2025年1月4日のごちゃ混ぜ | ゲームを積む男

2025年1月4日のごちゃ混ぜ

今日はファミコン向けに発売された「火の鳥 鳳凰編 我王の冒険」の発売日でした、1987年1月4日の発売だったので今日で38周年ですね。



「火の鳥」は手塚治虫氏がライフワークとして長年手掛けていた漫画のシリーズでその血を飲むと永遠の命が手に入ると呼ばれる不死鳥「火の鳥」とそれを巡る人々の物語を時代や世界を変えつつオムニバス形式で様々な媒体にて展開されてきた作品。

そんな火の鳥が劇場アニメになった際にファミコンゲームとして作られたのが同作なんだけど、原作やアニメの内容とは程遠い作品になっているのは上記のプレイ映像を見ても分かる感じかな。

アニメ映画化された火の鳥シリーズの「鳳凰編」では物語の主人公として生まれた時に片目と片腕を失って差別の中で怒りを覚えながら生きてきた「我王」とその我王に傷つけられた仏師である「茜丸」と言う二人の人物がいて、怒りの中で暴力等を起こしていたがやがて一人の僧に出会い悟りを開いて仏師としての才能を開花させる我王と権力に溺れて堕落していく茜丸の対比が描かれていた作品だったけど、ゲームではなぜか「我王」が冒険する横スクロールアクションゲームになっていたり。

我王の攻撃方法として飛び道具になったノミ(蚤)で、もう一つはその場で生成出来る鬼瓦のブロックにて足場を作ったり敵を防いだり出来るのが特徴的。

ゲームの目的は我王が火の鳥の彫刻を完成させる為に各地を冒険してそのパーツを集めていくんだけど原作の舞台となった大和時代から始まって原作漫画の「来世編」と「太古編」をモチーフとしたステージもあって合計16ステージを駆け回る事になったんだよね、もちろん原作漫画やアニメ映画では違う世界に我王は行きませんよ。

ステージはただクリアーするだけではなく隠されたワープゾーンを探すことが重要で探索要素のあるアクションゲームとして、ゲームそのものは良作だったのがあったんだよね。

ファミコン初期に発売された原作もののゲームは原作とされた内容と大きく異なる事があったのは多くて、本作に関しても原作は世界観のモチーフにはなったけどそのストーリーとは大きく異なる内容になっていたのがあったかな。

ただ、当時のコナミの映画原作もののゲームに多いとくちょうとして原作に沿ってはないけどゲームは良作と言う傾向がある作品だったんだよね。

版権ものだけに復刻が難しいってのが残念な作品でもあるかな。

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めっちゃ高得点取れた! 実在した「ファミコンの裏ワザ」4選

そんなファミコン時代のゲームの特徴として様々な「裏ワザ」が話題になった事もあったかな。

そんな裏ワザが発生した理由は様々で、ゲームのバランス調整の中で偶然発生したものもあればバグが原因で発生したものもあるし、意図的に仕込んだものもあったり。

特にバグが原因となった裏ワザってのは今ではバグとして修正されたりするし、ゲームバランスの中で偶然発見されたりするものもテストプレイなどの中で修正されたりするのがあったりするわけで。

偶然発見された中で有名すぎるのは「スーパーマリオブラザーズの無限1UP」かなぁ、ステージ3-1の最後の階段状のブロックで出てくるノコノコをブロックを活用して連続で踏みつける事でスコアが100点から8000点まで加算された後は1UPが続いていくと言う内容。

有名すぎる裏ワザだけど無限1UPに行くまでのタイミングが結構シビアで慣れないと失敗しやすいのがあったんだよね。

後のスーパーマリオブラザーズ2ではその難易度の高さからステージ1-1の序盤に意図的に無限1UPが出来るポイントが設定されており、そのタイミングもかなり簡単になっているのが特徴。

さらなる続編のスーパーマリオブラザーズ3でも無限1UP出来るポイントが意図的に設定されているので最初の無限1UPは偶然かも知れないけど後にはプレイヤーのサポートとして意図的に仕込んだものになったんだろうなぁ。

バグが原因だけどそれが大きな話題になった話ってのはその後のゲームでもあって特に有名になったのはドラクエ9における特定の「宝の地図」かなぁ。

ランダムで生成されてモンスターも配置されるダンジョンが見つかる宝の地図って要素がドラクエ9にはあって、ゲームのエンドコンテンツにもなっていたんだけどその中に偶然「メタルキング」のモンスターシンボルだけが登場するフロアがある地図を発見したプレイヤーがいて、そのプレイヤーの名前を取って「まさゆきの地図」として「すれちがい通信」を経て広がってドラクエ9が大きな話題になる要因の一つにもなったんだよね。

で、そのメタルキングのみのフロアが出るって部分が実は開発中にバグとして報告されていた内容だったんだけどドラクエ9開発の追込時に膨大なチェック項目を行っていた当時のディレクターがバグ報告の中で宝の地図にて特定のモンスターのシンボルのみが登場するフロアが出るってのがあったみたいで、バグ修正の優先度を急いで決める必要があったのとその時のモンスターはメタルキングではなかったから「仕様」として修正しない判断をされたんだよね。

で、特定のモンスターのみが登場するフロアが出るって事は確率が低いながらもそれがメタルキングになる可能性もあったわけで、数多くのソフトが出回ったドラクエ9ではその低確率を引くプレイヤーが現れたって事で、それがすれちがい通信によって広がったって言う本当に偶然の産物だったんだよね。

今はバグはオンラインのアップデートで修正される事が多いんだけど、例えばRTAとかではそのバグを使うためにイベントではあえて古いバージョンを使うって人もいるわけで。

開発者としてはバグは修正しないと他の不具合の原因にもつながるから修正せざるを得ないんだけどそれがプレイヤーにとっては遊びを広げる可能性につながるんだろうなぁ。

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『DOOM』をなんと「キャプチャ認証」に移植した人現る。最高難易度で敵3体を倒すまで、人間として認められない

「私はロボットではありません」でお馴染みの認証画面にDOOMを移植する変態が出たみたいで。

いや、なんでそこに移植するんだよ、ってか難しい設定にしてるなんて人間じゃない人を量産してるんじゃないっすか。