ソニックアドベンチャー発表会、のビデオ。
今からちょうど10年前の話か、その年の冬にセガの新しい家庭用ゲーム機である「ドリームキャスト」の発売を控えてハードメーカーのセガがその初めの目玉ソフトとして同社のコーポレートキャラクターである「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」を主役にしたタイトルを発表する事になった訳です。
ドリキャスの先代に当たるセガサターンではソニックのゲームタイトル更に前の機種であるメガドライブで出たタイトルの移植(+α)である「SONIC JAM」、それにレースゲームの「SONIC R」しか発売されておらず(その後に「ソニックフリッキーアイランド」が発売されていますがそれはソニックアドベンチャー発売後の話)久しぶりの新作アクションタイトルとしてユーザーからもセガからも期待を背負っていたわけですね。
で、そんな期待作だからゲーム画面や概要の世界初公開を一般ユーザーを招待した形で実施しようと(確か)東京国際フォーラムで大々的な発表会を実施したのがソニックアドベンチャー発表会な訳ですね、ゲームの発表会でユーザーを招待したのは懐かしのD2(Dの食卓の続編)に続いて2回目だったかと、確かインターネット上で発表会の様子が配信されていたらしいですね、ブロードバンドなんて言葉も無かった時代に凄い話です。
上のビデオはそのソニックアドベンチャー発表会をまとめたビデオで当時セガのファンサービスである「セガパートナーズ」会員に配布された他に一般向けにも安価で販売されたりしていた奴ですね、今ならネットワーク配信とかすれば良いだけの話だけど当時は電話線でネットに繋ぐのが一般的(って言うかインターネット自体一般的じゃなかった)なのでこうした形で参加できなかったユーザーにも見られる機会を作った訳ですね。
自分も10年前に東京までわざわざ出て行ってこの発表会を見たのですが当時としては強烈なグラフィックインパクトと「これは超大作なんだ」と言う意気込みとかをひしひしと感じたり最後のソニックコールで周りと一緒に叫んだりした思い出が、懐かしすぎる、実際出たゲームは確かに面白かったけどちょっと作り込みの足りなさから来るアラが多かったのが残念でした(まさかそれが今でもソニックチームの弱点として続いているとは思いませんでしたがw)。
ちなみに、その年の年末には同じくドリキャス用超大作として作られていた「シェンムー」の発表会が開かれている訳で、翌年には日本各地の主要都市で発表会が行われました、自分は名古屋の発表会を見たのですが風邪を引いていて殆ど覚えていなかったりします、うーむ。