2025年1月26日な神々 | ゲームを積む男

2025年1月26日な神々

今日は「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」の発売日でした、1987年1月26日の発売だったので本日で発売38周年ですね。



「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」ことドラクエ2はタイトル通りドラゴンクエストシリーズの2作目となる作品、舞台は前作から100年後となり前作主人公が海をわたって作った国の子孫たちが邪教によって脅かされる世界の平和を取り戻す為に旅に出る物語。

前作では伝説の勇者の子孫である主人公が一人で冒険をしていたけれどドラクエ2では主人公となる「ローレシアの王子」とその仲間の「サマルトリアの王子」に「ムーンブルクの王女」の2人の3人パーティとなったのが最大の特徴で、対抗する敵も当然1匹ではなく複数が同時に登場する事になっているのもあるかな。

また、冒険の舞台も前作から大きく広がっておりその世界を旅する為に離れた場所へ一瞬に移動できる「旅の扉」や海を超えて移動できる「船」などの新しい要素が登場したのも本作からかな。

前作は初代であり「ロールプレイングゲーム」にまだ慣れてなかったファミコンユーザーにそのジャンルを紹介して楽しんでもらうって意図があったからシンプルな部分が多かったけどドラクエ2ではそこから大きくブラッシュアップされて遊びの幅やボリュームが広がった作品になっているんじゃないかしら。

その一方で前作の発売から約7ヶ月で発売された事もあってゲームの難易度部分に調整が足りてない部分があったのは後に制作者の堀井雄二氏も語っている事で、特に後半のダンジョンやボスの難易度が非常に高くなっているは問題になった部分かしら。

後半のダンジョンの中でヒントのない落とし穴が無数にあってそれを何度も落ちて覚えながら進むけれど途中で登場するモンスターのエンカウント頻度は高くて強さもあると言う状況はそこで心が折れたって人もいたみたいだしねぇ。

現在ドラクエ2を遊ぼうとするならスマートフォン向けに配信されている他に、そのバージョンをベースにした移植版がPS4とSwitchで配信中、また今年には前作とセットにしてHD-2Dリメイクを行うバージョンも発売予定なのでそちらで遊ぶのも一つの考えかもね。

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セガサターンで遊ぶのはすでに困難? レトロゲーム機本体で今でも遊ぶ難しさとは

1990年代のゲーム市場で印象深いと言えば1994年に発売された「次世代機」と呼ばれたハードたち、多くのハードが1994年前後に一気に発売されたけれどその中でも初代プレイステーションとセガサターンはそれまでのゲーム市場を大きく変えた部分もあるかな。

プレステは人気ゲームが発売された事もあって結果的に市場を制覇する事となりその後のPS2から今のPS5へとつながっていく事になるんだけど、セガサターンも途中までは初代プレステと競い合うように売っていった事もあってそれなりに多くの人が記憶に残しているんじゃないかしら、実際にセガのゲーム機の中で一番ヒットしたと言われているしね。

そんなセガサターンだけど発売から30年が経過して当然本体は既に生産終了しており今から対応ゲームで遊ぶには動作する実機を探す必要があるんだよね。

初代プレステの場合はなんだかんだでPS3までは互換機能を確保していた他にアーカイブスとしてダウンロード配信も積極的に行われており、PS4/5でも改めてダウンロード版が発売される事が増えてきているけどセガサターンはそうでもないわけで。

本体発売から30年が経過したとなると既に「レトロゲーム」と呼んでもおかしくはないんだけど、それを遊ぶための手段はかなり狭くなってしまっているのが現実かな。

それより前の世代のファミコンやスーパーファミコンにセガサターンの前世代機であるメガドライブなどは「互換機」が発売されておりそれで今でも当時のゲームを遊ぶことが出来る一方で、セガサターンの互換機ってのはほぼ発売されてないのが現状。

一応、Polymegaと言うセガサターンだけじゃなく初代プレステやPCエンジンやメガドライブのCD-ROMゲームを遊ぶことが出来る互換機もあるんだけど、発売までに紆余曲折があったおかげで希少でかつ本体価格も10万円超えと手を出しづらい部分があったりするから「気軽」とは言えないんだよね。

そう考えると今「気軽に」セガサターンのゲームを遊ぼうとするには中古ショップなどで動作確認されている本体を購入してテレビ接続へは変換器を利用するってのは一番無難かしら。

ハードオフとかだと動作確認済みのセガサターン本体は1万円から2万円くらいの価格で販売されているのでまだ購入しやすい範囲だしソフトも多少価格の波はあるけど売られているからね。

セガサターンのエミュレーターってのは一応存在はしているけど遊ぶには実機のBIOSと言うソフトウェアが必要となる場合がほとんどなのであんまり気軽とは言えないからねぇ。

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「餓狼伝説2 新たなる闘い」「スーパーチャイニーズワールド」など計3作が「スーパーファミコン Nintendo Switch Online」に追加

Switchユーザー向けの有料オンラインサービスである「スーパーファミコン」にて新しいソフトが3タイトル追加されたみたい。



追加されたのは「餓狼伝説2 新たなる闘い」「スーパーチャイニーズワールド」「すってはっくん」の3タイトル、アーケードの移植タイトルに往年のシリーズ作品とオリジナルのアクションパズルゲームと言うジャンルも違う3作品になっているかな。

「餓狼伝説2」はNEOGEOの人気シリーズとなった餓狼伝説の2作目で前作はあくまでも「格闘ゲーム風のアクションゲーム」って感じだったのを大幅に対戦格闘ゲームとしてブラッシュアップしたシステムが特徴かな。

「スーパーチャイニーズワールド」はカルチャーブレーンと言う会社が続けていたスーパーチャイニーズシリーズの1作、中国拳法を使う兄弟が主人公となるアクションゲームシリーズだけどワールドではRPG風のシステムを搭載しており雑魚との戦いではアクションゲームとなってボスはコマンドバトルと言う変わったシステムになったのがあったかな。

「すってはっくん」はスーパーファミコン後期に発売されたアクションパズルゲームでその名のとおり「吸う」と「吐く」と言うアクションがポイントになっていたかな、もともとは任天堂と電通が共同で開催していたゲームソフト開発セミナーから生まれた作品で、それをBS放送を利用したサテラビューと言うシステムにて配信したオリジナルゲームが最初。

その後ゲームソフト書き換えシステム向けに展開された後に数量限定でパッケージ版も発売されたけどいずれも数が少なくて遊ぶ機会の限られていた名作かな、バーチャルコンソールではWii Uでのみだったのもあったし。

ちなみにすってはっくんのプログラムはインディーズゼロが担当しており、同作がインディーズゼロのデビュー作ともなったんだよねぇ。

そんな感じでなかなかに濃い作品が追加されたのでNintendo Switch Onlineに加入している人は遊んでみるのも良いかも。

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「『ドラクエ3』リメイクはHD-2Dでなくフル3Dにすれば安く売れたってことですよね?」質問に「それは違う」回答続々「開発費で定価が決まるわけでは…」

昨年発売されたHD-2D版ドラクエ3とフルリメイク版ロマサガ2は色々な意味で共通点のある作品だったんだよね。

既にリメイク版が現行機で配信されている事に加えてそこから新要素を追加して改めてリメイクした作品であり、発売時期も昨年10月と11月と近いし、そもそも同じスクエニだし。

そのリメイクの方向性は大きく違っておりドラクエ3がHD-2Dと言うドット絵のキャラクターと3Dグラフィックの背景を組み合わせた映像手法を取っているのに対して、ロマサガ2はキャラクターまで含めてフル3Dで作り直したってのがあったんだよね。

その一方でドラクエ3の定価が税込み7678円に対してロマサガ2が税込み6820円とドラクエ3のほうが高くなっていたのがあって、それに対して一部の人から「ドラクエ3もフル3Dリメイクのほうが安くなったのではないか?」って意見が出たみたい。

ゲームの価格設定って色々な理由があるから当然リメイク方法が価格の違いになったわけじゃなくて、開発コストだけじゃなくて想定する売上や売り方を踏まえて決められるもの。

スクエニの想定は当然ドラクエ3のほうが売れる予想が高いわけで、特に人気ブランドだけにフルプライスでも少し高い設定にしても売れるって判断をしたからこそフルプライスの中で少し高めの7678円にしたんじゃないかと思うんだよね。

あと、ドラクエ3のリメイクでHD-2Dを採用したのは当時のゲーム体験を再現するって意味合いもあったわけで、フル3Dにするとしたら全く違うゲームになってそれこそ設計からやり直しになるので開発期間はもっと掛かるし価格も上がるんじゃないかしら。

リメイク版ロマサガ2も完成度が高くて評価されていて、その一方でHD-2D版ドラクエ3はゲームバランスを中心に賛否両論があるだけにそうした意見が出るのもわからんではないけど、映像手法はそことは違うんだよなぁ。