2025年3月9日のコラボ | ゲームを積む男

2025年3月9日のコラボ

今日はスーパーファミコン向けに発売した「スーパーマリオRPG」の発売日でした、1996年3月9日が発売日だったので今日で発売24周年ですね。



スーパーマリオRPGはその名の通りスーパーマリオを題材としたRPG、ファイナルファンタジーシリーズで有名なスクウェアが任天堂との共同開発で作られた作品として売り出されたんだよね。

キャラクターや世界観は基本的にマリオの世界で物語もクッパ大魔王にさらわれたピーチ姫を助けにクッパ城へ乗り込む事から始まると言うおなじみの展開、そこから突如として上空から現れた巨大な剣によってクッパ城が貫かれてマリオもピーチ姫もクッパもどこかへ飛ばされた事からスタートする物語。

それまでのマリオシリーズでは縁遠かった「武器」ってのが敵になっているのが他にはない世界観とも言えるかな、基本的にマリオは喋らないんだけど他のキャラクターにはセリフがあってパロディやメタフィクションにブラックジョークなどを交えた全体的にコメディな雰囲気になっているのがポイント。

ゲーム性としてはクォータービュー(斜めから見下ろした視点)で展開されたフィールドを散策して敵と遭遇するとコマンドバトルになると言う形。

フィールドでは段差や隙間があったり空中にハテナブロックがあるのでマリオおなじみのアクションであるジャンプを駆使してそれらを超えたりハテナブロックのアイテムを手に入れたりとマリオのゲームをRPGのフィールド散策に置き換えているがあるかな。

バトルに関しても単純なコマンド入力ではなく自分や敵の攻撃に合わせてボタンを押すことで攻撃の威力を高めたり相手の攻撃を避けたり威力を低減させる事が出来るなどこちらもマリオのアクション要素を盛り込んだのがあったかな。

アクションゲームの印象が強い「マリオ」とRPGをうまくミックスした作品として話題になったんだよね。

グラフィックに関しては「スーパードンキーコング」でも活用された高性能コンピューターにて事前レンダリングされたCG映像を変換していてドット絵とは違った立体感を表現しているのが特徴だったかな。

ただ、本作の開発が任天堂とスクウェアの関係で大きなターニングポイントになったのがあって、スクウェアはハイエンドCGを駆使したイベントシーンを盛り込むために大容量のCD-ROMが必要となって、その一方で任天堂はCD-ROMの読み込みの長さに懸念を示していてスーパーファミコン用のCD-ROMドライブの開発を中止したり次世代機でもカートリッジを採用するなど方向性の大きな違いが生まれたんだよね。

その結果としてスクウェアは初代プレイステーションへと参入してハードウェアの躍進の立役者となったと、その一方で開発スタッフが任天堂の方針に対して否定的なコメントを発した事によって当時の任天堂社長だった山内溥さんの怒りを買っておりポケモンなどをきっかけに大きく広がったゲームボーイなどの携帯ゲーム機に参入出来なかったりとか、スクウェアが展開していたコンビニ向けゲーム流通会社であるデジキューブが任天堂タイトルを取り合えなかったりとかりとかスクウェア自体に大きな影を落とす事になったんだよね。

とは言え長年断絶状態だったスクウェアとの関係も改善された後にエニックスと合併してスクウェア・エニックスとなった後には再び任天堂とのコラボタイトルがいくつか作られる事になったんだよね。

スーパーマリオRPGはWiiやWii Uのバーチャルコンソールとして配信された他にニンテンドークラシックミニのスーパーファミコンへも収録、Switchではリメイク版が2023年に発売した事で話題になったばかり。

リメイク版の開発は過去のドラクエリメイク作やサガシリーズのリマスターを担当したアルテピアッツァが行っているけどサントラはスクエニから発売されたので任天堂とスクエニの関係は問題ないみたいね。

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1994年に発売されたアクションパズルゲーム『ドンキーコング』と1995年に発売されたパズルゲーム『マリオのピクロス』が「ゲームボーイ Nintendo Switch Online」に本日追加

Switchユーザー向けの有料オンラインサービスのNintendo Switch Onlineのサービスの一つであるレトロゲームの「ゲームボーイ」向けに2つのタイトルが追加されたみたい。



追加されたのは「ドンキーコング」と「マリオのピクロス」と言う定番タイトル2作品、両方とも既にありそうだったけど意外となかったのね。

「ドンキーコング」はマリオのデビュー作ともなった作品をベースに大幅にリメイクされたもの、レディを連れ去ったドンキーコングをマリオが追いかけるって部分はそのままにマリオのアクションが大幅に増加、またそうしたマリオのアクションを活かせるステージが大幅に追加されており合計で100ステージある大ボリュームになったんだよね。

原作はアクションゲームだったけどリメイク版はパズル要素のあるアクションゲームと言う感覚になっていて携帯ゲーム機であるゲームボーイとの相性も高かったかな、その後本作のゲーム性を継承した「マリオVSドンキーコング」として続いていく事にもなったんだよね。

一方の「マリオのピクロス」は今でも続いている「ピクロス」シリーズの第1作となった作品、ピクロスとはピクチャークロスワードの略となる造語で本作を開発したジュピターが名付けて任天堂が商標を取得したのかな。

「イラストロジック」とも呼ばれるパズルでマス目の左と上部に数字が書かれているのをヒントにマス目を埋めていってイラストを完成させると言うもの、これまで手書きのパズル雑誌とかでお馴染みだったパズルをデジタルのゲームにした事で仮置きや塗りつぶさない部分にバツ印をつけたりとか便利さが加わった事で遊びやすくなったんじゃないかしら。

本作のヒットにより続編が作られた他にスーパーファミコン版が出た後にマリオ要素が外れてピクロスシリーズとして様々な形で展開されるようになったんじゃないかしら。

ダウンロード配信でもピクロスシリーズは数多く発売されているよね。

ちなみに、ゲームボーイ版のドンキーコングはスーパーファミコンでゲームボーイを遊ぶスーパーゲームボーイと同時に発売されたソフトでスーパーゲームボーイで遊ぶとカラー画面で遊べるメリットがあったんだけど今回の移植ではそれが出来ないのはちょっと残念なところね。

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あえて「実況・配信」一切NGなSFサスペンスアドベンチャーゲーム『Ever 17』と『Never 7』のHDリマスター版がついに発売。衝撃的な展開やクリア後の考察を含めた楽しさで根強いファン人気を獲得した作品

2000年代に発売されて「記憶をなくしてもう一度遊びたいゲーム」と言う話が出ると必ず名前があがる「Ever 17」とそのシリーズとしての前作となる「Never 7」のリマスターが発表されたのは昨年の話だけどそれが発売。

Never 7は元々は「infinity」と言うタイトルで初代プレステ向けに発売されておりそこからドリームキャストに移植された際に大幅に追加要素が加わって今のタイトルになったもの、4月1日から6日までの7日間を繰り返すストーリーになっており最初のループでは悲劇的な結末を迎えても2回目のループではそれを繰り返さないように進んでいくとかヒロインごとのストーリーには横のつながりがありそれを踏まえて最後のストーリーが開放されていくなどが特徴だったかな。

Ever 17はinfinityシリーズとして作られた第2弾でストーリーの直接的な繋がりはないけれどスタッフなどは共通した作品、海底に作られたテーマパークを舞台に事故に巻き込まれた人々をテーマにしておりプレイヤーは大学生の青年と記憶を失った少年の二人の視点でそれぞれの物語を追っていく事になる内容。

2つの視点での違いが大きなポイントになっておりその仕掛けはゲームじゃないと体験できないと言われている為、それが「ネタバレせずに遊んでほしい」って言う部分にも繋がったんだよね。

そんな2作品のリマスター版は「実況・配信プレイ」が一切許諾しないと言う方向となっておりこれは今のゲームとしてはかなり珍しい施策。

とは言えネタバレがゲームの根幹の楽しさを奪ってしまう可能性にもなるため、だからこそプレイ済みの人はネタバレを避けて語り合う事も多いんだよね。

近年のゲームはどうしても実況プレイが話題になる事が多くてそこから新規プレイヤーが増える事も多いんだけど、それよりも守らないと行けない部分を大切にするって事だろうなぁ。

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『テトリス』だけが遊べるゲーム機、新作限定版に付いてくる

昨年に発売した「テトリスフォーエバー」のパッケージ版が海外で出るみたいだけどその限定パッケージに「テトリスだけが遊べるゲーム機」が付属するんだとか。

テトリスフォーエバーはテトリスの発売40周年を記念したタイトルでPC向けに作られた初代を初めとしてBPSと言うメーカーが発売した家庭用バージョン各種復刻したのに加えてテトリスの歴史を振り返る動画などが収録されているもの。

またテトリスの歴史を振り返るような完全新作も含まれておりアップデートでタイトルの追加や改善なども行われたかな。

基本的にダウンロード配信で販売されるものだったんだけど少数生産でパッケージ版を作るメーカーと協業でパッケージ版が作られるみたいでその限定版としてゲーム機が付属するみたいね。

ゲーム機にはファミコン版の「テトリス2+ボンブリス」が収録されているみたいで構造としてはシンプルかな、ゲームボーイ風のデザインはシンプルにゲームが遊びやすそう。

海外で発表されたもので日本での発売は不明だけど海外通販は日本での発送にも対応していると思うからどうしてもほしい人はそちらかしら。

テトリスだけのゲーム機って考えると豪華だけど懐かしのキーチェーンゲーム機と比べると明らかに遊びやすそうよね。