ファンタジーゾーンコンプリートコレクション
凄いや、2008年なのにシステム16の新作なのだから恐れ入る、見た目が当時で中身は処理落ち全くなしになっている、とかそんな作りではなくてちゃんと敵の数が増えると起こる処理落ちとか当時のハードが出来た機能で行なわれている演出の使い方とか本当に当時のゲームって感じで、何というか本当に良い意味でのゲーム馬鹿って言うか、これが定価2625円で本当に良いのかってレベル。
基本的に下手の横好きなので難易度をイージーにしてプレイ、PS2に装着出来るタイプの小型モニターでプレイしているのですが解像度が高いわけでもないのでそれで全然良いわけです、基本的なゲームシステムがボムとショットと移動の3つ(スーパーファンタジーゾーンはそれにもう一つボタンがある)で、各タイトル毎にシステム設定でボタン連射ボタンの設定が出来たりする。
基本的にはプレイ中にセレクトボタンを押すと設定画面が出てそこでゲームの難易度設定とかボタン配置の設定とか連射とか色々と設定出来て、その中にそれぞれのゲームの「機種」を選択できる、例えばファンタジーゾーン1の場合はオリジナルのシステム16版(しかも4タイプ)とセガ・マークIII版(これも2タイプ)が選択できたし、マークIII版に関しては設定の中に処理落ちをさせるのか否かと言う設定まで出来るんです。
そんな充実したオプションなのですが少ない欠点としてはレバー操作の設定が方向ボタンかアナログスティックのどちらかしか使用できない様な設定しか出来ないって事、これがアナログスティックと方向ボタンの両方で操作できる設定とか出来れば状況によって使い分けたり出来たのでちょっと惜しいかなぁ、って思ったり。
これはSEGA AGES 2500シリーズの前作に当たるファンタシースターコレクションでも感じた事ですが、PS2のボタンって結構「硬い」作りなので長く押していると指が痛くなるんですよね、復刻版セガサターンパッドとか使用すればある程度解消は出来ますがそれ自体があまり売られていないですし。
でもゲーム自体は今でも楽しめる内容で当時にどっぷり楽しんでいた人にも下手の横好きだった人(俺とか)でもプレイしたことがない人でも楽しめるので是非とも大購入して頂きたい所です、安いし。
このゲームに収録されているタイトルのファンタジーゾーン(I)の中で「ネオクラシック」と呼ばれるバージョンがあります、これは「ファミコン版」なんですねぇ、見た目のグラフィックは違いますが中身が大昔にプレイしていたファミコン版を思い出させて頂きましたよ、ファミコンが任天堂でSEGA AGES 2500シリーズはPS2で出ているのでそのままエミュレーションが政治的に無理だからだろうけどやっぱり無茶をする物です。