2025年5月23日のミカド | ゲームを積む男

2025年5月23日のミカド

今日はニンテンドー3DS向けの「真・女神転生IV」の発売日でした、2013年5月23日が発売日だったので今日で発売12周年ですね。



真・女神転生シリーズとしては前作のIIIから約10年ぶりのナンバリング新作となった作品、舞台は「東のミカド国」と呼ばれてヨーロピアンテイストとアジアンテイストがミックスしたような世界観になっているのが特徴かな。

ゲームシステムは前作真・女神転生IIIを継承しつつアップグレードした形となっており3Dダンジョンとプレスターンバトルなどが前作から継承している感じ、その一方で前作では廃止されていたろう・ニュートラル・カオスの3理論が復活していたりと過去シリーズの要素も含まれているかな。

物語の最初こそ今までのシリーズとは違った雰囲気になっているものの物語を進めていくと東京などの真・女神転生シリーズを彷彿とさせる要素が増えていきまた3理論の属性によってのストーリー変化もある感じ。

これまでのシリーズの良い部分を継承しつつ携帯ゲーム機として遊びやすく昇華した作品となったかな。

本作の開発は真・女神転生IIIの開発チームが別れて生まれたチームが主体、メインチームがペルソナ3を始めとしてペルソナシリーズを主体としていくのに対してマニアクスチームと称されたチームによって久々のシリーズ新作として開発されていったかな。

2016年には本作の世界観やシステムをベースとした「真・女神転生IV FINAL」が発売、そちらは真・女神転生IVのストーリー後半の世界観をベースとした続編となっておりシステムは更にブラッシュアップして真・女神転生IVの集大成となったかな。

真・女神転生シリーズとしては初代やIIはNintendo Switch Onlineで配信されていたりIIIがリマスターされてナンバリング最新作のVが現行機で発売されている一方でIVは現時点でリマスターなどが予定されてないのがちょっと残念。

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スクエニとTBSが協業を発表 新規IPはメディアミックス前提か…両社の背景から作品性を考える

少し前にスクエニの決算発表のタイミングと前後して発表されていたのがスクエニとTBSの協業による新規IPを手掛けると言う話。

ゲーム会社であるスクエニとテレビ局であるTBSの組み合わせは意外な組み合わせではあるけどそれ以上に注目なのは既存コンテンツではなくて「新規IP」を作るって部分だったかな。

スクエニはその前の決算で赤字を計上した事があって開発していたゲームの開発中止がいくつか行われたのが話題になったばかり、今回の決算タイミングでもキングダムハーツの位置情報ゲームの開発が中止されたのが発表されていたし。

既存コンテンツを利用することに注力していたスクエニが新規IPを立ち上げようとしているのは粗製乱造による既存コンテンツのブランド力低下を懸念している部分があるのかな、ドラクエとFFなんかは高い人気を持つ作品ではあるけど特にスマホアプリで大量のゲームを出した事でブランド力が薄れてしまった事があったしそのアプリを一気に減らしたのも話題になったかな。

もちろんドラクエやFFはスクエニの屋台骨を支える作品なのは間違いないけどそれとは別に新規IPってのは必ず必要になってくるわけで、それを立ち上げるためのパートナーが必要だったと。

TBSとかのテレビ局も本流である広告収入が落ち込んでいく一方で配信などの拡大によって新規コンテンツが重要になっているのがあって、他のメーカーと組んでのコンテンツ作成は今後の重要な事でもあるわけで。

広告収入が落ち込んでいるとは言えなんだかんだで地上波テレビのプロモーション力はまだ高いってのもあるから、そうしたテレビ局と組んで新規IPを広げていきたいってのがスクエニ側の思惑で、大手ゲームメーカーと組んで配信などでも売れるコンテンツを作りたいってのがTBS側の思惑になるんじゃないかしら。

そう考えると作られるコンテンツはメディアミックス作品になるかな、どんな作品になるかはわからないけどスクエニは書籍部門もあるからそちらも合わせて連動したアニメとかも可能性としてはあるのかしら。

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アーケードアーカイブス版「リッジレーサー」の価格が決定。Switch版も6月5日にリリース決定

Nintendo Switch 2の本体の発売と同時に配信開始する事が発表されているアーケードアーカイブス2のリッジレーサーだけど、同じタイミングでPS5版やXbox版も配信される事が発表されていて、更にはアーケードアーカイブスとしてPS4版や初代Switch版も同日に発売されるみたい。

リッジレーサーは1993年にアーケードで稼働した作品で60fpsの滑らかな動きとテクスチャーマッピングが本格的に使用された背景などで高いインパクトを与えており、1994年の初代プレステの本体同時発売ソフトになった事でも話題になったかな。

アーケードアーカイブス「2」はこれまでのアーケードアーカイブスの仕様に加えてオンライン対戦などの要素が加わった上位バージョン、機種間でのクロスプラットフォームは不明だけど価格も少し上がっているかな。

そんな価格はSwitchとPS4版が1500円でSwitch 2とPS5にXbox版が1800円。

ただ、Switch版を買った人ははSwitch 2版が、PS4版を買った人はPS5版が330円で購入できる優待もあるみたい、ただ上のバージョンを買った人が下のバージョンを優待で買える事は無いのは要注意ね。

だからSwitch 2版を買おうって人は先にSwitch版を買っておくみたいなのが良いかもなぁ。

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原作者不在のまま…『ヴァンガードプリンセス』の正当な著作権者をeigoMANGAが自称―日本の裁定制度を根拠に?文化庁も困惑の色「著作権を申請者に移転させる制度ではない」

元ゲーム会社に所属していた開発者が同人ゲームとして開発してフリーで公開されたりイベントなどで販売されていた「ヴァンガードプリンセス」と言う格闘ゲームがあったんだけど、その権利関係で色々と揉めているみたい。

原作者は続編の開発を発表していたけどその後音沙汰が無くなっていて現在は消息不明、その一方で海外のメーカーが英語ローカライズした作品をSteamで配信しており日本の著作権に関するとある制度を根拠に同作の著作権を主張し始めたんだとか。

その制度は著作物の権利者が不明な状態の際に限定的にそのコンテンツを利用する事が出来るってのがあって、その制度を利用して復刻したゲームもあったんだけどあくまでも著作者が不明の際に限定的に復刻出来るのであって著作権そのものはあくまでも原作者に帰属するんだよね。

ちなみにアーケード版も開発されているんだけどそちらもその制度を利用しているみたい。

本当はここでちゃんと原作者が出てきて権利関係が整備されるのが一番良いんだろうけどここまで出てこないって事は難しいんだろうなぁ。