2008年のまとめ(配信ソフト編)
2008年は一般的な流通経路に乗るソフトだけじゃなくてネットワーク配信されるソフトが活発になってきたと言える年でしたね、既に開始されていたXbox Live アーケードやPLAYSTATION Networkに加えてWiiwareのサービスが始まって年末にはDSiウェアのサービスも始まったのも大きな理由だと思われます。
特にWiiwareではそれまでケータイ電話アプリでソフトを出してきたメーカーや大手メーカーの下請けが参入した事が大きく、先行した2機種のネットワーク配信タイトルとはまた違ったタイトルが出てきて盛り上がりましたね。
Xbox Live アーケード
http://www.xbox.com/ja-JP/games/t/triggerheartxboxlivearcade/
・トリガーハート エグゼリカ
アーケードやドリームキャストで発売された縦スクロールシューティングゲームの移植版になります、登場するキャラクターがスクール水着(風)の衣装を着た美少女と言う事で色物的な扱いが強いのですがゲームとしては結構オーソドックスな弾幕系シューティングゲーム、だけど敵とかをキャプチャーして振り回すシステムがあったりして意外と面白かったのです。
今年はPS2版が発売される予定ですが追加要素とか限定版のフィギュアとかに興味がなければこちらの方が良いかも、価格も安いし。
http://www.xbox.com/ja-JP/games/i/ikarugaxboxlivearcade/
・斑鳩 IKARUGA
これまたアーケードやドリームキャストで発売された縦スクロールシューティングゲームの移植版ですね、敵が打ってくる弾にわざと当たることがゲーム性に組み込まれているのが特徴でしてそのシステムに慣れないと一筋縄ではいかないんです、ドリキャス版以来久しぶりにプレイしたのですがやっぱり難しかったと思ったり。
しかし、トリガーハート~は中身はオーソドックスだけど見た目を美少女系にしたのに対してこちらは見た目は硬派なんだけど中身が一風変わったタイプなのがちょっと面白いと思ったり、シューティングも色々あるんだねぇ。
http://www.xbox.com/ja-JP/games/r/rezhd/
・Rez HD
またまたドリームキャストやPS2で発売された同名ソフトの移植版になりますよ、ゲーム内容は3D空間を進んで行くシューティングで敵を倒す方法がロックオンのみと言う物なのですがプレイヤーの行なう動作のほぼ全てに音が鳴り響いてプレイするとゲーム内の音楽や映像と効果音が混ざって一種のトランス状態になれると言う不思議なゲームなんです。
PLAYSTATION Network
http://www.jp.playstation.com/scej/title/eds/
・Everyday Shooter
全方向に攻撃できるタイプのシューティングゲームです、シンプルで印象的なグラフィックで画面のスクロールはなく全て一つの画面で展開されます、プレイヤーが出来る事は弾を撃つことと攻撃を避けることしかないのですが誘爆するタイプの敵を攻撃して巻き込ませたりとかステージ毎に用意された特定の条件を満たしてボーナスを得たりとか出来ます。
音楽が全てギターで作られているのが特徴的、ちょっと淡々としすぎているかも知れませんがこれはこれで結構悪く無いんですねぇ。
Wiiware
http://namco-ch.net/mojipittan_wii/index.php
・ことばのパズル もじぴったんWii
アーケードやPS2、PSPやGBAやDSにも移植されているパズルゲームですよ、ステージの中に用意された文字を当てはめて言葉を作っていくおなじみのルールの奴、Wiiware版は変な追加要素とかの無いシンプルな形になっている感じ、案外ボリュームもあるし有料の追加ステージもあるし、後から出たパッケージ版を考えなければ結構お得だったと思うな、パッケージ版さえ出なければ。
http://www.arcsystemworks.jp/pingpong/
・おきらくピンポンWii
Wiiリモコンでピンポン…卓球を楽しむソフト、可愛らしいキャラクターと棒読みが過ぎる声が印象的だけどゲーム自体はシンプルで本当におきらくな感じ、500円なのでまぁこんなのでも良いかなって思ったりもする、おきらく~シリーズは結構数が出ているんだけど結構利益が出ていそうな予感。
http://www.konami.jp/products/dl_wii_gradius_re_ww/
・GRADIUS ReBirth
グラディウスシリーズのオリジナル新作、過去のシリーズのステージとかをモチーフにして新作として作られている感じで安定して楽しめる感じ、難易度設定を行えば上級者から初心者までしっかりと楽しめるのが良い感じ、おなじみのコナミコマンドも使える。
プレイしている感じは本当にスーパーファミコンとかネオジオとかその辺りの世代なんでパッケージソフトとして販売するとスルーされそうなゲームでも出せる配信ゲームの良さが出ているんですね。
http://www.capcom.co.jp/rockman/9/
・ロックマン9 野望の復活!!
ファミコンから続く骨太アクションゲームのロックマン最新作として作られたソフト、ストーリー的に初代シリーズの続編となっているのと共にグラフィックの雰囲気とかがファミコン時代のソフトを再現した感じになっているのが最大の特徴でゲーム性とかも当時の雰囲気を出している感じ、そして難易度も当時の雰囲気を出していて難しいんだよなぁ。
海外ではPSNやXBLAでも配信されているのですが国内ではWiiware版のみ、ハード性能がゲームを左右する物じゃないのですがどうせ出すならPSN版やXBLA版はスーパーファミコンテイストとかだったら良かったのにとか思う。
http://tetrisparty.jp/
・テトリスパーティ
Wiiwareで楽しむテトリスですよ、基本的なシステムはオーソドックスなテトリスであってその為に買うなら携帯ゲーム機で出来るテトリスDSとかを買う方が良いのですが、このテトリスパーティの最大の特徴はバランスWiiボードでテトリスがプレイ出来るって事だと思うんですよ、重心移動で左右に動かして屈伸すると回転すると言う操作なんだけどこれがもの凄く難しいw
まぁ、それは一発ネタと言う事で毎回プレイするほど楽しい訳じゃないんですが多くの人と集まってワイワイ騒ぎながらプレイすると楽しいに違いない、一応複数人プレイも出来るし簡易ルールでプレイも出来るし。
http://www.nintendo.co.jp/wii/wiiware/wmbj/index.html
・カタチのゲーム まるぼうしかく
3種類のシンプルなルールのゲームが集まったソフトです、それぞれのゲームは使用するボタンも少なくて本当にシンプルな物なのですがそのゲームが画面内に3つあってそれぞれがそれぞれに影響を与える要素があるのが特徴なんです、複数人集まってプレイする事も出来るし一人でプレイしてリプレイを残してそれを横で映しながらプレイする事も出来るんです。
シンプルなゲームをプレイしたいだけならDSへダウンロードさせてそちらでプレイする事も出来るのが良いところ、ダウンロードしてもDSの電源を切るとデータが消えてしまいますが何となくプレイ出来る感じ、DSiウェアの200円あたりで出たらちょっと気になるかも。
http://www.studio-zan.com/overturn/
・オーバーターン
3D空間でロボット同士で戦う対戦アクションゲームですよ、Wiiリモコンとヌンチャクを使用した操作はそれ程複雑じゃなくて覚えやすく、プレイヤーが操る機体のカスタマイズ要素とかもあるし、何よりWi-Fiコネクションにてインターネット経由の対戦プレイが出来るのが美味しい、バランスWiiボードを使った操作も出来るけどこちらは慣れないとちょっと厳しいかも。
http://prope.sega.jp/letscatch/
・レッツキャッチ
Wiiリモコンでキャッチボールを行なうソフトなんです、とある街の公園で人々とキャッチボールをしながら親交を深めていって最終的には地球を救うところまで進むストーリーモードとか少しずつ速度が上がっていくボールを何処までキャッチできるかを競うモードとか、色々なモードがあります。
キャッチボールの仕方はWiiリモコンを縦に持って投げられてきたボールに合わせてAとBボタンを同時に押すだけ、なんだけど振動とかWiiリモコンから聞こえてくる音声とかで上手くボールを受け取っている感じが出ています、そして相手に投げ返すのもAとBボタンを押したままWiiリモコンを振れば良いのですがこれも本当に投げたように反応するので本当にキャッチボールをしている感じが出るんです。
単純なボールの投げ合いな筈なんだけど不思議とプレイし続けたくなるような魅力のあるゲームに仕上がっていますよ、ノーコンでも楽しめるし。
http://www.kemco.jp/applipage/wiigame/08_game/sb_a.html
・ソーサリーブレード
Wiiware初の本格派RPGと言う触れ込みのゲームで制作はケータイアプリとかを手がけてきたメーカーです、地球から火星へと移住してきた子孫達の物語で世界観はSF的な要素が多い、システムはオーソドックスなコマンド選択式のRPGで特殊なワザを出すとき等に若干Wiiリモコンを振ったりする操作があります。
敵を倒して手に入れたりダンジョンの宝箱から手に入れたりすることで素材を集めてそれを元に新しい武器を作る事が出来るんです、そしてそれらを強化したりしてゲームを進めていく感じになる。
バランスは序盤こそスムーズに進むけど中盤以降は意外と手応えのある作りで武器も一つの物ばかり使わずに様々な特殊能力を駆使する必要があったりするし、それでも勝てない場合はレベルアップしたり武器を強化したりとなかなか遊びごたえがあるのが良い所、全体的にテンポが良いので遊びやすいですよ。
DSiウェア
http://www.nintendo.co.jp/ds/dsiware/kguj/index.html
・うごくメモ帳
DSでぱらぱら漫画を作る事が出来るソフトなんです、お絵かきツールとしての機能はそれ程ないけれど前のページを薄く重ねながら書いたりとかぱらぱら漫画を作るためなら結構良い感じで使えそう、しかもそれをアップロードしてweb上で見たり出来るのも面白かったりする、問題は絵心が無い事だけか。
http://www.nintendo.co.jp/ds/dsiware/kuwj/index.html
・うつすメイドインワリオ
DSiのカメラを利用してプチゲームを楽しむソフトです、カメラで位置合わせ→プチゲーム→位置合わせ→プチゲームと言う繰り返しでプレイする内容ですよ、そして最後に自分がプレイしている顔を客観的に見せられたりして(保存不可)馬鹿馬鹿しさのあるのがポイント、ボリュームは大したことないけど面白さは安定している感じ、環境によってはカメラの認識が若干悪かったりするのが残念。
http://www.nintendo.co.jp/ds/dsiware/kaaj/index.html
・Art Styleシリーズ:AQUARIO
色を並べて消していくシステムのパズルゲームです、システムはシンプルで画面もシンプルなんだけど音楽の使い方とかによって非常に没頭してプレイで来るゲームに仕上がっているんです、bit Generations
とかが好きだった人には絶対に楽しめる筈。
http://www.nintendo.co.jp/ds/dsiware/kadj/index.html
・Art Styleシリーズ:DECODE
電卓数字が出てきて合計が10になるようにタッチして消していくゲーム、ただタッチするだけじゃなくてスライドさせると数字が逆さまになったりして例えば2を5にしたりとか6を9にしたりとか、そうした部分も使うので結構難しい部分があるかも、冷静にプレイすれば良いんだけど数字が増えてきて焦り出すとパニックになって難しくなると言うアクションパズルの王道と言えるゲーム性が出来ているのが良いですね。
http://www.nintendo.co.jp/ds/dsiware/kd9j/index.html
・ちょっとDR.MARIO
ドクターマリオです、ニンテンドーが出したゲーム機には大体登場しているゲームソフトだし最近では細菌撲滅として脳トレにも収録されていたので知名度は高いですね、今回のちょっとDR.MARIOはタッチペンとかを使わないオーソドックスなシステムなんですが落下地点の表示があったりして今風のアレンジも入っている感じ、携帯ゲーム機でカード入れ替えなしでプレイ出来るのが大きな特徴。
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…と、まぁ配信専用タイトルは程々にプレイした感じなんですがFFCCとか有名所をプレイしていなかったのが自分でも意外と感じたりする、Wiiwareは良さそうなゲームが増えてきたのは良いけど本体メモリーが既に限界まで来ているのでなかなか新規にダウンロード出来ないんだよなぁ。
Wiiwareが本格的に始まってDSiウェアもおそらく今年から多くのソフトが出てくると思うんだけど、そうすると面白いソフトが埋もれてしまう可能性が出てくるんだろうな、粗製濫造とは言わないけど大手メーカーの有名タイトルと同じ日に配信開始されたソフトなんかは目立たなくなりそうで。
一応小さなメーカーでも参入できて開発が容易と言うのが配信ソフトの売り文句なんだけど実際にダウンロードするユーザーの目に付かないと売れないから、結局は宣伝量が物を言いそうでちょっと怖いかもなぁ。
勿論、2ちゃんねるとか色々な場所でユーザー単位でのコミュニティが発生してそこから良作が口コミで広がる事はあるんだけどさ、まだまだニッチなのかも。
XBLAみたいに全てのタイトルに体験版を用意するってのも結局はダウンロードされなければ意味が無いんだしこの辺りは今後の課題になりそうな予感、iTunesみたいに購入画面でユーザーのレビューでも乗せるのが良いのかな…これもあんまり良くないだろうなぁ。