2022年3月8日のアレコレ | ゲームを積む男

2022年3月8日のアレコレ

眠る前に読書で夜ふかし。

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クラファンで1000万円集めたシューティングゲーム、制作費用未払いとして開発会社が企画者を訴訟。はたしてゲームは完成するのか

クラウドファンディングってのはインターネット上のサイトを経由して出資を募って様々なプロジェクトのために活用する事、もちろん出資をした側もただお金を払うだけじゃなくて実際に完成した商品だったりイベントの参加券だったり様々な報酬をリターンとして受け取る事が前提としてあるんだよね。

そんなクラウドファンディングはゲームの開発でも活用されることが多くて例えば2年前に発売されたシェンムー3はセガから独立した鈴木祐氏が最初の開発費をクラウドファンディングで出資を募って開発を始めたのがあったし、それ以外にも大手メーカーで自由なゲームづくりができなくなった開発者が独立してかつてのメーカーで手掛けていた様なゲームを改めて作るために手を出す事が多いんだよね。

そんな中で元コナミに所属していたサウンドクリエイターがコナミを退職した後に作ろうとしたゲームのクラウドファンディングで問題が発生しているみたい。

そのゲームはかつてコナミから発売されていたツインビーなどを彷彿とさせるファンタジー風の世界観を持った縦スクロールシューティングゲーム、もちろんツインビーとの関連性はないものの世界観やサウンドなどはそれを彷彿とさせる懐かしさもありクラウドファンディングを合計2回実施して1000万円の出資を集めていたみたいなんだよね。

そんなクラウドファンディングの実施が2019年だけどそれから2年以上が経過した所で開発に参加している開発会社が制作費用が未払いだと言う事で訴えを起こしたみたいで、元々は完成して収益を分配するための話だったけどクラウドファンディングに移行してそれが成功したのに支払いがないと。

問題なのは当初の話が口約束だったって事と、クラウドファンディングでの分配などを考えずに進めてしまった事などがあるかなぁ、開発会社としてはタダ働き出来るものじゃないし規模が大きくなってしまったからには制作資金は支払われて然るべきだろうけどそうした部分を最初の口約束のまま始めたのが大問題かなぁ。

クラウドファンディングを実施するのは前述通り大手メーカーから離れた開発者が多いんだけどそうした人の多くがプロジェクト全体のマネージメントの経験が薄い人が多いのが問題かなぁ、出資を募って完成までに時間がかかるのはわかるとは言え約束を守れないのは今後の信用問題にも関わる事。

クラウドファンディングに出資する側はプロジェクト失敗もリスクとして負うべきなのはあるんだけど、明確に失敗した場合は出資金を返金する必要も場合としてはあるので件のゲームは何かしらの形で完成させる方向に行くのかな。

ただ、それが期待された完成度になるかどうかはわからないけど。

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Valveが「Steam Deck」専用のゲームを予定していないことを明かす

Steamを運営するValveが海外で先行発売したSteam DeckはSteamで配信されているゲームを遊ぶことが出来る携帯ハードウェア。

モバイルPCをベースに開発されたものでゲーム専用機と比べるとサイズは大柄だけど多くのPCゲームを手元で遊ぶことができるのは魅力的なハードウェアになっているんだよね。

ただ、ValveとしてはそのSteam Deckじゃないと出来ないゲームを用意する事はないみたいで。

Steam Deckの役割はあくまでもSteamで配信されているゲームをモバイル環境で遊べるようにするためのデバイス、これまでPCでのみ動作していたSteamを広げる役割が大きいって事かな。

あくまでも最大の目標はSteamと言うシステムを広げることが目的であってSteam Deckと言うハードウェアを広げる事が目的じゃないって事かなぁ、もちろんSteam Deckを拡販していけばそれが将来的なSteam利用者を増やす事に繋がるだろうけど。

専用タイトルを用意しちゃうとそれを遊ぶために専用ハードウェアを必要するって流れになっちゃうわけで、オープンに展開するSteamを閉じちゃう事になるんだろうなぁ。

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コナミが『Castlevania Advance Collection』はSteam Deck未対応と声明―しかしユーザーから動作確認報告があがる

そんなSteam Deckは基本的にLinux OSをベースに開発されたSteam OSを言う物を搭載しており、そこで動作するゲームはWindowsでの動作をエミュレーションしたシステムを使っているのがあってSteamで配信されているすべてのゲームが動作するわけじゃないんだよね。

Valve側では常にテストを行っており動作確認が取れた・取れなかったゲームを随時公開しているんだけどメーカー側でも正式に対応したタイトルに関しては対応していると公式発表しているんだよね。

そんな中でコナミが出しているCastlevania Advance CollectionはSteam Deck非対応とストアページに表示しているんだけどユーザー側が動作して問題ないと確認しているのがあるみたいで、メーカー側の表明と実際の剥離があるパターンがあるのかな。

Castlevania Advance Collectionは悪魔城ドラキュラシリーズのゲームボーイアドバンス向けに発売されたタイトルをまとめて移植したタイトルでSteamの他にSwitchなどの家庭用ゲーム機でも発売されているタイトル。

ハイエンドなグラフィックなタイトルじゃないからSteam Deckでも動作が可能なタイトルなんだけどそれを敢えて非対応と明言していたのはサポートの都合になるかなぁ。

メーカー側としては正式に対応したと言うからにはSteam Deck上でゲームがちゃんと遊べる事が必要だろうし、もしも確認せず対応を謳って実際に不具合が発生したらサポートが必要になるからね。

もちろんしっかり確認が取れたなら正式対応を発表するだろうけど現時点でSteam Deckを持ってる人は望んだゲームが遊べるかどうかはあくまでも自己責任って形になるんじゃないかしら。

まぁ、そもそも日本で発売されてないんだけどねぇ。

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『エルデンリング』ゴテゴテUI化画像”が反響集める。ユーザーから、とある開発者への皮肉アンサーか

ゲームのユーザーインターフェースに明確な「正解」なんてないんだよなぁ。

ゲームを緻密に攻略したい人だったら多くの情報が把握できる方が良いだろうし、逆に世界を体感したいって人は必要以上の情報が出る事を嫌う人もいるし。

ゲームが複雑化することでその情報をすべて出そうとすると画面の情報量が増えすぎて追いきれないって人も出てくるだろうし。

記事ではエルデンリングのUIに関して別のゲームの開発者が苦言を呈したらファンから皮肉めいた画像が出たって話だけど、フロム・ソフトウェアは熱心なファンが多いメーカーとしても知られているからその影響も大きいんじゃないかしら。

エルデンリングのUIが正解かどうかはわからないけどね、実際にもう少し情報が欲しいって感じてる人もいるみたいだしねぇ。