ゆうゆうと2024年2月25日 | ゲームを積む男

ゆうゆうと2024年2月25日

今日は「夕刊の日」です、1969年に日本で始めての夕刊紙が駅で販売された事に由来した記念日だとか。

夕刊紙はその名の通り夕方に刊行される新聞で朝に出る新聞の半分のサイズである事からタブロイド判と呼ばれるんだとか、真面目なニュース記事が多い朝刊と比べると下世話なニュースなども取り上げられる夕刊紙は仕事帰りのサラリーマンの需要を狙った新聞なんだろうなぁ。

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Switch『ゲームセンターCX 有野の挑戦状 1+2』レビュー。番組企画モノに隠れた1980~90年代のゲームの進化を追体験させる意欲作であり、恐ろしいほどのこだわりが味わえる

先日発売になった「ゲームセンターCX 有野の挑戦状 1+2」のレビュー記事、同作は2007年と2009年にニンテンドーDS向けに発売されたタイトルをセットにしてSwitch向けにHDリマスターした作品かな。

”ゲームセンターCX”はCS放送のフジテレビONEにて定期的に放送されている番組で、元々はお笑いコンビのよゐこの有野さんが「有野課長」に扮して様々なゲームを紹介したりゲームクリエイターにインタビューする番組だったけど番組初期に始まったレトロゲームに挑戦する「有野の挑戦」が人気となり今ではそれがメインコンテンツとして昨年20周年を迎えた人気番組。

ゲームではそのレトロゲームに挑戦の部分をフィーチャーして1980年代から1990年代前半までのゲームをモチーフにした架空のレトロゲームにチャレンジするゲームとして、その年代にタイムスリップしたプレイヤーが”ありの少年”と共にチャレンジしていく内容だったかな。

作中で収録されているレトロゲーム風の新作ゲームは当時のゲームをイメージして作られた作品で”どこかで見たことあるような作品”ってのが揃っているんだよね、1画面のアクションゲームから横スクロールのアクションゲームにパズルゲームからシューティングにRPGなど収録されているゲームの幅広さが魅力。

今の時代ではインディーゲームとかでこうしたレトロゲーム風の新作ゲームってのは増えているんだけどそうしたゲームを1・2合わせて17タイトルと更に今回のリマスターに合わせて新規作成された1タイトルの合計18タイトルも遊べるってのが最大の魅力かな。

作り込みは新作で出されるインディーゲームのレトロゲーム風新作ゲームと遜色ない作りで、こうしたゲームが今から15年以上前に作られていたってのが驚きだろうなぁ。

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『ゲームセンターCX 有野の挑戦状1+2』開発スタッフインタビュー。DSのリマスターに立ちはだかった“1画面化”の解決策と、完全新作レトロ風ゲーム『ヤッタロー』が要素詰め込みすぎな件に迫る

そんなゲームセンターCXのゲームのリマスター版開発スタッフへのインタビュー記事が公開。

同作はフジテレビとバンダイナムコゲームス及び番組の制作会社が出資して制作されたゲームだけどオリジナル版の実開発はインディーズゼロと言う会社で、リマスター版はインディーズゼロ及び各種タイトルの下請け業務を主に担当するMUTANと言う会社が共同で開発を行っているみたい。

そんなリマスター版で重要だったのはニンテンドーDSからSwitchへどうやって移植するかって部分みたいで、ニンテンドーDSは上下2画面でタッチパネルを搭載した今考えると特殊なゲーム機だったのでそれをどうやってSwitchの1画面に落とし込むのかってのが重要なわけで。

DS版では上画面でゲームをプレイして下画面では”ありの少年”とのやり取りや攻略情報などを見る事が出来たんだけど、Switch版ではゲームモードによってそれを1画面に収めたりレイアウトし直すのが大変だったのかな。

レトロゲーム風ゲームの移植に関しては元々のDS版は解像度がそこまで高くなかったのをSwitchの解像度に合わせて作り直す事になるんだけど、そのまま解像度をあげると違和感が出てくるから違和感がないように調整するのが大変だったみたい。

とは言え丁寧に移植されたみたいでオリジナル版をプレイした人は当時は懐かしい風だった作品を懐かしくプレイできるだろうし、いま新たにプレイする人はそれはそれで新鮮に遊べるんじゃないかしら。

DS版発売当初は番組はCS放送のみで偶に関東ローカルで地上波放送されていた程度だけど今は本番組と任天堂がコラボしたYouTube番組があったりそこから派生してよゐこの二人がSwitchのゲームに挑戦する番組とかもあるから低年齢の世代でも「有野課長」を知っている場合もあるだろうからねぇ。

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発売当初の不評をはねのけた良ゲーを発掘せよ!「再評価されたタイトル」知ってる?―談議に花を咲かせる海外ゲーマーたち

海外の掲示板にて「発表された当時は不評だったけど実際に発売されたあとは評価されたゲーム」ってのが話題になっているみたい。

発端になったのは「ディーエムシー デビルメイクライ」と言う作品で、その名の通りカプコンのデビルメイクライシリーズの関連タイトルなんだけど海外の開発会社によって開発された同作はそれまで展開されていたデビルメイクライとはアートスタイルとかも違って発表当初から賛否両論ある作品だったんだよね。

デビルメイクライシリーズは2001年にPS2向けに1作目が発売したシリーズで「スタイリッシュアクション」と銘打たれている通りアクションのスマートさやキャラクターの格好良さを売りにしていたシリーズ、ナンバリングとしては5まで発売されているんだけど前述の作品は4から5の間に発売していたんだよね。

5ではもとの路線に戻っている事から分かる通りシリーズのファンからは不評だったんだけど、ゲーム自体の評判はそこまで悪くないみたいで、開発したNinja Theoryはその後も様々なゲームで活躍していたんだよね。

ゲームの雰囲気とかアートスタイルを前作から大きく変えた事で発表当初不評だったので有名なのは「ゼルダの伝説 風のタクト」だよね、同作はアニメーション的な温かみのあるアートスタイルを採用しており前作(時のオカリナ・ムジュラの仮面)でのリアルさと不気味さを持った作品からの変化に特に海外プレイヤーから批判の声が上がっていたもの。

ただ、実際に発売されるとそのアートスタイルは高く評価されており、ゲームそのものは開発期間の短さが一部で出てしまっているもののそのアートスタイルは「トゥーンリンク」として派生作品が生まれたりしたし、そもそも最新のブレスオブザワイルドやティアーズオブザキングダムも風のタクトのアートスタイルを発展させた形になったからね。

ゲームを映像を見るだけでプレイした気になるとアートスタイルの変更は批判の的になるんだけど、そのアートスタイルを採用した意図とかを実際にプレイして理解すればそんな批判は吹き飛んでいくじゃないかしら。