2012年5月5日の映画まつり

「ももへの手紙」と「ウルトラマンサーガ」を鑑賞
…したのは昨日なんだけどね、今日はひたすら仕事。
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ももへの手紙は瀬戸内海にある小さな島を舞台にして父親を亡くして母親とともに東京から引っ越してきた主人公の少女と妖怪?の交流を軸にして亡き父親への思いや母親とのすれ違いなどの物語が展開されていく内容。
話の内容としては過去にもあった感じの物を上手く組み合わせている感じ、妖怪?と少女の交流で悪人がいない物語となるとどうしてもこの路線になってしまうんだなって感じる定番の物語ではありますがそれが悪いわけじゃなくて下手に捻って作るより好印象だと感じる。
それに本作の映像表現が本当に、細かい部分まで丁寧に作られている事から下手な実写映画よりもその場の空気感を感じられるような…物語の内容やその舞台である事の説得力が生まれている気がするんだよな。
自分はこうした田舎の島に行った事はないんだけど絵で作られた舞台をリアルなイメージで想像できるような感じがあったのだ。
あと、よく批判される芸能人声優なのですが本作に関しては悪いイメージは感じられなかったかな、特に主人公の母親役の優香は悪くなかった気がする、脇をベテラン俳優・声優が囲っているのも良い効果だったかもしれないなぁ。
映画としてはインパクトが薄いし、地味な内容ではあるんだけど非常に丁寧に作られたアニメ映画だと思いました。
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ウルトラマンサーガはタイトル通りのウルトラマンの映画。
現在放送中のウルトラマン列伝のナビゲーター役でもあるウルトラマンゼロをメインとして過去に放送されたウルトラマンコスモス・ウルトラマンダイナがひとつのスクリーンに登場する映画。
バット星人によって殆どの人間が消えてしまった地球でわずかに残った人間たちと別の次元の宇宙からやってきたウルトラマンダイナとウルトラマンコスモス、それにウルトラマンゼロにたまたま別の宇宙から来たタイガと怪獣との戦いが展開されていく内容。
ウルトラマンゼロとタイガはある事から一心同体として活動する事になるけれどタイガは過去にあったある事情からウルトラマンへと変身する事を拒否しており、比較的軽い性格をしているウルトラマンゼロとタイガとのやり取りはユニークで笑いがあったり、タイガ役のDAIGOの演技はどうしてもDAIGOの範疇ではあるんだけど軽い性格のキャラクターにはあってると思う。
そうかと思えば怪獣は倒すのではなくておとなしくさせると言うコスモスやヒーローとしての存在感のあるダイナとそれぞれの立ち位置の違いがあって楽しい、ただそれぞれがヒーローとしてピンチになっても最後まで諦めないと言う強さがあるのが楽しい。
何が悪で何がヒーローなのかがはっきりしているのが見ていてスッキリと出来るのだ。
物語の重要な役割を占めているのはウルトラマンダイナで、つるの剛士の演じるアスカ・シンも非常に存在感があって普段つるの剛士から感じるお馬鹿キャラとは違って本当にヒーローだと感じられたりするのです。
生き残った人間で地球防衛軍として活動するメンバーとしてAKBの人たちが出演していたりとか、エンディングテーマがエイベックスだったりするのは時代の流れとして仕方がない部分があると思う。
ただ、彼女たちの存在も(多少の違和感はあるけど)物語の中で上手く生かしてあるし、子供がヒーローの為に立ち上がるって部分も表現されていてヒーロー映画として非常に楽しい作品だと思ったのであった。
同時期に公開されたスーパーヒーロー大戦(ウルトラマンサーガが3月末公開でスーパーヒーロー大戦が4月中旬公開)と比較して勿論それぞれに魅力はあるんだけど、素直に楽しめるヒーロー映画としてはウルトラマンサーガの方が上かなぁって感じたのです。
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消費者庁、コンプガチャを禁止へ・・・ソーシャルゲーム各社に近く通知
朝方からTwitterなどで騒然となっていた話題。
コンプガチャってのは一定の確率でランダムに出るアイテムを揃える事でボーナスが貰えると言う仕組み、特定のレアアイテムを手に入れるために高額の支払いをするから批判されたりするんだよね。
一部では法律が改正されてランダム性のある収集要素が問題になるとか言われているけれど、法改正とかはなくてデジタルで配信される実態のない物だったから見逃されていたけれど流石にやりすぎて問題視されたって事かな。
現状のソーシャルゲームって登録者の数%が高額課金を行なっていて儲けているイメージがあるんだけど、本当に長く続けるんだったら課金の額が少なくてももっと広い範囲から収益を得られるようにしないといけないだろうと思うんだよな。
恐らく今回の報道でソーシャルゲーム会社の株価が下落したりするだろうけれど、おそらくはコンプガチャに変わる高額課金の手段を用意しているんだろうなぁ。
実際に課金する量でレアアイテムの入手確率が上がる仕組みとかは用意されているみたいだし、イタチごっこみたいな状況になったらソーシャルゲームの市場自体が長持ちしないんじゃないかと思う。
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『Wiiの間』からプレゼントが届く
※ハズレました