2015年1月2日の鏡餅 | ゲームを積む男

2015年1月2日の鏡餅

年明けの前の話になるんですがベイマックスを観てきたんですよ。

ベイマックスは原題は「Big Hero 6」で、マーベル・コミックの所謂アメコミが原作となっている作品なんだけど配給される地域の状況に合わせてタイトルとか売り方が変わっているのは前にも記事を取り上げた通り。



日本向けの売り方では感動モノっぽく扱われていて実際に感動できるシーンも含まれているからCMに嘘偽りがあるワケじゃないんだけど、実際に見てみると感動モノよりもヒーロー物としてしっかり作られている感じがするんだよな。

ちゃんとアメコミヒーロー映画としての流れを汲んで作られているんだけどディズニー映画としてファミリー向けとしてもしっかりと楽しめる構造になっているのは流石と言う感じ。

原作自体はマーベルの中でもマイナーな作品で殆ど忘れ去られたタイトルだったんだけどそれをアニメ化するのに際して設定とかが大きく変わっているみたい。

原作では純粋に東京が舞台だったけど映画では「サンフラントウキョウ」と言う日本っぽい架空の世界になっているしベイマックスも人造兵器から介護ロボットになって仲間たちも超能力者からそれぞれの得意分野を用いて戦う形になってるとほぼ別物レベル。

特にベイマックスの設定が介護ロボットに変更されたのが大きなポイントだと思う、この設定変更のお陰でアメコミヒーロー映画では当たり前のように出てしまう○○が本作ではストーリー上で必要な一人しか起きないし、それがファミリー向けとしてきちんと成立させたんだろうなぁ。

ストーリー面の緩急の付け方とか主人公たちの活躍とか見どころが多くて2時間近くある内容ながら最後まで飽きずに楽しめる事が出来た良い映画でした、妖怪に疲れた人もベイマックスに癒やされれば良いと思うよ。

ちなみに、マーベル映画を見てる人ならわかると思うけれどエンドロールが始まっても席を立たない事は大切だからね。

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で、そんなベイマックスをせっかくだからと4DXで見たんですよ、比較的近い所で見られるようになったから。

映画の動きに合わせて座席が動いたり風やら何やらで映画を体感できるのが売りなんだけど実際に体験してみると思った以上に没入感が高くて驚き。

そりゃ映像とか音響で映画を観るんだったらIMAXを選んだほうが良いんだけど4DXの場合はそれ以外の部分でも楽しいと言うか。

何ていうか、まさに体感映画って感じで思わず声が出ちゃうのも仕方がないんだよね、まさにエンターテイメントとしての映画って感じが味わえる良いシステムだと思いました。

パシフィック・リムで4DX上映が定期的に行われるのもなんとなくわかる気がするなぁ、実際にこれで見てみたい感じがあるから。