2025年7月18日のうろおぼえ | ゲームを積む男

2025年7月18日のうろおぼえ

今日はセガサターン向け「リアルサウンド ~風のリグレット~」の発売日でした、1997年7月18日が発売日だったので今日で発売28周年ですね。



「リアルサウンド ~風のリグレット~」は世界初となる「絵のないゲーム」。

ゲームを起動すると画面には一切表示がなくサウンドだけで展開される内容となっておりゲームジャンルは「インタラクティブサウンドドラマ」となっていたかな。

開発と販売を担当したのはゲーム業界の風雲児として知られた飯野賢治氏が率いるワープ、グラフィック主体のゲームが広がっていく事に懸念の意見を上げていた飯野氏がそれのアンチテーゼとしてグラフィックが一切ないゲームとして立ち上げたのが本作だったんだよね。

ゲームは基本的に音声を聴く事で展開していき選択する場面が出たらそれを表す鈴の音がなるのでコントローラーの方向キーで選択肢となる音声を聴いて方向キーを押しながらAボタンを押すことでその選択を選ぶと言う形。

グラフィックが無い代わりに音声部分やストーリーには力を入れており脚本は数多くの人気ドラマを手掛けた坂元裕二氏が担当、サウンドはムーンライダーズのボーカルでありMOTHER1・2のBGMを手掛けた事でも知られる鈴木慶一氏と飯野賢治氏が共同で担当していてキャストとして当時人気ドラマとかに出演した俳優が参加していたりもしたかな。

物語は小学生の頃に同じクラスの女の子ととある約束をしたけれどそれを果たせない記憶を持った主人公が大学生となったある日に付き合っていた彼女が行方不明となった事から始まっておりその中で出会った別の少女や過去の記憶などが入り混じって展開されていくかな。

画面が無い代わりにサウンドによる没入感はかなり高くて登場人物の台詞回しなどは流石人気ドラマなどの脚本を手掛けた坂元氏ならではの旨さもあって物語に引き込まれる一因になったかな、映像がない事で物語の情景は人それぞれ頭に浮かぶのでそれぞれに異なる印象もあるんじゃないかしら。

その一方で若干ツッコミどころのあるストーリー展開があったりしたのと当時の人気俳優が声を担当したから人物の絵が想像しやすいってのはネックとしてあったかな。

何より最大の賛否両論なのは「絵がない」と言う事、コンセプトが尖りすぎていて間違いなく人を選ぶ作品になっていたのは確かかな、当初はリアルサウンドシリーズとしてシリーズ展開も考えていたみたいだけど実現しなかったなぁ。

それでも視覚障害者でも健常者と同じようにプレイできるゲームってのは本作しかなかったので一つの希望になった作品でもあったみたい。

1999年にはドリームキャストにも移植されておりセガサターン版では4枚組だったディスクが2枚組に収まっている他にテレビに空の画像などが表示される事で画面の暗さを抑える事もあったり、セガサターン版・ドリキャス版共にハーブの種が付属しているんだけどそれを育てた人ってどれくらいいたのかしら。

尖りすぎたコンセプトやその後飯野賢治氏がゲーム業界から手を引いていた事もあってゲームとしての復刻はなかったけど昨年に本作をベースとしたオーディオブックが飯野氏が残した会社からリリースされていたり。

オーディオブック版は選択肢はないけれど当時の情景を思い浮かべながら聴き直すには丁度よいかもなぁ。

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『ドンキーコングバナンザ』に登場するドンキーコングの基本デザインは実は一新されていた。実は後から決まった「ポリーン」登場や“気持ちよい破壊”へのこだわりを収めたインタビュー記事「開発者に訊きました」が公開

いよいよ発売となった「ドンキーコング バナンザ」の発売直前に開発者インタビューを行った記事を任天堂が公開していたり。

ドンキーコング バナンザはスーパーマリオオデッセイを手掛けたスタッフが中心となって開発された作品だってのは少し前に判明していたけど今回の記事で改めてそれが明言されていたり。

そんなマリオオデッセイやNintendo Switchそのもののプロデューサーも担当していた任天堂の小泉歓晃さんから「ドンキーコングIPの今後の展開を見据えて、3Dマリオをつくってきたチームで3Dのドンキーコングをつくってほしい」と言う依頼を受けて今回の開発がスタートしたんだとか。

ドンキーコングシリーズは任天堂を代表するクリエイターである宮本茂さんのゲームデザイナーデビュー作として知られる作品ではあるけど「スーパードンキーコング」以降は基本的に外部の会社によって開発されていたのがあったんだよね。

「スーパードンキーコング」は後にマイクロソフトに買収される事になるイギリスのレア社が開発を担当していたし、ドンキーコングリターンズもアメリカの子会社であるレトロスタジオが担当していたり。

その合間に発売されたドンキーコングジャングルビートはマリオオデッセイ開発チームの前身となる東京開発室による作品で小泉さんがディレクターを担当していたけれどそれ以来となる任天堂内作となるドンキーコング作品となったかな。

3Dマリオのスタッフがドンキーコングを手掛けるって事でマリオじゃないドンキーだからこそ出来る事を模索した感じかな、マリオでは出来ない事ってのが強力なパワーを使ったアクションって事でステージのオブジェクトを破壊しまくれる事に繋がったみたい。

また本作は最初は初代Switch向けに開発していたみたいだけどSwitch 2に移行する事で出来る表現が一気に増えたのもあったみたい、インタビュー記事の中で初代Switchでの開発を想定した画像とSwitch 2での実際の画像を比較した画像があるんだけどオブジェクトの数も違うしエフェクトも多かったりと画面の見栄えが大きく違うのがわかったり。

Switch 2への開発に切り替えが検討され始めたのが2021年頃って話だからその頃にはある程度ん仕様が決まっていた感じなのかなぁ。

他にもポリーンの存在ははじめからじゃなくてドンキーが変身する要素が生まれた中で登場する事が決まったりとか気になる話も多いのでゲームを遊びながらチェックしてみると良いかもなぁ。

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ドンキーコングが主役の映画プロジェクトが進行中か 米国の著作権データベースにて情報が発見

そんなドンキーコングの単独主演の映画のプロジェクトが進行している噂があるみたい。

噂の根拠となったのがアメリカの著作権データベースに情報があったから、任天堂とユニバーサル・ピクチャーズの連名で記載されていたみたいで正式発表とかは当然されてないけれど水面下で何かしらの動きがあるのは間違いないかな。

ドンキーコングは「スーパードンキーコング」で一旦世界観が再構築されていてその世界観を元にTVアニメなどが作られた事もあったけど今回の「ドンキーコング バナンザ」でデザインとかがリニューアルされているんだよね。

そのデザインは一足先にマリオの映画やマリオカート ワールドでも反映されていてスーパードンキーコングの頃よりもひょうきんさが強くなっていてより表情豊かになった印象があるんだけど、単独映画が作られるとしたらそれが更に推し進められるのかな。

ドンキーコング バナンザではコレまでよりもストーリー部分が強くなっているみたいだしそうしたのも含めて新しいドンキーコングと言うIPを強くしていくのかもなぁ。

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「Nintendo Switch 2」ゲオがついに先着・店頭販売に切り替えへ。まずは「購入権クーポン」配布制で

そんなドンキーコング バナンザと一緒にSwitch 2を買いたいって人には朗報かな。

これまで抽選販売がメインだったSwitch 2本体の販売がゲオにて先着で行われるみたいで、ただし条件として7月1日までにゲオのアプリに登録が完了していて過去の抽選販売に当選していない事があるみたい。

条件を満たしたユーザーに購入権クーポンが配布されるからそれを店頭で見せる事で購入できるみたい、だから明日の開店早々に飛び込んでも条件を満たしてなければ買えないかな。

もちろん店頭ごとに指定された数量が終了したらクーポンがあっても購入出来ないから欲しくてクーポンが配布された人は開店前から並んでおく必要があるかしら。

とは言え徐々に買えるようになってきたのはあるよね。