「428 封鎖された渋谷で」の体験版をプレイ
先日届いた「428」の体験版を早速プレイする、体験版を何度もバッドエンドにアイながら一通りプレイしてWiiのプレイ履歴を確認したところ54分と言う事で大体1時間前後あれば体験版の全体を把握できる感じかな、体験版なので本編のほんの一部しかプレイ出来ないのですが中々のボリューム、こりゃ本編もボリュームがありそうだ。
本作は「サウンドノベル」と呼ばれるシリーズの一作で基本的には文章をそれに合わせた静止画(一部動画やアニメーション)と効果音で読み進んでいき、途中で選択肢が出てきてそれを選んだ結果によって先の物語が変わっていくスタイルのゲームになります。
「428」では長期ロケで撮影された実写映像が使われていますが時々効果的に動画が挿入されたりスクロールやエフェクトなどで動きを感じさせる作りになっているので良い感じです、一部では実写に関して否定的な感情を持つ人もいますけどこのゲームは実際の渋谷の街が舞台になっているので実写の方が合ってるんです。
今回の特徴は主人公が5人存在してそれぞれにストーリーが存在し、それぞれの選択肢が別の主人公の行動へ影響を与えると言う事、一人の主人公の物語を延々と進んでいるだけではすぐにバッドエンドになってしまうんです、その為には他の主人公の物語を読んで選択肢を選んでその主人公をバッドエンドにしない選択を選ぶ必要があると。
ゲーム中には「TIP」と「JUMP」と言う項目があって文章の中にそれらを示す単語や言葉が選択できる様になっていて、「TIP」は専門用語に関する注釈や物語の解説が含まれていて中にはちょっとクスっとくる解説があったりし、「JUMP」に関してはその単語が表す別の主人公の物語へと移ることが出来ます。
一人の主人公の物語を薦めていくとバッドエンドじゃなくてもストップする場面があってその時に他の主人公の物語からその主人公を示す言葉を見つけてそこから「JUMP」して物語を再開させる必要があったりもします。
こうして複数の主人公の物語を平行して読み進めながらストーリーを追っていくのが「428」の特徴でして、ゲーム性を例えるならば文章の体裁を持ったパズルの様な、迷路のような、そんな感じのゲームなんです。
そうすると一見して「面倒くさいんじゃないか」って言う思いも出てくるのですがそうでもなくて、一人の主人公の物語が途中で止まると続きが気になって来て他の主人公の物語を進めたくなって。
更にその他の主人公の物語の先が気になるから他の主人公の物語も気になってとストーリーがストーリーを引っ張って行くような不思議な魅力が出てくる訳なんです、既に今の時点で体験版の続きが気になって仕方がないのですがこれは発売日まで楽しみに待つことになるんですね。
それに本作で良いと感じたのはゲームの基本操作がほぼ片手のみで完了できる事がありました、右手か左手にWiiリモコンを持って手が届くボタンでゲーム内の操作が殆ど完了します、ポインターを画面に向ける必要もないしやたらと振り回す必要もないし両手を使う必要も無いんです。
一応設定でWiiリモコンの横持ちやクラシックコントローラーにも対応していますがわざわざそれでプレイする理由は希薄、ゆったりと座ってWiiリモコンを持った手を自由に垂らしたらもう片方の手でコーラを飲みながらプレイしても良いしポテチを食べながらプレイしても良いんです。
何ならながら踏み台をしながらプレイしても問題ないのですがWiiソフトなのでWiiFitとの同時起動が無理なのが残念なり、これはとりあえず運動メモで代用するしか無いですか、仕方がないのです。
…兎も角、体験版でプレイ出来た二人の主人公の続きが気になるし他の主人公達がそれにどうやって絡んでくるのかも気になる感じ、更に豪華スタッフで作られたボーナスシナリオもあるし、体験版で満足じゃないから是非とも本編を買っていきたい所、色々と楽しみですね。