じょうかと2024年5月1日 | ゲームを積む男

じょうかと2024年5月1日

今日は「水俣病啓発の日」だそうで、1956年の今日に熊本県水俣市の保健所にて管内の病院から「原因不明の奇病」の報告があって、それが後の水俣病となる病気の始まりだったことに由来する話。

水俣病とはその名の通り前述の熊本県水俣市で初めて発見された病気で、その原因は地域の工場からの排水に含まれていた水銀を近隣の湾内に住むプランクトンが接種してそれを魚が食べた事で体内に水銀が蓄積した魚が出てきて、それが家庭に並んで食べた事で人の身体に水銀が溜まってそれが中毒を引き起こしたのが原因。

四大公害病の一つとして知られており水俣病の他に「第二水俣病(新潟で同様の症状が発生した事例)」「四日市ぜんそく(四日市で最初に発見された工場からの排気に含まれた亜硫酸ガスにて発生した気管支炎やぜんそくなどの症状)」「イタイイタイ病(工場からの排水に含まれるカドミウムにを原因とした症状)」があって、最初に広く知られる事になったのが水俣病だから高度経済成長に伴う公害の代表例としても知られているかな。

もちろんこうした公害を再発させないために法整備が行われており工場などの生産活動で発生した排水などは必要な処理を行って適切な水質で排水する事が定められているんだよね。

国が定めた基準があって、そこから更に県ごとや地域ごとに更に厳しくした基準がありそれを守る為には事業所ごとに更に厳しくした基準を設けたりしているんじゃないかしら、汚れた水や空気をキレイにするには様々な処理や装置が必要なんだよねぇ。

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ファミコン版「ゴルフ」が40周年! 画期的な「打力メーター」システムを初めて導入したスポーツゲーム史上に残る稀代の傑作

1984年の今日にファミコン版の「ゴルフ」が発売された日だとか、だから今日で40周年なのね。

1983年に発売されたファミコンは様々なゲームが発売されていってその中にはスポーツゲームもあったんだけどゴルフはその中の一つと言う立ち位置。

そんなファミコンのゴルフはコースを見下ろす画面と何処となくマリオに似ている(けどマリオではない)ゴルファーを移した画面の2つで構成されており、それ以外にはそのコースのPARとなる打数だったり現在の風の方向や風速などが表示されておりそれらを参考に進めていくスタイル。

最大の特徴はショットを行う時のシステムで、振りかぶりから頂点にインパクトまでの3段階をボタンでタイミングを図るシステムとなっておりいわゆる「チャーシューメン」とか呼ばれるゴルフゲームの定番システムを生み出した作品でもあるんだよね。

後の殆どのゴルフゲームで定番となったシステムとなっており初代プレステでヒットした「みんなのゴルフ」でも画面構成は違うもののチャーシューメンのシステムからは逃れられないのがあったりしたからね。

ゴルフゲームの中にはタッチパネルに表示されたゴルフボールをスライドでショットしたりとか、アナログスティックを弾く操作でショットしたりとか、プレイヤーがコントローラーを実際にスイングしたりとかチャーシューメンシステムから脱却しようとした作品もあったけどどうしても次の定番にならなかっただけにファミコンのゴルフが生み出したシステムの強さがあったんだろうと。

そんなファミコンのゴルフはHAL研究所が開発しておりプログラムなどは後の任天堂社長となった故・岩田聡さんが手掛けたことでも知られる作品、ファミコンで発売された任天堂のゴルフゲームの大半はHAL研究所が開発していたのでそれだけ大きな作品だったんだろうなぁ。

惜しむらくは現在は遊ぶ機会が限られている事、Wiiなどのバーチャルコンソールでは配信されていたけど現在は新規購入が終了しているしSwitchのNintendo Switch Onlineのサービスでは提供されてないからねぇ。

一応、本作を元にアーケード向けに移植された「VS.ゴルフ」がアーケードアーカイブスにて配信されているけどアーケード向けに難易度が調整された作品なのでオリジナルも何かしらの機会で遊びたいんじゃないかしら。

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「実際に遊ぶ前と後」で曲の全く印象が変わる、『FF6』の「仲間を求めて」について話したい

ピクセルリマスター版を基準としたFF6ことファイナルファンタジーVIのレビュー記事。

記事で上げられている「仲間と求めて」ってのは作品の後半戦にて流れる事になるフィールド曲の事、集まった仲間がバラバラとなった中で挫折していた仲間の一人が立ち上がるとともに新しい飛空艇にて崩壊した世界へ飛び出す事になってからのBGMなのでその展開と合わせて更に気分が盛り上がるってのはあるんだよね、単純に楽曲自体も良い曲なんだけど。

そんなFF6は1994年に発売されたシリーズ6作目でナンバリング作品としてメインが任天堂ハードだった最後の作品、移植版は初代プレステ向けにリリースされた他にリメイク版がゲームボーイアドバンスやスマホ向けに配信されていたかな。

FF6は機械文明が発達した世界の中で強い力を持つ幻獣を求める帝国とその帝国に反旗を翻す人たちの戦いから始まる物語、物語の始まりは幻獣と強い結びつきを持ち失われた力である魔法を使える少女を中心として始まるけどストーリー展開に合わせて次々と仲間が加わっていって物語の視点も次々と変わっていく群像劇として描かれているのが特徴。

FF5であった膨大なジョブを登場キャラクターに分散させた事でパーティに加わるキャラクターの数が最大14人とシリーズで最も多いのが特徴かな、それぞれのキャラクターごとに幻獣の力を引き出してステータスを一時的に上げる技やや敵からアイテムを盗める技や機械の力を使った攻撃など独自の技を持っていて中には格闘ゲームの様にコマンド入力して技を出すキャラクターなんかもいたりと個性豊かなのも特徴。

ファイナルファンタジーシリーズとしてメインハードが移行したFF7が大きなターニングポイントとなっているイメージがあるんだけど、実はFF6の方がシリーズとしてのターニングポイントの役割が大きかったのもあるかな。

それまでのシリーズでお約束だった「光の戦士」とか「クリスタル」の要素を排しして機械文明はあるけど雰囲気としてはファンタジー感の強かった世界観から一気に機械文明の方が強い世界観へと変化したりとか現在のシリーズのイメージに近くなったのもFF6からだったからね。

クリスタルに関してはその後のシリーズで改めて使われる事があったし光の戦士って呼び方もFF14のプレイヤーの名称として使われているけど全ての作品でのお約束ってのをなくしてシリーズがお約束にとらわれずに展開できる下地になったのが本作じゃないかしら。

そんなFF6は前述通り過去にリメイク版が発売された事があったんだけどスマホ版はピクセルリマスター版の発売に合わせて配信終了しておりゲームボーイアドバンス版は出荷数がそこまで多くなかったから中古市場で少し高くなっていたりしているのが残念かな(そもそも日本国内最後のゲームボーイアドバンスソフトだったからね)、Wii Uのバーチャルコンソールで配信されたけどそちらも新規購入が出来ないからねぇ。

とは言えリメイク版の追加要素はそこまで多くないから遊びやすくなったピクセルリマスター版でも問題ないかも。

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スクウェア・エニックスHD,コンテンツ制作勘定の廃棄損として特別損失を約221億円計上する見込み。HDゲームタイトルの開発方針を見直し

そんなFFシリーズも手掛けるスクエニが一部ゲームタイトルの開発方針を見直す中で約221億円の特別損失を計上する見込みだとか。

221億と言う大きな金額と「開発方針の見直し=開発中止」ってイメージからドラクエ12とかFFVIIリメイク3作目みたいなタイトルがトレンド入りしていたのもあったかな。

ただ、おそらくはすでに開発中である事が表明されているタイトルとは別の、未発表の研究開発とかが行われていたタイトルの見直しとか中止がメインだろうからスクエニの屋台骨を支えるシリーズの中止とかは流石に無いなじゃいかしら……方針変更はあるだろうけど。

こすいた特別損失を計上する事に至った大きな理由はおそらくは近年の大型タイトルが成功出来てない事が大きいかな。

昨年発売のFF16も前作を大きく下回る数字で収まってしまっているし特に新規タイトルで明確に成功したって言える作品は比較的小規模なパノラマサイトとかみたいな作品になっている(すなわち成功したけど大きく売上に貢献するまでは行ってない)のもあるからね。

スクエニは社長が新しくなっていろいろなものが見直されると言われており、その中でドラクエ関連の偉い人が別の部署に移動になったりとか色々と動きが見られるんだけどこれまでの方向を続けていたら将来が薄いってのがあるんじゃないかしら。

とは言えドラクエもFFも根強いファンがいるシリーズだし、新作は楽しみだからこそ独りよがりな作り方を止めて広く遊んでもらえるような作品に回帰が必要なのかもねぇ。