2009年9月9日は北米でのドリキャス10周年です。
まぁ、今のセガはゲーム機を作る会社では無いので10年前の商品で後継機のない物をアレコレ言える立場ではないって事なんでしょう、寂しい部分はあるけれど仕方なしと言う気持ちもあり。
ドリキャスは時代を先取りしすぎていたのは間違いないんでしょうね、標準でネットワーク接続が可能なハードで、開発が行ないやすく独自のディスクを使用することで物理的なコピーを防止できたゲームソフト、基本機能はシンプルだけど拡張性のあるコントローラーとか先見の明はあったのは確か。
ただ、先見の明があったとしてもそれを実現出来る環境ではなかったのが最大の欠点でしょうね、ネットワーク接続が可能でも電話回線がメインでは電話料金の高さがネックになるし、物理的なコピーが不可でもMIL-CDとかで結果的にコピーが可能になってしまっていたり。
それらの欠点以上にドリキャス最大の敗因は広告戦略だとは思いますが、そのあたりはまぁセガなので仕方がないと思うのです。
過去のセガには先見の明があったけど今のセガにはそれがあるんだろうか、ハードウェア事業を終了させてゲーム機という重すぎる足枷が外れた筈なのにフットワークは以前よりも重くなっているみたいだし、内部の開発力も露骨に低下して現在は外注頼みだからなぁ。
北米でのドリキャス事業は北米でのセガサターンの大失敗と言う日本以上にマイナス方向からのスタートで結局一度も良い話題が聞かれないまま収束してしまった印象があるのです、ソニックはどれだけ検討できたのかしら。
ドリキャスで発売されたゲームソフトは惜しいソフトがそれなりにありますが、セガサターン時代よりも印象に残りづらいのが欠点なんですよねぇ、PSOやソニックは他機種にも移植されたしシーマンも瞬間風速が抜群なだけでしたし。
今ドリキャスのゲームをプレイしようとすると稼働する本体を探さないと行けないのが最大のネック、今後新たにドリキャスソフトが遊べる機械が出る可能性は少ないだろうし、ディスクメディアのゲームでいわゆる負け側になってしまうとこうした欠点が出てくるのが辛いんだよなぁ。
もし、セガサターンとドリキャスのゲームソフトが公式で遊べる機械が出るなら喜んで買いたいんだけどねぇ、流石に無理かw