2021年2月2日のマキマキ | ゲームを積む男

2021年2月2日のマキマキ

節分らしいけど豆まきもしないし恵方巻きも食べないっすなぁ、恵方巻きは意外と凝った商品が多いから食べても良いけどそもそもお店に行かないんすわ。

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【月間総括】「逆ザヤ」というゲーム機ビジネスの”迷信”を考える

ゲーム機が新しくなるとその初期モデルは使っている部品とかも高いものになるから必然的にコストは高くなるわけで、それをギリギリの範囲内で提供するには黒字幅を圧縮して販売価格を設定する必要があって、場合によっては販売価格よりも製造コストが上回ってしまう赤字状態で販売する事もよくある話。

2006年に発売されたPS3は独自開発のチップや当時はまだ普及していなかったブルーレイを標準搭載する代償として赤字状態……いわゆる”逆ザヤ”と呼ばれる状態で販売がスタートしておりそれが黒字に変わるのはPS2互換を削除したモデルになるまで掛かってしまったのは有名な話。

その反省を元にPS4ではPCとかでも使われる部品などを採用してはじめから黒字で販売できる設計になっていて、それが同時期に発売されたライバルのXbox Oneが外部センサーのKinectを全面に押し出した展開をしようとして本体価格も高くなってしまった事もPS4に味方してその世代のトップを走る事が出来たんだよね。

その一方でPS5の場合は設計こそPS4を踏襲しているもののライバルのXbox Series Xとの性能競争と価格競争を図った結果として販売価格に見合わない高性能を実現する為に再び逆ザヤ状態で販売する事になってしまった訳で。

じゃあそうした逆ザヤとなる状況って本当に正しいの?ってのが上記の記事での考察。

実際にPS5の原価がどれくらいなのかは正確にはわからないけれど、だいたい1台あたり4~5万円と言われており、それに実際の製造コストや梱包に流通コストなどを加えて黒字になるように販売するには今の5万円以内では無理なのは確かかな。

Xbox Series Xは冷却機構がPS5よりもシンプルでそのあたりのコストは抑えているけどおそらくはPS5と同様に逆ザヤ状況。

そうした実際の価格に対して高い性能を持っているから需要も高くなるんだけど両機種とも肝心なチップの数が不足しておりせっかく高まった需要に対して供給が全く追いついてない状態。

そこに転売屋が入ってくる事によって本来は5万円で販売されるPS5やXbox Series Xが10万円とかで転売されてしまっている事を考えると、だったら逆ザヤ状態を少しでも解消した価格で販売したほうが良いんじゃないかって考えになるのもわかるかなぁ。

実際問題どのくらいの価格だったら納得されるのかってのはわからないからなぁ、今の5万円の価格設定は高い需要から多くの人が安いって感じているのは確かだけど今の生産状況から考えれば少し需要が下がったとしても逆ザヤ状態を解消して販売しても良かったのかもなぁ。

とは言え今年後半で安定供給できるタイミングで今の5万円にしたとしたら値下げが早いって批判されるだろうからそれはそれで難しいのかも。

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Switchの累計販売台数が7987万台となり3DSを超える。『あつ森』売上本数は1941万本に【任天堂決算】

一方ではじめから逆ザヤじゃない状態で販売しているSwitchは全世界での累計販売本数が8戦万本間近。

2017年の発売から今年で丸4年となるのでそろそろ需要も一巡したかと思ったらコロナ禍によって巣ごもり需要の発生もあって新たな需要が生まれたってのが大きいのかしら。

2020年はじめから夏頃にかけては中国の影響で供給不足があったし転売屋の増加もあったんだけど秋頃にかけてそれが解消できたのも大きいかな、PS5やXbox Series Xが慢性的な本体不足で伸び悩んでいる一方で大きく台数を伸ばしていった感じ。

SwitchはPS5やXbox Series Xは勿論PS4やXbox Oneと比べてもスペックが劣っているんだけど携帯ゲーム機としても据え置き機としても使える独自の立ち位置を確立していて、その状況を踏まえればライバルが品不足を解消したとしてもその立ち位置を利用して売り上げていく感じなのかもなぁ。

本体の売上を牽引したのは昨年3月に発売されたあつ森の影響が大きくて、2020年の4月から12月までの販売本数が1941万本となっていて3月の発売月分を加えると既に3千万本を突破していると言うからその強さがわかる感じ。

ただあつ森だけが強いんじゃなくて2017年発売のマリオカート8DXが同じく2020年の4月から12月の間で8百万本を売っていたりとかあつ森と言うキラーソフトだけじゃなくてコレまで発売されてきたソフトもしっかりとハードを支えている状況なのが強いんだろうなぁ。

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任天堂、「近い将来」には新型Switchを発表する予定はない

そんな現状で売れてるSwitchだけど今年の3月で発売から丸4年で5年目に突入するハード。

一般的なゲーム機のモデルサイクルが6年前後だと考えるとそろそろ次世代機の影も見えてきそうではあるんだけど、当然今の世代が売れている事を考えるとそのモデルサイクルをできるだけ伸ばす事を考えるのが普通。

そうした中で考えられるのはずっと噂されている性能強化モデルの投入なんだけど、少なくともまだそうした情報を出すのはまだ早いって感じかな。

2021年のSwitchの商売としてはまず今月にスーパーマリオ3Dワールド + フューリーワールドが予定されていて、3月末にはモンスターハンターライズと言う強いタイトルが予定されているのがあって。

更にこれらのタイトルにはそれぞれ世界観を合わせたSwitch本体が用意されていて、モンハンは同梱版でマリオは同梱ではないけど独自デザインの本体が発売されるんだよね。

これらの特別な本体は現行モデルをベースにしているわけで、流石にそうしたバリエーションを発売した直後に新モデルを発表するってのは良くないだろうなぁ。

実際に性能強化版のSwitchが出るとしたらそれこそPS5やXbox Series Xが本格的に普及を目指す事になる今年の後半以降になるかな、性能強化したとしてもそれらのハードと同等の性能は難しいにしても存在感を示す事は出来るだろうしなぁ。

とは言えまだまだ現状のSwitchが需要がある状態だからそれを推すのが大事かしら。

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木村拓哉アクションADV『ジャッジアイズ』リマスター版PS5/Xbox Series X|S向けに発表。やんちゃなキムタクが進化し破格の値段で帰還

龍が如くスタジオのリマスター作品としては龍が如く7が今月末から来月頭にかけて発売予定だけどそれに続いてキムタクが如くことジャッジアイズがリマスターされるみたい。

驚きなのは価格で、PS5版の通常版は税別1800円で有料追加コンテンツを含むPS5豪華版やXbox Series X/S版でも税別3300円と買いやすい価格になっているのが特徴。

ゲームそのものは海外版ベースとなっていてPS4版に関してはセーブデータの以降に対応してなかったりするけどこの価格だったら旧作を持っていた人も持ってなかった人も手を出しやすいんじゃないかしら。

今回はXbox Series X/S版もはじめから発表済みなのもポイントだけど龍が如くシリーズで最近出ていたSteam版は予定されていないのは気になる部分かな。

とは言えジャッジアイズは木村拓哉と言う実在する俳優が主人公のモデルとなっており、Modなどの外部プログラムが使えるPC版を出してしまうといろいろな意味で問題になってしまうからそれを避けたって考えもあるかもなぁ。

最近でもサイバーパンク2077でキアヌ・リーブスに絡むModが遮断された事があるけど実在の人物を使う場合は難しい部分も多いだろうからなぁ。