いい加減なデータを元に憶測記事を書いてはいけない
任天堂「WiiWare」と苦悩する中堅ゲーム会社GDC報告(3)
(引用始め)
米Gamasutra誌のサイモン・カーレス氏はGDCの講演で、WiiWareの販売情報サイト「VG Chartz」のデータを基に、WiiWare市場の動向を分析した。カーレス氏はVG Chartzのデータについて「信憑性は低いが他に参考になる情報がない」と前置きしたうえで、昨年12月末にVG Chartzが発表したWiiWareの2008年の世界ゲームソフト販売本数を引用した。
(引用終わり)
Wiiウェアに限らずXbox LIVEのマーケットプレイスやPS NetworkのStoreでも販売本数のデータは公表されておらず実際に調査する方法も殆ど無い、結局正確なデータはメーカーが供給する物を待つしか方法が無いのです。
ちなみにここで用いられている「VG Chartz」ってのは信憑性が低いことで有名、Wikipedia とかを見るとスパイウェアが仕組まれていたりする程度のサイトだしネット上でこのサイトの情報を参照する場合は「VG占い」とまで揶揄されるデータなのです。
Wiiウェアのデータはおそらくみんなの任天堂チャンネル辺りを参照にしているんだろうけどアレで正確な情報を出すのは間違い無く不可能だし、そんな信憑性の無いデータを用いてアレやコレやと言う事自体がお門違いじゃないかと思うわけです。
結局「Wiiウェアは売れてない」と言う文章を書きたいために信憑性の無いデータを恣意的に抜き出して自説の補強の使っているだけなんだよな、本人が意図しているのかクライアントからの依頼なのか知らないけどジャーナリストも大変だと思うわけです。