2025年6月15日の並行移植 | ゲームを積む男

2025年6月15日の並行移植

今日はセガ・マークIII版「ファンタジーゾーン」の発売日でした、1986年6月15日が発売日だったので今日で発売39周年ですね。



ファンタジーゾーンはアーケードで稼働した横スクロールシューティングゲーム、多くのシューティングゲームが特定の方向に自動的にスクロールしてその中で出てくる敵を倒したりアイテムを取ってパワーアップするのに対して本作は左右に自由に移動できてパワーアップも敵を倒すと出てくるお金を集めてショップでアイテムを購入するなどの独自のシステムになっているのが特徴。

また、タイトル通りファンタジー要素の強い世界観や可愛らしさを重視したキャラクターやカラフルなグラフィック、それにHIRO師匠こと川口博史氏による印象的なサウンドなどで高い評価を得ていたのが特徴的かな。

現在は様々なハードに移植されているファンタジーゾーンが始めて移植されたのがこのマークIII版となっていて、開発自体もアーケード版が開発しているのと並行して移植も行われていた事でアーケード版が稼働した1986年の3月頃から約3ヶ月で発売する事になったんだよね。

移植に関しては本作のディレクターがアーケード版の開発者と交流があった事でアーケード版の開発を裏から眺める事が出来たからゲームとしての作りを再現しやすかったってのがあったみたいでそれもハイスピードな移植に役立ったのかな。

ただ流石に当時のアーケード基板とマークIIIでは本体スペックに大きな差があったのでアーケード版の完全再現とはならず、ステージ中に撃破する必要がある基地の数が減っていたりボス戦も背景が消えた状態になったりする他に登場するボスもステージ4と6が差し替えられている形。

それでも通常時のグラフィックはアーケード版と同様にファンタジーでカラフルな雰囲気を再現しておりサウンド面も音源の違いはありつつも独特の良さがあったりして楽しめた作品になっていたみたい、ファンタジーゾーン自体はアーケードでは1作目のみだったけどマークIIIにて独自の続編であるファンタジーゾーンIIが発売されたりと新しい展開を迎える事になったかな。

前述通りファンタジーゾーンは数多くのハードウェアに移植されており1987年にはファミコン版がサンソフトから発売されている他にアーケード版に近いグラフィックを再現したPCエンジン版もあったけどアーケード版の完全に近い移植となったのはセガサターン版まで待つ事になったかな。

ちなみにマークIIIの後継ハードであるメガドライブではファンタジーゾーンは移植されておらず、代わりにサンソフトが開発したオリジナル続編である「スーパーファンタジーゾーン」が発売されたけれど後にメガドライブミニ2が発売される際にファンメイドで作られていたアーケード版をメガドライブに移植したものをベースに作られたバージョンが収録されたり。

現行機ではSwitch向けにSEGA AGESシリーズでアーケード版が復刻していてそのオマケ要素でステージ4と6のボスをマークIII版のものに差し替えた要素があるかな、それ以外ではニンテンドー3DS向けの「セガ3D復刻アーカイブス2」にてマークIII版が立体視対応で移植された他に龍が如く外伝7と8のオマケ要素としてマークIII版が遊べるかな。

ちなみに前述の「スーパーファンタジーゾーン」もNintendo Switch Onlineの追加パック導入者向けのメガドライブで遊べるのでオリジナル版の移植と合わせて遊ぶのも良いかも。

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『スプラトゥーン3』アップデート後は「スイッチ2」で4K/60fps対応。比較動画でわかった歴然とした差

先日に「スプラトゥーン3」の久々の大型アップデートが行われてその中でSwitch 2向けのグラフィック強化の対応もあったんだけど、実際に初代SwitchとSwitch 2で比較した場合に結構な違いが発生したみたい。



スプラトゥーン3のグラフィックはTVモードにてフルHD解像度での最大60fpsでの動作に対応していたんだけど60fpsになるのは基本的にバトル中のみでバトルとは関係ないエリアでは30fpsに落とされていたり場面によっては処理落ちする場面とかもあったんだよね。

それがSwitch 2でプレイする事でTVモードで4K解像度に対応する他にバトルと関係ないエリアでも60fpsで動作したり処理落ちもほぼ無くなったりしているみたい。

Switch向けのゲームをSwitch 2で遊ぶと処理落ちが軽減したりフレームレートが向上するパターンってのはよくあるんだけど、Switch 2向けにしっかり対応させる事で4K解像度にも対応する事が出来るって事なんだよね。

バトル中のフレームレートはともに60fpsなのでその部分では大きな影響は出ないんだけど4K対応によってより遠くのキャラクターを視認出来るようになるので遊びやすさの向上につながるんじゃないかしら。

Switch 2向けのスプラトゥーンは現時点ではスピンオフ作品である「スプラトゥーン レイダース」が発表されているのみでナンバリングの「4」は現時点では未発表。

ゲームの性質から考えるとSwitch 2の本体がしっかり普及したタイミングを狙うだろうししばらくは3とレイダースの両輪でシリーズを支えていく感じになるんだろうなぁ。

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『メタスラ』開発チームが手掛けた“幻のRPG”『妖怪バスター ナビ之介』、お蔵入りから20年を経てNintendo Switchで2026年発売へ。150種類を超える妖怪たちが登場する和風2DピクセルアートRPG

かつてNEOGEO向けに展開されて格闘ゲーム以外の作品として人気のあった「メタルスラッグ」の開発チームが開発を行っていたけど情勢の変化でお蔵入りになっていた作品が2026年に復刻するんだとか。



古き日本の様な世界を舞台に「ナビ之介」と言うキャラクターを主人公に旅をして登場する妖怪と戦ったり仲間にしたりしながら物語を進めていくみたいな、いわゆるポケモンスタイルのゲームだけどメタルスラッグチームならではの書き込まれつつも個性的なグラフィックが印象的かな。

元々はゲームボーイアドバンス向けに開発されていたゲームで、更にはカートリッジにGPSを搭載して実際に日本中をアドバンスを持って歩き回りながらその土地土地で妖怪を見つけて仲間にしていくと言う内容を想定していたけれどGPSユニットの採用じたいが出来なくなって作り直した経緯があったとか。

ただその後にSNKそのものが倒産してしまった事により本作もお蔵入りになっていたみたいで、それが20年の時を経て復刻する形みたい。

開発はSNK時代から行われていた物がベースだけど権利的には別の会社にあるみたいで、その会社の元にかつてのスタッフが集結し開発を継続した形かな。

どこか懐かしい雰囲気と今でも通用する書き込まれたグラフィックは魅力的、ハードは現時点ではSwitchのみを対象としているけど反響次第では他の機種も可能性はあるんじゃないかしら。

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水槽でマッチョを飼う癒し系(?)ゲーム「マチョリウム -Muscle Aquarium Simulator-」Switch版を6月19日に発売



ちょっと何を言ってるのかわからないゲームですね。

水槽の映像は確かに癒やされるけどそこで泳ぐマッチョの存在が癒やしを阻害している気がするんですが気にしたらおそらく負け。

ちなみに昨年にSteamで配信済みのタイトルの移植みたいでSteamでは「非常に好評」となっているみたい、そうか非常に好評なんだ。

開発元は他にも金魚すくいの金魚の代わりに筋肉をすくうゲームを作っていたりするみたいで、そうですにちょっとわからないっすね。