2025年4月24日のドンデン返し | ゲームを積む男

2025年4月24日のドンデン返し

今日はスーパーファミコン向け「ヘラクレスの栄光III 神々の沈黙」の発売日でした、1992年4月24日が発売日だったので今日で発売33周年ですね。



ヘラクレスの栄光IIIはデータイーストという会社から展開されていたRPGシリーズのナンバリングとしては3作目となる作品、シリーズとしてはファミコン向けに2作とゲームボーイ向けに1作品あったので本作がシリーズ4作目かな。

タイトル通りギリシア神話の英雄とされるヘラクレスを中心とした作品で世界観も当然ながらギリシア神話をモチーフとしているシリーズだけどIIIは過去作品との繋がりはないかな。

主人公は記憶喪失の状態で辺境の名もなき村近くに倒れていた青年となりその村の住人の世話を受けている中でとある理由から自分が不老不死である事を知り、なぜ不老不死であるかとか自分が何者であるかを知るために旅に出るというストーリー。

物語の中では同じ様に不老不死である他の人物や英雄ヘラクレスが登場して仲間になるんだけど不老不死を得るのは神が関わっている事になるんだけど、旅の中でその神々が何故か地上の人々に手を差し伸べない事がわかりその理由も主人公たちの不老不死の理由にも繋がってくる形。

ゲームとしてはオーソドックスなドラクエスタイルのRPG、シリーズの第1作はデータイースト特有のおかしな雰囲気の多いいわゆる「バカゲー」と称される部分が多かったけれど2作目以降は比較的真っ当な雰囲気になっていてゲームとしては遊びやすくなっているかな。

パッケージデザインは2作目やゲームボーイ版はデフォルメされたイラストだったのに対してIIIは初代と同様のガチムチ路線になっていたりとか序盤の展開は平凡で若干眠たい展開が続いているのが人を選ぶ部分があったりもしていたり。

ただ、本作の最大の特徴はそのストーリー。

主人公たちの記憶喪失の理由や神々が沈黙する理由を探る中でストーリーに徐々に違和感を感じる部分が増えてくるあたりから一気に物語に引き込まれていくかな。

そうしてとある人物の正体とその現在を知ることで物語はまさに大どんでん返しと言うべき展開を行う事となり一気に変化、最後のエンディングはあっさりとした感じではあるもののキャラクターのメッセージなど深さがあり今でも強く印象に残っている人も多いんじゃないかしら。

「記憶をなくしてプレイしたいゲーム」として語られる事も多い作品なのも最後まで遊べばうなづけるかなぁ。

その一方でネックとなる部分は序盤の退屈さもそうだけど、全体的なゲームバランスが厳しいのもあったり。

プレイヤーたちのレベルに合わせて雑魚敵の強さが変わってくるシステムを搭載した事で難易度が常に高い状態が続いてしまい、更にフィールド移動の速度が遅くてエンカウント率が高い事で常に強い雑魚敵と戦いボスは能力固定なのであっさり倒せてしまうみたいないびつなバランスが発生する事があったんだよね。

そうした苦痛を乗り越えるだけのシナリオではあるんだけどシナリオ以外の部分で問題が多いだけにおすすめしづらいって人もいたんじゃないかしら。

ちなみに本作のシナリオを担当したのは後にスクウェアに移籍してFF7などのシナリオを手掛ける事になる野島一成氏、FF7にも本作と似たテーマがあったりとか共通点のあるシナリオとしても知られているしデータイースト倒産後にシリーズの権利を取得したパオンと言う会社が主導して新作を作った時にシナリオに参加したりといろいろと縁があるかな。

ヘラクレスの栄光IIIのオリジナル版は過去にバーチャルコンソールで配信されていたけど現在は配信終了しており新規で遊べないのが残念、唯一遊べるのがPC向けのプロジェクトEGGかな。



その代わりに携帯電話アプリ向けに移植されたバージョンがG-MODEアーカイブスの形でSwitchやSteamで配信されておりそちらで遊ぶことが出来るかな。

携帯電話アプリ版は容量の都合である程度のダンジョンやイベントが省略されたダイジェスト版となっているけれどゲームバランスは大幅に改善されており移動速度なども早くなって快適に遊べる形になっているのが特徴。

フルに楽しむんだったらもちろんスーパーファミコン版が良いんだろうけどストーリーなどの基本は同じだから当時バランスが厳しくて投げてしまった人もこちらで改めてチャレンジしても良いかもねぇ。

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「Nintendo Switch 2(ニンテンドースイッチ2)」マイニンテンドーストアの抽選販売への応募数は「約220万」と発表。第1回抽選では「相当数のお客様が当選しないことが想定されます」と告知。予想を大幅に上回る需要を受け、今後は生産体制を強化

Nintendo Switch 2のマイニンテンドーストアでの第1回抽選販売の当選者発表の前日に任天堂が公式アカウントにてその応募者数が「約220万人」いた事と、想定を大きく上回る応募者がいた事で「相当数のお客様が当選しないことが想定される」と言う事を明らかに。

マイニンテンドーストアでの応募には有料オンラインサービスであるNintendo Switch Onlineへの加入が1年以上あって更に現在も加入中である事と、トータルのSwitchでのゲームプレイ時間が50時間以上必要と言う条件があったけれどそれでも220万人が応募していたというのが驚き。

ちなみに初代Switchの日本での初回の販売台数が約30万台で全世界でも約150万台だったって事を考えるとその多さがわかるかな、更に日本での初代Switchの予約開始時は比較的余裕で予約できていたからねぇ。

応募がこれだけ多くなったのはその初代Switchが積み重ねた期待値の高さもあるだろうけど日本専用モデルとした事で今の物価高騰の中でも5万円に収まる価格を実現出来た事、更にはマリオカート ワールドみたいな大型タイトルが発売予定されている事に加えて他のタイトルも豊富なのがあるかな。

もちろん普通に本体がほしい人だけじゃなくオークションサイトなどで転売しようとするライト転売目的の人も少なからずいるだろうけど、それでも想定以上の応募者だったんじゃないかしら。

第1回の抽選で落選した人はそのまま第2回の抽選に自動的に繰り越されるのと、今後想定以上の需要に答える為にさらなる本体の増産を進めていく事になるんだけどしばらくは品薄の状態が続くかも知れないなぁ。

PS5などが初期の需要に答えることが出来なくて注目度を大きく下げてしまった事があるからそれと同じパターンを繰り返さない為に事前に多くの本体を生産していたんだろうけど想定が甘かったのか、それとも厳し目に予想していたのにそれを上回ったのか。

いずれにしても早い段階で本体が気軽に買えるようになると良いけどねぇ。

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Switch2、ゲーム取扱店&オンラインショップでの予約受付が本日4月24日より順次スタート

マイニンテンドーストア以外のゲーム取扱店やオンラインショップでの予約受付も今日からスタートしたんだけど落選した人はそちらに申し込む人も多いだろうしこちらも厳しい事になるかな。

マイニンテンドーストアでは抽選応募に一定の条件が付けられていたんだけどほとんどの販売店でそれぞれに条件がつけられていたり抽選になっているのがポイントかな。

販売サイトの公式アプリで受付が行われていたりとか購入に関しても販売店の発行するクレジットカードが必要だったり何かしらの個人情報の紐づけが必要だったりとか。

こうした制限を行うことで自分たちのサイトを普段から利用している人に販売して行きたいってのがあるだろうし、欲を言えばこのきっかけでサービスに加入してもらう事を狙っているんだろうけどもちろん転売対策になっているのも間違いないかな。

とは言えマイニンテンドーストアの時点で220万って考えると他の販売サイトでも同様の厳しさが想定されるんじゃないかしら。

少しでも早く手に入れたいならいろいろな販売サイトに賭ける事になるけど、どうしても発売日に購入したい訳じゃなければ少し待つのも一つの考えかも。

ただ自分は出来れば発売日にほしいけどねぇ。

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PS5版「Forza Horizon 5」&新コンテンツ「Horizon Realms」レビュー

サプライズ的に発表されて驚かれたPS5版の「Forza Horizon 5」の発売が近づいてきたということでレビューが公開。



Forza Horizon 5は2021年にXbox及びPCで発売された作品でメキシコをモチーフとしたオープンワールドを舞台にそこで発生する様々なイベントに参加していく内容。

PS5版は基本的には他機種版と同等の内容となっているけどPS5 Proでグラフィック向上したりとかDual Senseのアダプティブトリガーなどに対応しているなどのメリットがあるかな。

プレイする前にMicrosoftアカウントとPSNアカウントの紐づけを行う事でオンラインプレイが可能になってそこではXbox版やPC版のユーザーともクロスプレイが可能だけどクロスセーブには対応していないので要注意かしら。

PS5版の発売に合わせて過去のレースなどを改めて遊べる新モードが追加されるみたいで、今回のPS5版から新規イベントの開催とかはなさそうだけどユーザーの増加などもあるし発売から3年以上経過したタイトルながら改めて活性化する可能性は高いから既存ユーザーも改めて楽しめるんじゃないかしら。

PS5ユーザーからするとオープンワールドのレースゲームの傑作シリーズと言えるForza Horizonがはじめて楽しめるわけで、グランツーリスモとは違う本作ならではの楽しさを味わえるんじゃないかしら。

Forza Horizonシリーズの開発元は現在Fableの新作を開発しているんだけどForza Horizonシリーズの新作は出ないのかしら、タイミングはそろそろ出てきてもおかしくはないんだけどねぇ。

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非難轟々だった『オブリビオン』約300円の「馬の鎧」DLC…若者には伝わらない?当時と今で変わった価値観

先日サプライズ的に発表されて即日販売がスタートした「The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered」にはデラックス版が存在しているんだけど、そのデラックス版に収録されているとあるDLCがちょっとした話題になっているんだとか。

そのDLCは騎乗する馬の見た目を変えるもので、鎧姿の馬になって一応耐久性も少し上がると言う効果があるもの。

そんなDLCは19年前のオリジナル版の時代では約300円で販売されていた追加コンテンツだったんだけど、馬の見た目を変える程度のものに300円を払うのかってので当時は批判的な意見がかなりあったみたいなんだよね。

ただ、それから19年経過した今で考えるとキャラクターなどの見た目を変えるDLCに300円はよくある価格だし当たり前の様に購入する人が増えていて批判する人は減っているわけで。

19年前と今で価値観が変わった、って言うよりもDLCに関する考えが大きく変わったのが大きいんだろうなぁ。

今では少額課金だとランダムでアイテムが手に入るガチャとかルートボックスが批判されるもので、それらは300円が最低額のパターンが多くてそこから青天井って事になるわけで、300円で確定でアイテムが手に入るんだったら安いってイメージになったんだろうなぁ。

自分が楽しんでいるゲームならより長く楽しむために課金を惜しまないって人も増えたし、もちろんDLCで課金する事ばかりだと批判されるものの傾向としては悪くない方向になっているんじゃないかしら。