2025年7月7日の混沌 | ゲームを積む男

2025年7月7日の混沌

今日はセガサターン向けの「平成天才バカボン すすめ!バカボンズ」の発売日でした、1995年7月7日が発売だったので今日で発売30周年ですね。



「平成天才バカボン すすめ!バカボンズ」は赤塚不二夫氏の人気漫画である「天才バカボン」を原作としたアニメ「平成天才バカボン」を原作とした作品。

天才バカボンのTVアニメはこれまで5つのシリーズが作られているけどそのなかの「平成天才バカボン」は3番目のシリーズとなった作品で1990年に放送されていた作品、放送終了から4年以上経過してからの作品だったんだよね。

本作のジャンルは「落ち物パズルゲーム」となっており同じ色のブロックを別の同じ色のブロックで挟む事で消すことが出来ると言う形で、すでに多くの作品がある落ち物パズルゲームの中でひねりを入れた作品ではあるけど狙った連鎖がやりづらくてランダム要素が高いのが難点。

ストーリーとしては休日にゴロゴロしていたバカボンのパパがバカボンのママの掃除機に吸い込まれて不思議な世界に紛れ込んでしまいそこで同じように紛れ込んだ他のキャラクターたちとパズルゲームで対決しながら脱出を目指すと言う物。

そんな本作の最大の特徴はステージの前などに挿入されるムービーシーン、基本的に対戦するキャラクター事に作られているんだけど全体的にシュールかつカオス、その映像作りも普通のアニメーションだけじゃなくクレイアニメや3Dアニメに劇画調に落書き風など様々、若干強さを感じる部分もあったりしてこれがテレビアニメ放送中だったらNG食らったんじゃないかって心配になる内容だったかな。

キャラクターデザインやキャストなどは「平成天才バカボン」をベースとしているもののシュールさやカオスさなどは原作や初期のアニメに近いと言われているのもあったかな。

開発と販売を行ったゼネラル・エンタテイメントは本作がゲーム業界参入となったメーカーで映像作りなどをメインにしていた会社だったのもカオスな映像の原因だったかも、すでに倒産してしまっているけど。

パズルゲームとしては難点が多いけれどムービーを見るだけでも価値があるされる作品だったかなぁ。

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【GQuuuuuuX完結記念】それは、あなただけのガンダムの正史―『ギレンの野望』はいかにしてファンの夢を補完したか【ギレンって誰よ?】

「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」……ジークアクスは今年の1月に序章となる部分が劇場公開された後に4月から6月に掛けてテレビ放送されていたアニメで機動戦士ガンダムシリーズの一つ。

ガンダムシリーズを手掛けるアニメスタジオのサンライズとエヴァンゲリオンなどで知られるスタジオカラーの共同制作である事が話題となり更には同作がガンダムの初代の世界観を元に「IF」……もしもの世界を描いたことでも話題になったかな。

劇場公開版の時点でIFの世界である事が判明していた中で同じように初代ガンダムのIFを描いた作品として改めて話題となっていたのが「機動戦士ガンダム ギレンの野望」と言う作品。

1998年4月9日にセガサターン向けに開発された作品でセガの関連会社であるCSK総合研究所とゲームアーツが共同で開発を行っていたんだよね。

ゲームジャンルはシミュレーションゲームでプレイヤーは地球連邦軍大将のレビルかジオン公国軍総帥のギレン・ザビのどちらかの立場を選んで作中で描かれた1年戦争を戦っていく事になる形。

タイトルの「ギレンの野望」ってのは本来の作中では悪役として描かれたギレン・ザビを主役の一人としているのと「信長の野望」をかけ合わせたパロディの意味合いもあったかな。

で、そんな同作の最大の特徴はプレイヤーの戦い方次第では原作の物語とは違った歴史を歩むことが出来る事、原作では倒されて死んでしまったキャラクターでもプレイヤー次第では生存させる事が出来るのもあったので当時から根強い人気のあったガンダムの歴史のIFを描けるとして話題になったかな。

シリーズはその後バンダイ傘下の開発会社に開発が移って続編が展開されたけど徐々に評価あを落としていって2011年に発売した作品を最後に途絶えてしまったかな。

シリーズが始まってから27年近くなり、それが途切れてからも14年が経過した中でアニメでIFを描いた作品が出たって事で改めて同じようにIFを描いたギレンの野望が注目を集めたんだろうなぁ。

ジークアクスが初代のIFだったならこのタイミングでギレンの野望を復刻できていれば話題になったかも知れないけど、まぁ一度シリーズが頓挫した作品を復活させる難易度って高いからねぇ。

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「Forza Motorsport」の開発チームは「もう存在しない」と元従業員が証言 マイクロソフトによる人員削減の打撃を受けた模様

マイクロソフトがゲーム関連の部門で大規模なレイオフ……人員削減を行ったんだけどその影響で「Forza Motorsport」の開発チームがほぼ壊滅的な状況になってしまったと言う話が出ているみたい。

Forza Motorsportはリアル志向なレースゲームシリーズでシンプルに言うと「グランツーリスモ」に対抗するために生み出されたシリーズとも言えるかな。

グラフィックや挙動のリアルさだけじゃなくペイント機能やコース取りのガイド表示にミスした時に巻き戻すリワインド機能などを早い段階から実装しておりリアル系レースゲームの中ではグランツーリスモとは別に大きな影響を与えた作品とも言えるもの。

また、本作のゲームエンジンをベースにオープンワールドにした「Forza Horizon」シリーズも展開されておりそちらも高い人気を得ているのがあるんだけど、そうした中で人員削減で開発チームがほぼ消滅状態って話はちょっとショックかな。

Forza MotorsportとForza Horizonはそもそも開発会社が違っており今回の人員削減の影響がHorizon側にあるかどうかは不明だけど、Forza Horizon開発の会社は現在Fableシリーズ新作を開発しておりForza Horizon新作がいつ出るかも未知数なのが心配かなぁ。

ただ、今年に入ってForza Horizon 5のPS5版が発売されたことからも分かる通りグランツーリスモとは競合しない作品はまだ価値が高いからそちらは継続するんじゃないかしら。

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カプコン,PC版「モンハンワイルズ」に批判集まるさなか「カスタマーハラスメント(誹謗、中傷等)への当社対応について」を公開

カプコンがカスタマーハラスメントに対する対応についての声明を発表しているんだけどその背景にはモンスターハンターワイルズのSteam版における不具合の多発による批判が背景にあるみたいで。

モンスターハンターワイルズは今年の2月に発売されたばかりのタイトルだけどPC版の推奨スペックが高めに設定されている他にアップデートで何度も不具合を出したことがあってSteam版のユーザー評価が「圧倒的不評」まで下がってしまっているんだよね。

ユーザーが直接意見を言う場がそうしたレビューだけだったらまだしも、問い合わせなどで不具合に対する批判的な意見を出してしまう人も少なからずあるみたいで、それがカプコンのカスハラに対する声明に繋がったのかしら。

とは言え不具合があるならそれを早く認識して早期の解消を約束するなど素早く動く必要があるってのも間違いないからねぇ、Steamのレビュー爆撃をされている段階で動きが遅いと思われるのは仕方がないかもなぁ。