2025年4月2日の名探偵 | ゲームを積む男

2025年4月2日の名探偵

今日はファミコン向けの「さんまの名探偵」の発売日でした、1987年4月2日が発売日だったので今日で発売28周年ですね。



「さんまの名探偵」はその名の通り今も人気タレントとして活躍している「明石家さんま」氏が探偵役として登場するアドベンチャーゲーム。

ゲームシステムはポートピア連続殺人事件から始まったコマンド選択や画面の選択によって調査を行っていくスタイルだけど場面ごとを移動する際にはマップがあって直接移動する要素とかあったり。

探偵役のさんまだけじゃなく当時の吉本興業所属の人気芸人が数多く実名で出演しておりその役割も被害者から容疑者に無関係だけど怪しい人など様々、舞台も大阪を中心に芸能事務所やテレビ局に劇場など人気芸人をモチーフにした作品ならではの感じがあるかな。

ゲームとしては堅実に作られた作品で様々な謎解きがある他に合間合間にミニゲームが挿入されておりストーリーを進めるのに必須だったり逆に謎解きのヒントが貰える場面だったりとアドベンチャーゲームの中のスパイスの役割を果たしているかな。

プレイヤーは探偵のさんまの助手としてさんまに指示を与えていく役割なんだけど存在感が薄かったりとか、ミステリーとして一部の謎に疑問が出る部分はあるものの総じて完成度が高くて今でも名作として知られている作品なんだよね。

ただ、最大の問題として本作の開発や発売が実際に登場した人気芸人の大半が知らない間に行われていたって事かな、当時のナムコと吉本興業の契約で作られていたけれど所属タレントは本作が話題になった事で後から知ったってパターンが多くて主役である明石家さんま氏自身もその旨を今でもネタにしている事があったり。

登場した芸人の中にはすでに芸能界から引退していたり鬼籍に入ってしまった人もいる事もあって本作がテレビなどで取り上げられる事もなく、復刻も厳しい作品だろうなぁ。

ソフト自体は出回りが多かったので中古で手に入れてファミコン実機や互換機などで遊ぶ事はまだ出来るだろうけどね。

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『ファイナルファンタジーIX』890万本も売れていた。令和になってから約300万本も上積み

ファイナルファンタジーIXと言えばファイナルファンタジーシリーズのナンバリング作品として9作目にあたる作品で2000年7月に初代プレステ向けに発売したタイトル。

FFVIIで本格的な3Dグラフィックが導入されてから世界観はSFっぽい雰囲気を強くしていてキャラクターデザインもリアル等身をメインにしていた流れから大きく変わってIXではファンタジー色が強い世界観とデフォルメされた頭身のキャラクターデザインなど違うイメージを押し出したのが大きな特徴かな。

初期の作品からシリーズの象徴として扱われつつもFFVIからその存在が薄くなっていたクリスタルが改めて大きな存在として扱われるようになり「クリスタルの復活」をキャッチコピーにしていたのもあったからしら。

その一方でグラフィックの方向性などはFFVIIからの方向性を踏襲しており賛否両論が大きかった召喚獣の演出の長さが見直されていたりパーティメンバーが4人になっていたりと初代プレステ向けに発売されたファイナルファンタジーの最終作と言える作り込みはされていたのもあったり。

そんなFFIXも今年で発売25周年を迎えるって事で記念サイトがオープンしているんだけど、その中で同作の売上が近年に入ってから約300万本を上積みしている事が明らかになったんだとか。

初代プレステ向けにシリーズが移行したFFVIIが大ヒットして、そのヒットの後を受けて発売したFFVIIIもスケールの大きさなどから前人気が高くて大ヒットしたんだけど、その一方でゲームシステムの分かりづらさや行き過ぎた世界観にキャラクターデザインなどが批判されてシリーズの中でも賛否両論の大きな作品となっておたんだよね。

FFIXではそのアオリを受けたのと、同じ年の近い時期にドラクエVIIが発売された事で前作から売上を落としてしまっていたのがあったかな。

それでも今の時代になって売上を積み上げたのは近年になって発売されたリマスター版の存在が大きいかな。

グラフィックをHD化してゲームスピードの向上やエンカウント率の調整など遊びやすくなるオプションを加えたリマスター版は2016年にスマホとPC向けに発売されたのをきっかけに2017年にPS4版が出て、2019年にはSwitchとXbox向けにも発売された事で今は幅広い環境で遊べるようになっているんだよね。

そうしたリマスター版が300万本は売れているってわけで、今のファイナルファンタジーシリーズを踏まえつつも当時の「原点回帰」を目指した本作が再評価されているってのがあるかもなぁ。

ちなみに、今年で25周年になるけど以前に本作のアニメが海外で発表されたけどその進捗はどうなってるのかしらね?

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「ルーマニア」シリーズの音楽ユニット「セラニポージ」が2024年度配信ヒット賞を受賞

かつてドリキャスなどで発売された「ROOMMANIA#203」の為に作られた音楽ユニットが「セラニポージ」。

当時セガに所属していたサウンドクリエイターのササキトモコ氏が中心としてゲストボーカルなどを迎えながら展開されたユニットでROOMMANIA#203とその続編に合わせたアルバムが1作ずつとゲームとは関係ない形でリリースされたアルバムが2作品あったかな。

ゲームは続編の「ニュールーマニア ポロリ青春」が2003年に発売されたのを最後に展開は終わってしまっていて、セラニポージの活動もササキトモコ氏がセガから離れた事でほぼ終了してしまっていたんだけど近年になってその楽曲がサブスクリプションサービスにて配信された事で改めて注目を集めたのがあったかな。

日本だけじゃなく海外でも注目を集めて動画系SNSで使用された事で拡散してそれが昨年度の配信ヒット賞に繋がったんだとか。

かつての名曲がサブスクで配信されたことで海外で注目を集めて日本でも再ヒットにつながるって流れは多いんだけどそうした流れに乗った今の時代のヒットって感じなんだよね。

とは言え今の時代でも通用する楽曲なのも確かなわけで、それは大きな魅力なんだろうなぁ。

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かつてマウスやキーボードに付属していたUSB端子をPS/2コネクタに変換するアダプターの仕組みについてMicrosoftの開発者が解説

今のパソコンのキーボードやマウスの接続はUSBかブルートゥースになるんだけど、USBが普及する前はマウスやキーボードをPS/2コネクタってので接続していたんだよね。

PS/2ってのはもちろんプレステ2ではなく丸い形で中に複数の端子がある構造の端子、マウスが緑色でキーボードが紫色で指定されていたけど基本的な形は同じだったので間違えちゃう事があったんじゃないかしら。

で、USB接続のマウスやキーボードが出始めた頃からしばらくはそれらをPS/2端子でも使えるようにする為の変換コネクタが付属していたんだけど、構造が全く違うUSB端子とPS/2端子を変換する仕組みをマイクロソフトの開発者が解説したんだとか。

変換できた、って言うよりも対応したマウスやキーボードがPS/2端子での接続に対応していただけみたいで、コネクタはデバイスから来る信号を変換していただけみたいで、コネクタそのものにUSB端子のものの信号をPS/2端子向けに変換する機能はなかったみたい、電源の変換コネクタみたいなシンプルな構造だったのね。

だから今の時代のマウスやキーボードにコネクタを使っても動作しないみたいで、古いパソコンを使うためにはキーボードとかもその時代に対応したものが必要って事なんだねぇ。