新型PSP、誰が買う? | ゲームを積む男

新型PSP、誰が買う?

新PSPはスライド式の 「PSP Go」、UMD廃止・Bluetooth内蔵


旧PSPには搭載されていない青歯の搭載と旧PSPに搭載されていたUMDを廃止に加えて始めから16GBのストレージを内蔵しているよと、形はスライド式なんだけどUMDを廃止した分だけサイズを大きく小さくする事が可能になったのが最大の特徴なのかしら。


ソフトウェアに関してはネットワークを経由してのダウンロード配信で供給されると、UMDで販売されているパッケージソフトは同時発売でダウンロード版も価格を抑えて販売するようにする感じ、これは既にSCEのソフトがパッケージとダウンロード販売を同時に行なってきたからそれを全メーカーに展開する訳だろうね。


PSPの欠点ってのはUMDなのは確かなんだよね、読み込みは長くなるしバッテリーの持ちは悪いし、海外ではそれほど売れなかったから廃止するのはわかるんだけどねぇ…


海外ではiPhone/iPod touchみたいな物があるのでソフトのダウンロード販売に関してはそれなりに抵抗がないだろうし、同じ方向性でやっていこうと言う試みは分かるんだ、今のPSPよりもサイズが一回り小さくなったから持ち運びやすくなっただろうし。


でもこれはやっぱり日本では売りづらいだろうし、買う人も少ないだろうな~ってのは非常によく分かる訳です。


日本でこの「PSP Go」を販売するにあたって最大の問題点は「今まで販売してきたPSPソフトはどうするの?」って言う事だと思うわけで。


海外同様に日本でもPSPソフトの売れ行きがさっぱりだった場合は比較的スムーズにこのPSP Goへの移行が行えたと思いますけどね、


しかしながら日本国内ではモンスターハンターポータブルシリーズのおかげでDSに次ぐ国内2番手でソフトの種類によってはDSよりも売れると言う市場を築けてしまったおかげで、その市場を上手く「PSP Go」へ移行できるかと言う問題が生じてくる訳です。


当面はPSP GoとUMD搭載の現行型であるPSP-3000が併売されるみたいですが、売り場にて新型と旧型が並ぶとユーザーとしては新型を選びたくなるのは当然の流れでしょうし、新型の方が旧型で遊べたゲームが遊べないと言うゆがみが発生するわけですね。


そのゆがみを解消するにはPSP Goにソフトを転送するための外付けUMDドライブを用意する必要があるわけですが…おそらくは発売しないと思います、ソフトのコピーに繋がりますし何よりもソフトメーカーとしては同じソフトを何度も買って貰った方が儲かる訳ですし。


そんな訳で、自分の考えではこの「PSP Go」と言う本体に関しては日本では出さない方が賢明じゃないかと思うわけです、その代わりに同等の機能を追加してUMDをそのまま搭載したPSP-4000でも出した方が日本での勢いは持続できるんじゃないかと。


ただし、現行PSPとの関係を断ち切って一つのゲーム機としてみれば中々面白そうな存在なのは確か。


メディアプレーヤーとしてみればそれなりの性能がありますし、PS3にダウンロードしたゲームアーカイブスやPSPオリジナルソフトに関してはこの「PSP Go」でプレイするって言う手段も十分ありだと思うわけです、価格も現行PSPより下げるって話だから、考え方によってはiPod touchあたりの良いライバルになりそうな予感。


でもなぁ、せっかくダウンロード配信に特化した機械なのだからアナログをもう一つ増やすとかしてよりゲームアーカイブスのソフトを楽しめる環境にすれば良かったのにと思うわけです、上記の記事の後半にあった「PSP2予想図」みたいな機械だったら良かったのにねぇ。


あと、微妙に格好悪いのは難点。