2021年2月28日のアレコレ | ゲームを積む男

2021年2月28日のアレコレ

うわぁ、もう2月も終わりだよ。

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星野源×マフィア梶田――孤独なオタクが「創造」に至るまでをひもとく,非常識な対談

スーパーマリオ35周年記念CMにて披露された星野源氏の楽曲「創造」が先日リリースされてヒットしている中、ライターであるマフィア梶田氏との対談が公開。

短い対談ながら星野氏のルーツ的な話から何故任天堂にリスペクトを持つようになったのかとかそこから「創造」が生み出された話とかそれ以外の話とか多岐にわたる内容で見応えあり。

「創造」へ込められたリスペクトの熱量を見ると星野氏は古くから任天堂に触れ合っていたイメージもあるんだけど実際はそうでもないみたい、幼い頃にファミコンを親から買い与えられたけれど有名作品にはそれほど積極的に触れたわけでもなくて、更にはスーパーファミコンではなくPCエンジンに魅力を感じてそちらを購入したけれどCD-ROM2を買わずに一旦ゲームから離れた時期があると。

そして中高生の時代ではゲームよりも(まだライトノベルと言うジャンルが生まれる前の)ファンタジー小説などに触れてきてどちらかと言えば陰の側の立場だったみたいで。

そうした中で再びゲームに触れるようになったのは独り立ちしてからでバイトをしながらファミコンを再び手にとって直感からMOTHERを選んで遊びそこで感銘をうけてから製作者やスタッフの発言などに注目するようになって宮本茂さんや岩田聡さんなどの発言などにさらなる感銘を受けてリスペクトを感じるようになったと。

ゲームに深く触れる事になった流れはよくある「幼い頃はしっかり遊べなくて大人になって自分で使えるお金が出来たから触れてハマる」と言うパターンなんだけど、そこから製作者側の発言を深堀りするようになるのは普通の人とは感性がちょっと違う感じもあるかも。

「創造」の中にはそうした任天堂へのリスペクトが数多く含まれていて、タイトルの創造自体も任天堂が掲げている「独創」から来ているみたいだし、ファミコンのIIコンにあるマイクを使った録音とかマリオの効果音をそのまま使うんじゃなくて当時に出たシンセサイザーを使って再現して盛り込んだりとかも含めてただなぞって行くんじゃなくて自身の楽曲に合う形で使っている所とかも本気のリスペクトなんだろうなぁ。

岩田さんが決算説明会で非常識と思われる事をやるのが任天堂と言う会社だって発言したのはもう随分前の話ではあるんだけど、そうした他が考えない事をやってスタンダードに出来ていく企業って本当に少ないからなぁ。

それにしても星野氏が再びゲームに触れようと思ったきっかけはゲームセンターCXだったみたいで、有野課長って偉大だなぁ。

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さくまあきら、“復帰作”でシリーズ最大の売上「もう一度、悔いのない『桃鉄』を作りたかった」

昨年末にSwitchで発売された「桃太郎電鉄~昭和 平成 令和も定番!~」はコロナ禍での需要もあってヒットを続けていて、シリーズとしては最大の250万本を超えて300万本も見えている状況なんだよね。

そんな新作桃鉄は前回ニンテンドー3DS向けに発売されて以来4年ぶりの新作となって、更にはハドソンを買収したコナミ名義で発売されたのは初めてとなる作品だったけどそこに至るまでは様々な紆余曲折があったんだろうなぁ。

ハドソンがコナミに買収されたのは2012年、据え置きゲーム機で発売された最後の桃鉄は2010年のWii向けのタイトルなんだけど携帯電話アプリ向けには2012年までは出ていてそこから長らく出てなかったんだよね。

その間にはさくまあきら氏がコナミにスタッフとの不仲から絶縁状態があったみたいで、当時はコナミ側からもオファーはあったみたいだけど結局さくま氏が首を縦に振らない状況で実現出来なかったと。

そうした中で任天堂が橋渡し的な役割となってコナミからニンテンドー3DS向けに桃鉄を作る事になったのが前作で、開発自体は当時に元ハドソンのスタッフが在籍していたヴァルハラゲームスタジオでシリーズの初期作に関わった桝田省治氏も参加したりして任天堂から販売されて約40万本のスマッシュヒットになったんだよね。

で、さくま氏はそこで引退を宣言していたんだけどそこからやり残した事がまだあるって思いも募って、そこから更にコナミ側のプロデューサーが責任を持ってちゃんと作れる環境やスタッフを用意して再び新作が作られることになった経緯があったと。

前作の3DS版から今回のSwitch版の間にあった大きな変化としてはシリーズのキャラクターデザインに関わっていた土居孝幸氏やシリーズに関わっていたスタッフが独自にボードゲームのタイトルを手掛けた事。

桝田氏がインタビュー内で語っている「システムも見た目も『桃鉄』に似たボードゲーム」ってのはおそらくそれの事で、それがあることもあってコレまでシリーズに関わってきた土居孝幸氏のキャラクターは採用せずに新たにキャラクターをデザインする事になったんだよね。

(ちなみに土居孝幸氏のデザインを採用しなかった理由はお互いに気まずいからって発言があって流石に絶縁までは行ってないみたい、その理由として新作桃鉄の早期購入特典に土居氏がデザインしたファミコン版のスーパー桃太郎電鉄があったし。)

ただ、そうした変化ってのが今回の桃鉄が大ヒットした大きな理由の一つにもなってるんじゃないかなぁ。

インタビュー内でも語られている通り桃太郎電鉄シリーズって新作が出ても前作から大きくは変化しない部分があって、変えるのはあくまでも全体の2割ほどって事がコンセプトとしてあるみたい。

それがシリーズとして熟成された安心感や完成度につながっているのもあって、前述の似たボードゲームとの完成度の違いにつながっているんだけど見た目で大きく変わった事や前作から4年の期間もあった事で新鮮さをより感じられるってのがあったんじゃないかしら。

見た目は今までとちょっと違って新鮮味があるんだけど実際に遊んでみると老舗が培ってきた安心できる味わいがあるってのが良いんだろうなぁ。

コレまでの桃鉄の最大の売上は100万本前後で今回の新作は既にその倍を売り上げているから過去作を知らない人も当然多いんだろうけど、パーティーゲーム故に他の人の家で遊んだことがあるって人も多いんだろうなぁ。

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購入の価値あり。Oculus Quest 2のおすすめVRゲーム11選

スタンドアロン(単独)で動作するVRヘッドセットのOculus Quest 2は100万台以上の売上となっておりVRヘッドセットの中で初めてまっとうな市場を作り上げた感じもあるかな。

そんなOculus Questシリーズ向けに配信されているゲームで遊んでみたい・遊んでみて欲しいVRゲームが色々と紹介されているのが上記の記事。

この中でまず損をしない選択はやっぱりBeat Saberかなぁ。

Beat Saberは既に発売から数年が経過しておりOculus QuestだけじゃなくてPS VRとかSteamとかでも配信されているゲームなんだけどケーブルレスで使えるOculus Questならより快適に遊べるってのが大きな魅力。

デフォルトで収録されている楽曲も結構多いんだけどその後に追加された楽曲も有名ミュージシャンとのコラボなどあって豊富なので長く遊べるってのも魅力。

VRならではの感覚を味わうならThe Climbもおすすめ。

この作品はクライミングを行うゲームで操作は両腕を操作するんだけど視界全体を覆う絶景や足元の狭い恐怖感などVRだからこそ実現できた感覚は一度体験してみても良いかも。

この記事で紹介されてるタイトル以外にも数多くのVRゲームが出てきており中にはレトロゲームの世界に入り込むようなタイトルだったりノベルゲームをVR化したような物もあるのでOculus Quest 2を手に入れた人なら色々と試しても良いんじゃないかしら。

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Oculus QuestとPCを無線で繋ぐ「バーチャルデスクトップ」PC向けVRを遊べる機能が公式に復活

またOculus QuestではケーブルでPCと接続するとPC向けのVRゲームを遊べる事が出来るOulus Linkと言う機能があるんだけど、それ以外にも無線でPCと接続して遊ぶ方法もあるみたいで。

バーチャルデスクトップってのはOculus Quest向けに配信されているアプリでPCと接続するとVR空間で自分のPCを操作できる機能なんだけど、過去にはそこからVRゲームを起動して遊ぶ事も出来たんだよね。

ただ、Oculus側からの通達でその機能が削除されていて使うにはサイドロードと呼ばれる手法を使う必要があったんだけど、アップデートでその必要が無くなったみたい。

無線接続なのでそれなりの通信速度が必要になるしたまに不安定になる事もあるんだけどケーブルレスでPC向けのハイエンドなVRゲームを遊べるのは大きな魅力、バーチャルデスクトップ自体は有料のアプリだけど試してみる価値はあるかもなぁ。

Oculusストアでは遊べないようなVRゲームもSteamなどで多く販売されているのでそうしたゲームを加えると更にVRゲームの体験が広がるんじゃないかしら。

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購入後も性能をアップグレードできるスマホ登場

記事タイトルを見て自分でスマホの中を開けてパーツを差し替えられるのかと思ったけど残念ながらそうじゃなかった。

あくまでもサービスセンターに事前予約してから端末を持ち込んでアップグレードしてもらうみたいで、自由にアップグレードできるわけじゃないんだなぁ。