ドラクエのメディアミックス | ゲームを積む男

ドラクエのメディアミックス

ドラクエと言ったら当然ドラゴンクエストの略称で日本におけるコンピューターロールプレイングゲームで一番有名な作品ですね、 にも書いたけどメインのシリーズの中心となっている人物は初代から変わらずにドラクエらしさを残しているのですが、有名なシリーズであるだけにメインシリーズ以外では数多くの派生作品が作られている訳です。


ゲームだけでもRPGのモンスターズシリーズとかローグライク(プレイする度にダンジョンの形式が変わるRPG)の不思議のダンジョンシリーズとか剣神とかスライムもりもりとか色々ありますが漫画やアニメもそれなりに派生作品が作られているんですね。


Wikipedia を見ると漫画の派生作品はかなりあるんですがその大半がエニックス(現スクウェア・エニックス)の出版部門が出した漫画雑誌での連載になっていますね、後はジャンプで連載されたダイの大冒険とか。


で、やっぱり自分がドラクエのメディアミックスで思い起こされるのはそのダイの大冒険とガンガンで初めに連載されたロトの紋章、それにアニメオリジナルで制作されたアベル伝説だと思うんですよ、確かダイの大冒険とアベル伝説は同じ時期にスタートしていてロトの紋章はそれより若干遅れて開始された漫画だったかな。


ダイの大冒険は世界観こそドラゴンクエストを下敷きにしているけど設定とかはオリジナル作品でストーリーも冒険や探索よりもモンスターとのバトルを中心に据えたバトル漫画的な作りだったかな、ただジャンプによくある途中で漫画家と雑誌側の意志がちぐはぐになって急に駄目になるようなスタイルじゃなくて最後までキチンと余韻を残しながら終わった形なのが印象的でした。


ロトの紋章は同じくバトル漫画的な流れになっていたけど設定はゲームのドラクエIIIを下敷きに作られていてこちらはこちらで中々面白かった印象があります、最後が元気玉なのは気にしない。同じ作者でVIIの漫画が連載されていたけど途中で連載がストップしているのが残念。


アニメのアベル伝説の方は設定こそドラクエを下敷きにオリジナルの物になっているけど作品の作りとしては冒険とか探索の要素が多くて尚かつドラクエシリーズでおなじみの記号を上手くアニメのストーリーを進める中に使われていたりするんです、なんて言うか前述の2作品よりもよりドラクエらしさのある作品になっていて面白かった、ただ主人公パーティの構成が勇者(魔法が使えない)・戦士(剣術派)・戦士(肉体派)・魔法使い(回復もあり)と言う偏った構成なのがなんですが。


なんて言うか、今のゲーム漫画とかアニメって基本的にキャラクター作品になっていてその元になったゲームらしさを感じさせる物って無いよなぁって思ったりする訳です、最近アニメも漫画も見ないけど。