2025年6月11日のプラス | ゲームを積む男

2025年6月11日のプラス

今日はニンテンドー3DS向けの「リズム天国 ザ・ベスト+」の発売日でした、2015年6月11日が発売日だったので今日で発売10周年ですね。



「リズム天国 ザ・ベスト+」はリズム天国シリーズの4作目に当たる作品(アーケード版は除く)。

リズム天国シリーズは音楽プロデューサーのつんく♂氏がよくある音楽ゲームに違和感を感じてもっとリズム感を鍛える事が出来るゲームがあっても良いんじゃないかって思いから企画を考えて任天堂に持ち込んだ事で生まれた作品で、一般的な音楽ゲームによくあるマーカーとかは存在せずにBGMのリズムに合わせて指定された操作を行うことでゲームをクリアーしていく事を重視した作品だったかな。

そんなシリーズの4作目に当たる本作は「ザ・ベスト+」と言うタイトルが示す通りこれまで発売されてきたシリーズに収録されていたリズムゲームを再録したベスト盤と言う位置づけになっており、復刻されたものはグラフィックなどが強化されていて新作も当然収録された形。

操作に関しては基本的に初代からのAボタン・Bボタン・十字ボタンを組み合わせて行うスタイルでオプションからタッチパネルを使った操作に切り替える事も可能だけどDS版であった「はじく」「こする」の操作は非採用、なのでDS版からの復刻リズムゲームは操作が変わっていたりするかな。

前作までからリズムゲーム部分はブラッシュアップされておりクリアー時の評価である採点は前作までが3段階での評価のみだったのがもう少し詳しく教えてくれるようになったり、一度クリアーしたリズムゲームは最初の練習をスキップする事が出来るようになったりプレイ中にやり直したい場合のやりなおしも簡単になったりとか遊びやすくなっているのがあるかな。

新作のリズムゲームのクオリティも旧作と変わらないクオリティを確保しており、旧作の復刻リズムゲームにしてもグラフィックの強化などにより演出面も含めてより楽しめるようになっているかな。

その一方で新規で追加されたストーリー要素はあまり評価が良くなくて、クリアーするだけなら簡単すぎるリズムゲームの難易度や各リズムゲームをごちゃ混ぜで遊べる「リミックス」が登場するタイミングがストーリーのクリアー後になったりとかその数も減っていたりとか、シリーズのファンからするといまいちな部分もあったみたい。

それでもリズムゲームはパーフェクトを狙うと難易度は高くなるし前述通りリプレイ性は向上しているから全体的に遊びやすくなっている形、リミックスも数は減ったけどクオリティは高いのでシリーズの一作としては問題ない作りになっていたかな。

ちなみに本作でもプロデューサーを担当したつんく♂氏は本作の発売前のタイミングで喉頭がんにより声帯を摘出したことを公表しており、実際に本作の開発の後半では声は出せずに基本的に筆談でスタッフとのやり取りをしていたんだとか。

ニンテンドー3DSのニンテンドーeショップの新規コンテンツ購入サービスが終了した事により本作は中古市場で価格が高騰しており新規で遊びづらくなっちゃっているかな。

とは言えリズム天国シリーズの完全新作となる「リズム天国 ミラクルスターズ」が2026年に発売される事が発表済みなのでそちらを楽しみに待つのも良いかも。

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「転売撲滅宣言」を掲げるノジマオンライン、「スイッチ2」転売アカウントを利用停止処置へ―SNS上では「よくやった!」「こういう対応有り難い」

家電量販店の大手であるノジマが自社のオンラインショップで販売したSwitch 2を転売したユーザーのアカウントを特定して利用停止措置を行ったことをSNSで発表して称賛されているみたい。

転売行為は人気のある商品を買い占めて定価よりも高い価格で販売することで差額で儲けようとする行為、本来の商品の流通はメーカーから正規の流通経路を通って正規の販売店で販売されるんだけどその先で更に転売業者が入る事で欲しいタイミングで商品が手に入らずにしかも価格が割高になると言う本来欲しいユーザーからすると全くうれしくない状況を生み出しているんだよね。

そうした転売行為は特にここ数年で増えているのがあって、特にフリマアプリなどが普及したことによって一般の人ですら気軽に転売行為で儲ける事が可能になったのが大きくて問題になっているんだよね。

コロナ禍に入ったあたりからゲーム機が特に海外向けの転売業者に狙われることが増えてそれで品薄になったゲーム機が組織的な転売業者だけじゃなく個人の転売目的でも狙われる事が増えていったかな。

で、Switch 2も残念ながらそうした転売目的の人に狙われる商品になってしまっておりメルカリとか楽天ラクマなどでは任天堂と転売を防止するための取り決めをしたのにもかかわらず発売日になった途端に大量のSwitch 2が出品されている状況になったのがご存知の通り。

ノジマは2023年頃から「転売撲滅宣言」を掲げており、以前から人気商品は抽選販売や事前エントリー制によるシークレット販売などを行っていたりとか、4月ごろにはSwitch 2の転売防止対策を一般から募集するなど積極的な転売防止対策を行っていたんだけど残念ながらそれでもノジマでSwitch 2を購入した人がフリマアプリで転売を行っていたみたい。

ただ、それを特定できた事で該当ユーザーのアカウントを利用停止にする事が出来たみたいで、それを公表した事で称賛の声が上がったと。

じゃあどうやって特定したのかってのはどうやら商品のパッケージに販売証明シールからユーザーを特定することが出来たのかな、フリマアプリでは実際に手元にない商品は販売禁止になっているからそれを回避する為に手に入れた商品画像を喜んでフリマアプリにアップロードしたユーザーを狙い撃ちにした形かしら。

公表した事により悪質な転売屋はアカウント停止を防止する為に該当の販売証明シールにボカシを入れたりする事が出てきそうだけど、告知によってせっかく購入したけど転売すれば儲けになると感じていた人を踏み留めるきっかけになるって判断があるのかな。

本来フリマアプリとかの存在って使わなくなった古いものを必要としている人に売ることでリサイクルになるってのがその役割なんだけど悪質な転売行為の横行によってそのシステム利用料で収益が大きくなったからやめられない状況になているんだろうなぁ。

じゃあLINEヤフーがSwitch 2の出品そのものを当面の間停止にしたのはシステム利用料で得られる一時的な利益よりも積極的に転売を防止すると言う行動そのもので企業イメージをアップできると言う政治的な判断も大きいって事じゃないかしら、実際にメルカリや楽天はかなり悪感情を抱かれているからねぇ。

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「ファイナルファンタジーXVI」Xbox Series X|S版が配信開始!クライヴの過酷な運命を描く「FF」シリーズナンバリング最新作となるアクションRPG

2023年にPS5独占タイトルとして発売したFF16が昨年のPC版の発売に続いてようやくXbox版も発売する事になったみたい。



FF16はクリスタルを巡る国家間の戦いに巻き込まれて祖国や家族を失った主人公のクライズがその復讐のために戦うと言うストーリーで、物語は基本的にクライズ一人の視点で展開されてゲームも本格的なアクションRPGとして構築されているのが特徴。

近年のAAAクラスのタイトルでおなじみのオープンワールド要素はあえて採用せずにストーリーに応じてそれぞれのエリアで物語が展開されるステージクリアー型のアクションゲームに近い構造になっておりゲーム自体も過去にカプコンでデビルメイクライなどに関わっていたスタッフが担当したことで本格的なアクションが楽しめるのが特徴、ただ難易度が高いだけじゃなく様々なフォロー要素によってアクションが苦手な人でもストーリーを楽しめるのもあったかな。

そうした方向性は賛否が大きく別れており重たいストーリーや本格的なアクションが好みな人は評価するもののいつものファイナルファンタジーを求めた人からは否定的な意見も多いと言う尖った作品になっていたのもあったり。

PS5独占にした事で売上も落ち込んでしまったみたいで販売本数は初期に発表した300万本から更新されておらず、名指しこそされてないけれど2年前のスクエニの経営に悪影響を与えた原因の一つになってしまっていたんじゃないかしら。

そんなスクエニは昨年からは基本的にマルチプラットフォームでゲームを展開することを明言しており独占ゲームの象徴だったFF16も発売から2年近く経過してようやくライバルハードのXboxに展開できたって感じかなぁ、とは言え遅きに失した部分は多すぎるんだけどね。

ちなみに同じく独占ゲームの象徴とも言えるFFVIIリメイクに関してもすでに発表済みのSwitch 2版とともにXbox版も発売予定みたい、こちらはリメイクシリーズの完結編が発売前なのでそれまで独占契約が結ばれているかどうかがポイントかなぁ。

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『Gears of War: Reloaded』国内PS5版発売中止…レーティングやプラットフォーム方針により、強烈ゴアが障壁か

一方でマイクロソフトのマルチプラットフォーム展開の一つとしてPS5でも発売が予定されていた「Gears of War」のリマスター版の日本国内でのPS5版の発売が中止になってしまったみたい。

これは独占云々って話ではなくレーティング関連の問題があるみたいで、任天堂とソニーは18歳未満購入禁止のゲームは基本的にCEROのレーティング取得が必須とされているけれどリマスター版Gears of Warはダウンロード専売でIARCでのレーティングを取得しているみたいで、それ故にリリース出来なくなったと。

逆にXboxではIARCでのレーディングでも18歳未満購入禁止のゲームでもリリースできるから問題なく出せるって形。

少し前にSwitch向けのゲームでIARCのレーティング見直しで18歳以上対象になってしまったゲームが販売できなくなり3ヶ月かけてCEROのレーティングを取得し直したって話があったけどもしも国内でリマスター版Gears of WarのPS5版を出すならレーティングの取得し直しになるんだろうなぁ。

Gears of Warシリーズってかなりゴア表現のキツイタイトルってのもあって過去のシリーズでは日本で発売されなかったパターンもあったんだよね、CEROの方針も変わったのか以前ほどゴア表現がキツイタイトルでも修正なしでリリースできることが増えたけど取得費用や世界共通で使えることを考えるとIARCでのレーティングを取得するタイトルはかなり増えたからねぇ。