2025年3月18日のフラット | ゲームを積む男

2025年3月18日のフラット

今日はメガドライブ版「バーチャレーシング」の発売日でした、1994年3月18日が発売日だったので今日で発売31周年ですね。



「バーチャレーシング」は1992年にアーケードで稼働したレーシングゲーム、セガがアーケード向けに開発したMODEL1と言うアーケード基板で開発されておりテクスチャーなどは無いながら細かいポリゴンで構築された3D映像でフォーミュラ1を表現してコースを駆け抜ける作品で映像インパクトから高い評判になっていたんだよね。

そんなバーチャレーシングを当時のセガの家庭用ゲーム機であるメガドライブに移植した作品であるけれど1988年に発売したメガドライブには当然ながら緻密なポリゴンを表現するスペックは搭載されてなかったので今回の移植の為に「セガバーチャプロセッサー」とされる専用のチップをカートリッジに搭載してなんとか移植を実現した作品になったんだよね。

メガドライブ版の開発は家庭用ゲーム機向けのチームがアーケード版のチームの監修や資料提供を受けながら行っておりグラフィックやフレームレートはオリジナルより劣りながらもアーケード版と同じテクニックが使えてスピード感や3D空間の自由な走行が再現された作品になっていたんだよね。

アーケード版の特徴だった4つのボタンによる視点変更も再現されており、更には上下二分割による対戦プレイにも対応と当時の家庭用ゲーム機では最高峰の3Dレースゲームになっていたんだけど1994年末には次世代機と呼ばれる初代プレステやセガサターンが出た事で一気に家庭用ゲーム機のレースゲームの映像表現が進んでいったんだよなぁ。

バーチャレーシングそのものはその後もいくつかのハードに移植されており現行のゲーム機ではSwitch向けに「SEGA AGES」シリーズとして配信されたバージョンがあり、Switchは当時のアーケード版よりも高性能なのでグラフィックはアーケード版を再現しつつも細部はブラッシュアップしてゲーム性はアーケード版の完全移植となっているかな。

メガドライブ版に関しては実機とソフトを購入しないと遊べないけどセガバーチャプロセッサーに使われているコンデンサが劣化する問題があり動作するソフトを探すのが大変かもなぁ。

余談だけど「セガバーチャプロセッサー」はメガドライブ版バーチャレーシングよりも前に発売になったソニック・ザ・ヘッジホッグ3でも使用される予定だったけどチップそのものの開発が遅れた事で使用が中止になりその関係で開発期間が短く最後まで完成しきれなかった事で続きをゲームカートリッジを連結させる事でリリースする形になったのは知られざる話かなぁ。

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『Virtua Fighter 5 R.E.V.O.』発売後ミニインタビュー。Steam版の反響から初の公式グローバル大会「VFOC」まで、開発者が語る今と未来

長年の沈黙を経て再始動の狼煙を上げ始めた「バーチャファイター」、その最初の一手としてSteam向けに配信が行われている「バーチャファイター5 R.E.V.O.」についての開発スタッフへのインタビュー。

バーチャファイターは前述のバーチャレーシングと同じMODEL1で動作するゲームとして1993年にアーケードで稼働した作品で世界初の3Dグラフィックでキャラクターが表現された格闘ゲームとして話題になったんだよね。

MODEL1はテクスチャーマッピングに非対応だったので生のポリゴンで人物は表現されているけどそれまでのドット絵では表現出来なかったリアルな人物の動きは高いインパクトがあり、更には飛び道具や超人的なジャンプをできるだけ廃したゲームシステムはリアルな格闘技のようなイメージもありギャラリー人気もあってアーケードでは対戦シーンが盛り上がったんだよね。

ただ、2006年に発売されたバーチャファイター5を最後にシリーズのナンバリングは止まっており、2021年にはPS4向けにバーチャファイター5の最終バージョンをベースにしたバーチャファイターeスポーツをリリースしたもののそこからまた3年ほど停止してしまったんだよね。

で、2024年にあらためてシリーズの再始動を発表してバーチャファイター5の最終バージョンをベースに改めてバランス調整した新バージョンとして出たのがバーチャファイター5 R.E.V.O.となるタイトル。

ハードウェアメーカーの思惑が左右する家庭用ゲーム機向けじゃなくSteamと言うPC版で出たのも大きなポイントで現在の格闘ゲームのプレイシーンでもSteamが広くなっているから今後の完全新作に向けての大きな流れの一つになりえそうかな。

実際にユーザー層は日本よりも欧米でのユーザーが増えているみたいで、そうしたユーザーからのフィードバックを受けつつもさらなるバランス調整や要素の追加を行っていくみたいかな。

要素の追加としてはより対戦を楽しめるような方向を目指しているみたいで、ユーザーから要望の多いリプレイの充実とかもありそうかな。

更にはバーチャファイターとしては初めてとなる高額賞金もある大会も予定されているみたいで、そうした部分でプロプレイヤーが出てくる事で更に競技シーンとしてのバーチャファイターが盛り上がる可能性はあるんじゃないかしら。

対戦格闘ゲームと言えばストリートファイターや鉄拳などバーチャファイターの前後で人気のあったタイトルが今でも高い人気を得ているんだけどそうした中で唯一シリーズを止めてしまったバーチャファイターはポテンシャルが無いわけじゃなかったわけで、今だからこそ求められている部分も少なからずあると思うんだよなぁ。

それが今回の再始動で改めて注目されるゲームになると良いけどなぁ。

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着脱式キーボード搭載の8.8インチ携帯型ゲームPC「OneXPlayer G1」の国内予約がはじまる

携帯型ゲーミングPCでちょっと変わり種となる製品が日本でも発売されるみたい。

ONE-NETBOOK Technologyは他の携帯型ゲーミングPCのメーカーと同じく中国を拠点としたメーカーで合体変形をメインとしたモデルを多く出しているメーカー。

OneXPlayer G1は見た目は小型のノートパソコンなんだけどキーボード部分が2重構造となっており上部のキーボードを取り外すとそこにゲームコントローラーとタッチパッド式のキーボードが出てくる感じかな。

キーボードを取り付けた状態だったら小型のノートパソコンとして使えるし取り外した状態ならゲーム機として使いやすいってのが面白い部分。

あと搭載するCPUはAMDの最新のものからひと世代前のものに加えてIntelのCPUもあるので選択肢が豊富なのも面白い部分かな、ゲームメインだったらRyzen 7 8840Uで価格を抑えるって選択肢もあるしAIをフル活用したいんだったら上位モデルってのもあるかな。

ただ全体的に価格が高い感じなのは仕方がないかなぁ。

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海外版スーパーファミコン、「古くなるとむしろ動作が早くなる」怪現象が報告される。“ゲーム機若返り”の謎を、コミュニティ総出で大検証

なんかめっちゃオカルトチックな話。

デジタル製品のチップは基本的に劣化すると動作不良になったり遅くなったりすると思うんだけどスーファミはなぜか早くなる要素があると。

ただ、それは劣化によって周波数が若干高速になる事があるのが原因みたいで、数値としては微々たるものだから相当やり込まないと早くなる実感は感じられないんだろうなぁ。

それがRTAとかに影響するかって言われるとそうはなさそうな気もするけど、微々たる差を重視する場合もあるから馬鹿に出来ないんだろうねぇ。