ベルトーネ・ストラトス HF ゼロ
今から半世紀以上前の1970年にイタリアの自動車メーカーであるベルトーネとランチアが制作しトリノ・ショウで発表した、地を這うように低いスポーツ・コンセプト・グランドツアラー、それがストラトス HF ゼロです。
55年経った今見てもなお全く色褪せること無く、どこもかしこも未来感に満ち溢れています。
デザインはマルチェロ・ガンディーニが担当。車名「ストラトス0」は当時流行していた宇宙時代の「成層圏の限界」になぞらえて名付けられました。HFは「高品質(High Fidelity)で意のままにドライブできる」という意味です。
驚異的に低い車体の全高はわずか 84cm。フロント・ガラスを開けて乗り降りし、その際には邪魔にならないようステアリング・ホイールは跳ね上げ式。なお、背面の三角形はエンジン・フードです。
ストラトス・ゼロの発表から3年後に発売された名車「ランチア・ストラトス」はこのコンセプトカーの市販化バージョンです。
このミニカーはホットウィール・プレミアムで57分の1スケール。
今年2月に発売されたばかりの新車です。プレミアム・シリーズのためちょっとだけ高価で、トイザらスでは849円でした。
低いクルマ好きには堪らない一台です。









