2025年4月3日のピープル | ゲームを積む男

2025年4月3日のピープル

今日はファミコンディスクシステム向け「アップルタウン物語」の発売日でした、1987年4月3日が発売日だったので今日で発売38周年ですね。



アップルタウン物語はアクティビジョンからパソコン向けに海外でリリースされていた「リトル・コンピューター・ピープル」をベースにファミコン向けにアレンジして作られた作品でサブタイトルとしてリトル・コンピューター・ピープルの名称もつけられているもの。

画面の中の3階建ての家の中に人が住んでいてゲーム内の時間に合わせて自動的に行動している為、プレイヤー水や食事を与えたり電話をしたりレコードや手紙を与えたりなどのちょっとした干渉を与える事は出来るけど基本的にはそれを眺めるのが目的の作品。

リトル・コンピューター・ピープルでは一人の男性とその飼い犬が住んでいたけれどアップルタウン物語では少女と猫にアレンジされているのが大きな違い、3階建てだったり干渉出来ることは同じだけどプレイヤーが見守るキャラクターが変わることで印象も大きく変わる印象があるかな。

もともとのリトル・コンピューター・ピープルはプレイヤーのPC事にそれぞれ違った人格が生まれると言うコンセプトで作られた作品で、アップルタウン物語もそのあたりは変わらないけれどあまりにもコンセプトが斬新過ぎた事もあって大ヒットには結びつかなかったのがあったかな。

アップルタウン物語の「物語」は「ストーリー」と読むけれど本作にはエンディングがなく、プレイヤーが飽きたら終了って作品だったので達成感のない作品はいろいろな意味で話題になったかも。

ちなみに当時のスクウェアが中心に展開していたDOGブランドのスクウェアとしては第3弾になった作品なんだよね。

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Nintendo Switch 2の詳細が昨日のニンテンドーダイレクトにて公開。

Nintendo Direct: Nintendo Switch 2 - 2025.4.2



先週のNintendo Switchのダイレクトは任天堂の高橋さんが担当していたけれどNintendo Switch 2のダイレクトではSwitch 2のプロデューサーの河本さんとディレクターの堂田さん、それにSwitch 2本体の開発側である佐々木さんの3人が担当した形。

先の本体初公開映像でチラ見せさせていたマリオカートの最新作こと「マリオカート ワールド」から始まって本体の細かい部分の紹介や新機能の紹介、それに発売日の発表からソフトメーカーのタイトルの紹介にマリオカート以外の任天堂タイトルの紹介など様々。

Nintendo Switch 2 を 2025年6月5日に発売

気になる発売日は2025年の6月5日、2ヶ月後の発売となる形で早いと考えるかそうでもないと考えるかは人それぞれ。

ただSwitchのときも2017年1月に行われた発表会にて2ヶ月後の3月での発売が発表されていたので詳細発表の日付から逆算で6月発売を予想していた人はいたかもなぁ、世界各国で行われる体験会の日程からも予想していた人がいたみたい。

ニンテンドーダイレクトの中では本体価格についての発表はなかったけど終了直後に発表されたプレスリリースにて価格も発表。

一般的に発売されるモデルが4万9980円でマリオカートワールドのダウンロード版が付属したモデルが5万3980円とかなり攻めた価格、もちろん既存のSwitchの通常モデルからは1万7千円ほど、有機ELモデルからは1万2千円ほど値上げされているから決して安い価格ではないけれどハードウェアの性能向上とか昨今の円高状況を考えると納得は出来る感じかな。

この価格設定には裏があって一般的に販売されるモデルは「日本語・日本国内専用」となっている事、既存のSwitchやPS5でもそうだけど日本ユーザーに合わせた価格設定が為替の関係で他国よりも安価になる事から日本で購入して海外に輸出する転売業者がかなり多かったからそれを防ぐために価格は抑えるけど日本でのみ使えるようにしたってのは必要な措置なんだろうと。

転売対策としてはマイニンテンドーストアでの抽選販売に参加できる条件もあって既存のSwitchソフト(無料ソフトや体験版を除く)を今年の2月28日までに50時間以上遊んでいる必要があって更にNintendo Switch Onlineに累計1年以上加入していて更に抽選参加時にも加入している事などの措置が取られているのは大きいかな。

もちろんマイニンテンドーストア以外での販売はそうした制限は無いんだけど日本国内専用とすることで少なくとも海外転売は防止できるって考えがあるかな。

ちなみに既存のSwitchと同様に日本語以外でも使える「多言語対応モデル」もマイニンテンドーストア限定であってその価格は6万9980円と日本国内専用モデルに対して2万円ほど割高。

Switch 2のアメリカでの価格は449.99ドルとなっておりこれを為替レートで日本円にすると約6万6500円ほどなのでだいたい近い価格になっているから多言語対応モデルの価格が本来の価格帯って事になるんだよね、7万円は間違いなく高いよねぇ。

そんなSwitchの本体機能に関してはある程度事前に出ていた情報の答え合わせに近い感じ。

新しいJoy-Con……「Joy-Con2」の右側に追加された「Cボタン」は「ゲームチャット」を起動する為のボタンになっているみたいで、ネット越しに他のプレイヤーとコミュニケーションを行う為のボイスチャットなどを行えるみたい。

他のプレイヤーの画面も並行して映しながら遊べるんだけどそのプレイ画面は同じゲームじゃなくてもOKってのが面白いところで、同じ場所に集まってもそれぞれが手持ちのSwitch 2で別々のゲームを遊びながらそれでも会話を楽しむみたいな感覚がネット越しで味わえるんじゃないかしら。

本体と同時発売のカメラを使うと自分の姿を映しながらコミュニケーションも取れるみたいで、それを使った遊びもあったりと徹底的にコミュニケーションを強化している感じ。

コミュニケーションの一貫としては「おすそわけ通信」ってのがあって、Switch 2から他の本体に映像をストリーミング配信しながらマルチプレイなどを遊べる感じで、ストリーミングする画面は同じ画面じゃなくて麻雀とか相手の画面が見えない様にしながら遊べたりもするみたい。

面白いのはおすそわけ通信は既存のSwitchに対しても有効で、親機はSwitch 2である必要があるけど余ったSwitch本体をマルチプレイのために活用したり出来るかな、おすそわけ通信は対応タイトルのみではあるけど将来的にはSwitch 2専用ソフトでもマルチプレイがSwitchと出来るってのがあるかもなぁ。

対応ゲームに関してはこれまでスペックの都合でSwitchで出なかったゲームが出たりとか、Switchではギリギリでフレームレートを抑えたり無理して動かしていたゲームがちゃんと遊べるようになったバージョンで出たりとかあるみたい。

先日のSwitch向けのダイレクトで発表されていたタイトルのSwitch 2バージョンもあったりしてどちらでも遊べるってのはメリットになりそう。

サードパーティの目玉としてはフロム・ソフトウェアの完全新作の「The Duskbloods」があって、こちらはSwitch 2独占タイトルと発表されておりそれが時限独占か恒久なのかはわからないけど任天堂側もかなり力を入れたタイトルになっているのかな。

また、ゼルダ無双の新作も発表されており今度はティアーズオブザキングダムの物語の中で行方不明になっていたゼルダ姫の視点で過去のハイラルの物語が描かれる形となっており初期のシリーズにも繋がっていく「封印戦争」がどの様に描かれていくのか気になるところ。

個人的に驚きだったのはコナミのアイドルゲーム「シャインポスト」で、これはもともとは2022年頃にアニメや小説などを含めたメディアミックス作品として展開されていてゲームだけが延期を続けていたなかで、今年のはじめ頃にスマホ向けの運営タイトルとしての開発から家庭用ゲーム機向けの開発に変更したって発表をしていたタイトルだけどまさかのSwitch 2本体と同時発売にするとは驚きだし、発売時からこうしたジャンルのゲームが出るのも驚き。

任天堂タイトルとしてはJoy-Con 2のマウス機能を活用した車いすバスケットボールをモチーフとしたゲームやドンキーコングの3Dゲームの新作などもあるけど話題が大きかったのは「カービィのエアライド」の完全新作となる「カービィのエアライダー」。

桜井政博さんが自身のYouTubeチャンネルの配信を終えるときの最終回スペシャルにて「某所からの依頼によりマッハで企画を書き上げたゲーム」ってのがそれだったみたいで、桜井さんとしては22年ぶりに関わるカービィタイトルになるみたいで根強い人気のあるエアライドの完全新作と言う事で待ち焦がれていた人も多かったみたい。

様々なタイトルが発表されておりダイレクト以外でも発表されたゲームもあって本体の価格も安いとは言えないけどギリギリまで抑えていて更には転売対策まで行っていたりと万全の体制で発売を迎えようとしている感じがあるかなぁ。

本体の予約に関しては明日にはさらなる情報が出てきて24日頃を目処に行わるみたいなのでとりあえず予約情報はチェックしないとね。

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開発者に訊きました : Nintendo Switch 2|任天堂

Nintendo Switch 2のニンテンドーダイレクトに出演した3人によるSwitch 2開発に関するインタビューも合わせて公開。

Switch 2開発のコンセプトに関しては既存のSwitchがそれまでの任天堂ハードの集大成的な意味合いがあって、そのコンセプトはまだ古びないし無理に新しい要素を加えるよりもそのコンセプトを推し進めようってのがあったみたいかな。

ただ、既存のSwitchは2017年の時点でも少し古い世代のCPUなどを使っていた事もあって本体スペックが足を引っ張る部分が多くて、開発者が新しいアイデアを思いついても本体スペックの関係で実現出来てないってのがあったからそれを底上げするってのを第一に考えたみたい。

だからこそのNintendo Switch 2ってハード名で、当初はSuper Nintendo Switchとかも考えたみたいだけどスーパーファミコンはファミコンの互換はなかったから「2」が一番しっくり来たってのがあるみたいね。

そんなSwitch 2はSwitchと同じNVIDIAのチップを採用しているけどハードウェア的には互換性は無いみたいで、互換性を実現するためにハードウェアとソフトウェアの合せ技で互換を実現させたみたいで。

その互換性チェックの為に1万本以上あるSwitchソフトを一つずつチェックしていると言う途方もない事をやっているのが恐ろしい話。

Nintendo Switch 2 と Nintendo Switchの互換性について

互換性に関しては専用のページが用意されており現時点で問題があるタイトルも告知されているけど現時点で問題があるタイトルもソフトメーカーと共同で対応を検討している感じかな。

ちなみにSwitch 2非対応を明言しているSwitchソフトはNintendo Laboの「Toy-Con 4: VR Kit」のみ、これはSwitch本体を段ボールのVRゴーグルに収める必要があってSwitch 2では本体サイズが違いすぎて対応できないからみたいなので完全な物理的な問題なのよね。

互換性の話以外にも開発者インタビューの中にはおすそわけ通信の仕組みについてWii UのGame Padで使っていた技術が改めて使われていたりとかSwitch開発時の岩田さんの話とかもあって見どころたっぷりなのでまたじっくり読み込んでいくと良さそうね。

Switch 2はようやく発売日と価格も発表されて本格的に展開が始まっていく事になるけど、Switchの様に大ヒット出来るか、それとも「Switchで良い」に収まってしまうのかはこれからだろうなぁ。