2025年3月14日の外伝 | ゲームを積む男

2025年3月14日の外伝

今日はファミコン向けの「ファイアーエムブレム外伝」の発売日でした、1992年3月14日の発売だったので今日で発売33周年ですね。



同作は「ファイアーエムブレム」の2作目となる作品で時間軸は前作「暗黒竜と光の剣」と「紋章の謎」の間となる話、前作のアカネイア大陸から少し離れたバレンシア大陸と言う場所が舞台となっておりそこは北の邪神ドーマと南の大地母神ミラと言う2柱の神々の戦いによって国が大きく別れて北はリゲル帝国と言う国になり南はソフィア王国と言う2つの国に分かれて年月が経過した時代。

飢饉によって困窮するリゲル帝国がソフィア王国に援助を求めた所を拒絶された事をきっかけに帝国の侵攻が始まった中でソフィア王国の元騎士に育てられた主人公のアルムとバレンシア大陸から少し離れた島にある教会に匿われていたソフィア王国の王女であるセリカがそれぞれ国を救う為に戦いに出るのがストーリー。

本作の最大の特徴はアルム軍とセリカ軍と言う2つの舞台がそれぞれ別に戦いを行う事、物語は全5章に分かれていて第1章ではアルム軍が、第2章ではセリカ軍がそれぞれ行動して第2章の終盤で一度出会うけれど意見の相違から分かれる事になり第3章以降ではそれぞれを並行して動かしていく事になると。

本作ではワールドマップが採用されておりそこをキャラクターが移動させて次の戦闘エリアへ向かったりキャラクターを強化する施設やアイテムがある祠などに向かったりするほかに、普通のRPGのような主人公を自由に移動させて散策するマップなんかもあるのも特徴的かな。

また、キャラクターの育成に関してはクラスチェンジが基本的に3段階存在しててキャラクターを育成する上昇幅が前作より拡大したのもポイントかな。

ちなみに前作とは舞台は異なるものの時間軸は共通している事もあって前作に登場したキャラクターが数人本作で再登場しているのもあったり。

WiiやWii Uに3DSなどのバーチャルコンソールにて配信された他に2017年には本作をベースにリメイクされた「ファイアエムブレム Echoes もうひとりの英雄王」と言う作品が3DS向けに発売されたけどSwitchでは現状遊べないかな。

Echoesはシステムは外伝をベースにしつつも大幅に強化されておりダウンロードコンテンツとしてその後のストーリーなどを楽しめたんだけど3DS向けニンテンドーeショップの終了に伴いそれらが遊べなくなっているのが残念かなぁ、何かしらの形で遊べるようになれば良いんだけどねぇ。

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サービス開始から6年半で配信終了は初 任天堂の“異例対応”が浮き彫りにしたデジタル所有の功罪

そんなニンテンドーeショップの終了の話などもそうだけど「デジタル販売」ってのはメリットも大きいけれどデメリットも少なからず存在しているんだよね。

デジタル販売はゲーム機がストレージを標準搭載するようになった2000年代後半から徐々に広がってきて、当初はストレージのサイズが大きくない事からダウンロード専用に設計された容量の小さなゲームが多かったけれどストレージの拡大やネットワーク回線の高速化によってパッケージ版と同等のゲームが購入出来るようになったんだよね。

パッケージ版の場合はソフトをゲーム機に入れなければゲームを起動できないのに対してダウンロード版の場合はゲーム機のメニューからインストール済みのゲームを選択すれば起動できるから遊びやすいってメリットがあるし、何より積極的なセールが行われる事で古いゲームなんかは気軽に手に入れやすいのがメリットつぃてあるかな。

その一方でデメリットとして大きいのはパッケージ販売では購入した時点でそのソフトの所有権を持つことになるんだけど、ダウンロード販売ではあくまでもそのゲームの遊ぶ権利が付与されるって事。

もちろん著作権とかはメーカーにあるわけで所有権を持っていたとしてもそれをコピーして配布とかは違法なんだけどダウンロード購入したゲームの譲渡とか売却とかは出来ないってのがあるし、何より配信を停止した場合はプレイする権利があったとしても遊べなくなる場合が出てくるってのがあるんだよね。

任天堂がSwitchユーザー向けに提供している有料サービスであるNintendo Switch Onlineのサービスであるファミコンなどのレトロゲームの場合はいわゆるサブスク型の配信、マイクロソフトのXbox Game PassやSIEのPS Plusのプレミアムなどで提供されているゲームカタログもサブスク型となっておりメーカー側が用意したゲームが遊び放題って事になるんだけど、配信されているゲームは配信停止される事もあるわけで。

ゲームパスやゲームカタログではサブスクでの配信終了があっても個別販売があったけど任天堂はこれまで配信終了する事がなかったからスーパーフォーメーションサッカーの配信停止が異例と呼ばれておりその告知があった際に「買い切り型での配信」が求められたのは分かる話ではあるかな。

とは言え前述通りダウンロード販売でもあくまでも権利の取得なので配信停止の可能性があるってのはデメリットなんだよなぁ。

アーカイブって事を考えるとパッケージで所有出来るってのが良いんだろうけど、その場合でもインターネット接続がなくても遊べる形にならないと困るだろうなぁ。

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ギリシャ神話をモチーフにした名作RPG「ヘラクレスの栄光III 神々の沈黙」のSteam版がG-MODEアーカイブスより3月28日に配信!

そのストーリーが大きな話題となった名作RPG「ヘラクレスの栄光III 神々の沈黙」がSteamでも遊べるようになるみたい。



ヘラクレスの栄光IIIはデータイーストと言うメーカーがリリースしていたRPGシリーズの3作目でシリーズとしては初めてスーパーファミコン向けに発売された作品。

ギリシャ神話をモチーフにした世界観で世界中で異変が起こっている中で記憶をなくした主人公が自分が不老不死である事を知りその理由と失われた記憶を求めて旅をするストーリーになるかな。

物語終盤で発覚する事実ととこから展開される大ドンデン返しが今でも話題となっており「記憶をなくして遊びたい」とされるゲームとして名前がよく上がる作品としても知られるかな。

同作のストーリーを手掛けたのは後にファイナルファンタジーVIIのシナリオにも関わる事になる野島一成氏である事も知らているかな。

今回配信されるSteam版は2008年にフューチャーフォン……いわゆるガラケーのゲームアプリとして配信されたバージョンとなっており一部の演出やマップなどは簡略化されているけれどストーリー周りはそのままで楽しめるのと原作では厳しかったゲームバランスが緩和されていてストーリーをより楽しみやすくなっているのが特徴かな。

G-MODEアーカイブスの形ですでにSwitchでも配信されている作品だけど他の環境でも遊べるってのは大きいんじゃないかしら。

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『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場』が復活、柴田亜美先生の4コマ作品をまとめた「ニセ勇者編~(仮)」が刊行決定

漫画家の柴田亜美さんが有名になったきっかけと言えばドラクエの4コママンガ劇場じゃないかしら。

シンプルな絵柄とシュールかつ強引なギャグが人気となりその後の漫画にも繋がっていたと思うし今もドラクエ4コマの代表格として考えている人も多そう。

そんな柴田亜美さんの描いたドラクエ4コマを集約した書籍が発売されるみたいで、おそらくはドラクエ3のHD-2D版の発売に際して過去の4コマを再掲したり新規で4コママンガを描いた事がきっかけで刊行される事になったんだろうなぁ。