけど来年4月で新規のアップデートが終了してそのアップデート以降ではPS4でのプレイが不可能になると。

継続してプレイしたい人はPS5もしくは他のハードに乗り換える必要があるみたいだけどデータは共有されているので大きな影響はないのかな。

それにしても原神と言えばかつては「Switch版を出す」と言っていた時期もあったけどこの様子なら間違いなく出ないだろうねぇ。

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アニメ調MMORPG「ブループロトコル:スターレゾナンス」が2025年内に日本展開決定

同じような基本無料のアニメ調のオンラインRPGとしてリリースされたけれど正式リリースからまもなくサービス終了してしまったのがバンナムが開発した「BLUE PROTOCOL」と言うゲーム。

で、その世界観などを引き継いだ作品を中国メーカーが開発する事でバンナムからライセンスを取得して実際に海外向けにサービスがスタートしいたけれど日本向けの展開は未発表だったのが年内に正式展開することが発表されたみたいね。

旧作とのデータの引き継ぎとかは無く対象ハードもPCとスマホで展開されるみたいで家庭用はなし。

とは言えかつて遊んだプレイヤーは基本的にPC版が主体だったから問題ないのかな、バンナムでは頓挫してしまった作品が開発元を変えつつも改めて展開されるのは当時プレイしていた人からしたら複雑な気持ちもあるだろうけど再び魅力を感じた世界に触れられるのは嬉しいのかもねぇ。