2025年6月27日のe+ | ゲームを積む男

2025年6月27日のe+

今日はゲームキューブ向けの「どうぶつの森e+」の発売日でした、2003年6月27日が発売日だったので今日で発売22周年ですね。

2001年4月にニンテンドウ64向けに発売した初代「どうぶつの森」とそれをベースにゲームキューブ向け同年12月と早期に移植された「どうぶつの森+」は二足歩行で歩くどうぶつたちが暮らす不思議な森を舞台にやって来たプレイヤーがコミュニケーションを取りながら日々の生活を行うゲームとして非常に高い評価を受けたけどあくまでも日本向けに特化したゲームだったんだよね。

ゲームソフトやゲーム機本体に内蔵されたカレンダーを元にイベントが行われていてそれらは日本の文化に即した内容がほとんどになっていて、海外展開を行う際にそれらを見直す必要があったから実際に64では海外版は展開されずに初めて展開されたのはどうぶつの森+をベースとして2002年に海外で発売されたバージョン。

で、そんな海外版をベースに日本へ逆輸入を実施したのが本作のどうぶつの森e+って事になるかな。

日本版と海外版では発生するイベントの内容が異なっていたから日本からも海外版のイベントで遊んでみたいと言う声が多かったみたいでそれに答える為に開発されたんだけど、当然ながらただ海外版を移植するだけではどうぶつの森+とあまり内容の進化が乏しい為に本作ならではの追加要素が必要となった事から生まれたのが「カードeリーダー+」と言う周辺機器への対応。

カードeリーダー+ってのはゲームボーイアドバンスと接続して使うカードの読み取り機械の事で、カードの側面に2次元コードが印刷されておりそれをリーダーで読み取る事でゲーム内にデータを反映させる仕組み、+ってのはそこにゲームボーイアドバンスとの通信機能を追加したもの。

その通信機能を利用すればゲームボーイアドバンスで読み込んだカードe+のデータをゲームキューブ側で反映させることも可能で、それを利用してどうぶつの森本編へカードに描かれた住人やアイテムを登場させる事が出来たんだよね。

シリーズの今で言うamiiboと似た仕組みが初めて実装されたのが本作で、すでに高くなっていたどうぶつの森シリーズの人気もあって発売されたカードはしばらく品薄になって任天堂からもお詫びのアナウンスがされたりしていたみたい。

そんなカードeリーダー+への対応以外にもメモリーカードスロットに取り付けるSDカードスロットに写真のデータなどを保存出来たりするなどで利便性を向上させたのがポイントだったかな、その一方であくまでも海外版の逆輸入だったから日本版であったイベントがいくつか削除されていたのはあったり。

登場するどうぶつたちの台詞は本作の為に丁寧に見直されていたりするけど日本版にあった要素がいくつか削除されていたりローンなどの支払う金額が上昇していたりとかカードe+や特殊な方法を使わないと手に入らないアイテムや虫・魚がいたのは賛否両論あったかなぁ。

そう考えると後のシリーズへと続いていく要素が本作の時点である程度完成されていたってのがあるんだよね、シリーズとしては「おいでよ」「とびだせ」「あつまれ」と大幅にリニューアルしていくんだけど初代ベースのとしては最後の作品となったのが本作でもあったかな。

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「Nintendo Switch 2」マイニンテンドーストアの第5回抽選では、応募条件変更。“落選者だけ”で絞り込み抽選へ

Nintendo Switch 2は発売からまもなく1ヶ月が経過するけどまだまだ需要に対して供給が追いついておらずネット上での販売は基本的に抽選での販売になる形。

で、任天堂の公式オンラインストアであるマイニンテンドーストアでの販売も基本的に抽選でありその応募にはいくつかの条件が設定されていてこれまで4回実施されてきたんだよね。

条件としては「初代Switchにて無料ソフトを除いたゲームなどのプレイ時間が50時間を超えている」ことと「Nintendo Switch Onlineへの累計加入期間が1年以上かつ現在加入している」となっており実際にSwitchで遊んでいるユーザーを前提としていたんだけどそれでも初回の抽選結果発表前に応募者数が220万人を超えており実際に当選した確率はユーザー調査からすると2割以下とかなり低い当選確率になっていたんだよね。

第1回から第3回までは前回で落選した人はそのまま次回への応募に自動エントリーされる形になっていたんだけど、第4回の当選発表時に次回の抽選は7月上旬を予定しているけど自動エントリーはされずに詳細は追って報告するとされていたんだよね。

そんな第5回の抽選の詳細が発表されたんだけどこれまでの応募条件に加えて更に条件が追加されているのがちょっと話題になっているかな。

追加された条件は「第1回から第4回までの間に応募済みで当選してない」と「ニンテンドーアカウントを一度もNintendo Switch 2と連携させてない」と言う事、つまり第5回から応募する事が不可能でありなおかつ他でSwitch 2で当たった人も対象外になると言う事、まずは220万人にできるだけ均等に本体を届けたいと言う確固たる意志を感じるなぁ。

この条件だと例えば知人や家族が当選したSwitch 2で自分のアカウントも連携させてしまった人は応募条件から外れてしまう事になるので例えば兄弟の分や友人同士なんかでも手に入らないって事になるのがあってそれを不満に感じる人はいるみたいかな。

ただ、初代Switchが「一家に1台」から「一人に1台」へと変わっていったようにSwitch 2はまずは「一家に1台」を普及させることを優先って考えたんだろうなぁ。

あと、第5回の当落発表と発送が9月以上順次となっていて少し遅くなっているんだけどこれは先の分まで生産する予定の本体もまとめて抽選対象にしているみたいで、条件が厳しくなった事とある程度纏まった本体を抽選対象にする事で当選確率を少しでも上げるって考えもあるんじゃないかしら。

当然マイニンテンドーストア以外での販売も継続して行われるだろうし条件に満たない人はそれらに応募する事になるだろうから少しでも欲しい人にいきわたると良いけどねぇ。

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数量限定VR/MR機「Meta Quest 3S Xbox Edition」発表&海外向けに発売―本品だけで「Xbox Game Pass Ultimate」のストリーミングゲームが楽しめる

VR/MRヘッドセットの最大手であるMeta QuestとXboxのコラボバージョンが海外向けに発表されたみたい。



コストパフォーマンスを上げた廉価版のMeta Quest 3Sの128GBをベースにカラーリングをXboxカラーにしており同じカラーのXboxコントローラーとXbox Game Pass Ultimateの3ヶ月分のコードが追加しているみたい。

Meta QuestでXboxクラウドゲーミングに対応しているのでこのセットがあれば追加投資なしでMeta Quest 3SにてXbox Game Passのゲームが遊べる形になるかな。

マイクロソフトとMetaのVR事業とのコラボは以前から行われておりMetaへの買収前のOculus時代の初期のVRヘッドセットにXboxコントローラーを付属していた事もあったし買収後も何度もXboxとの提携が噂されていたりもしたからね。

とは言えゲーム機のXboxとのコラボではなくゲームブランドやソフトウェアとしてのXboxとのコラボになるあたりはソフトウェア企業であるマイクロソフトならではって感じだろうなぁ。

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Access Accepted第829回:口は災いの元。リーダーたちの発言が物議を呼んだゲーム関連の話

「口は災いの元」ってのは良いことわざよね。

言わなくても良い発言をきっかけに交流があった人と不仲になるって事もあるしテレビとかに出ていて好感度の高かった芸能人がSNSなどの発言をきっかけに一気に人気を失うって事も数多くあったりしたからね。

当然企業のリーダークラスの人たちがそうした発言をきっかけに信頼を失うパターンってのも多いわけで、ゲーム業界でもそうした事例ってのは数多いかな。

海外での事例は記事にも色々と書かれているけど日本で特に企業活動に大きな影響を与えていたのは旧スクウェアスタッフの任天堂に対する発言かなぁ。

スーパーファミコン時代までは任天堂と良好な関係を築いていた旧スクウェアはその次世代機となった時にCD-ROMの大容量と安定した動画品質と3Dグラフィックを持つ初代プレステへ軸足を移す事になって人気シリーズであるファイナルファンタジーの7作目を出す事にしたんだよね。

その選択をした頃の任天堂は旧スクウェアがプレステに参入することに対してCD-ROMの大容量を必要としたその選択だったりコンビニを主体とした流通に参入した事をある程度許容していたんだけど、逆に旧スクウェア側のスタッフが当時ROMカートリッジに拘っていたり既存流通を重視した任天堂を小馬鹿にするような発言をメディアで行ってしまった事があり、それに対して当時の任天堂社長だった山内溥氏が大激怒して旧スクウェアを出禁にしたんだよね。

64はプレステより数年遅れで発売したりした事で初代プレステに対して劣勢だったけれどそれでも一定の市場を構築していて、更にはポケモン発売で携帯ゲーム機の市場が確固たるものになったりしていたのに対して旧スクウェアは映画事業の失敗やコンビニ流通の停滞で経営危機に陥っていたんだよね。

その際に旧スクウェアの株主総会だったかで株主から「任天堂に土下座してでも携帯ゲーム機に参入したりコンビニ流通で同社のソフトを取り扱わせてもらえ」と突き上げられた際に「土下座出来るんだったらしている」と返したってのは有名すぎる話。

結局任天堂の社長が変わった事があったりして徐々に任天堂と旧スクウェアとの関係も復旧しつつあったけどそれが戻ったのは旧エニックスと合併した後だったのでかなり長い間断絶して企業活動に影響が出るレベルになったから、まさに「口は災いの元」を体現した話だったんだよねぇ。

頭の中で何を考えているかはわからないけど、とりあえず表に出す発言は気をつけないといけないんだよ。