年の瀬。
こんなに早かった1年はなかった。
びゅんびゅんとカレンダーがめくれていくように、
良いこともそうでないことも、
早回しのように過ぎていったけれど、
いままだわたしの胸のなかはいくつかの思いが整理できないまま、
今年が終わる。
受験、転居、進学。
わたしの仕事。
そして娘の発達障害。
波に揉まれ続けるかのような毎日。
気持ちが新しい住まいに馴染めず、
仕事では予想もつかなかったストレスを抱えることになり、
娘がいなかったら、
いまわたしはこうしていられたんだろうかと、
振り返って思う。
それでも毎日毎日、
娘もわたしも新しい環境でよく頑張ったと思う。
娘の発達障害が明らかになって、
わたしたちの親子関係は、リスタートした。
いろんなことが起こった今年のなかで、
それはいちばん大きな、幸せなこと。
神さまはいろんな景色を見せてくれる。
けれどわたしは、
「神さまは超えられない試練は与えない」
という言葉が嫌い。
どんなにしんどくても、
投げ出したくても、
生きていかなければならないから、
人は前に進むしかない。
結果、「超えられた」としても、
試練なんて少ないほうがいい。
辛いことより幸せが多いほうがいいに決まってる。
人々が幸せな灯りのもとに帰っていくような、
そんな年末の街の風景を見て、そんなことを思う。
そして、別れ。
夏の終り、わたしはまたひとりになった。
わたしたちはお互い独身だったけれど、
責任を持たなければいけない環境がそれぞれあった。
辿り着きたい未来までを数えることができないなか、
一緒に生きていきたいとお互いに思いながらも、
それぞれの事情の共有の仕方を、
わたしたちは少しずつ少しずつ間違えていった。
悲しくなかったと言ったら嘘になる。
その思いが、わたしを支えてくれている。
「This is your life」
これはあなたの人生だ。
人生は短い。
自分の夢を生きよう。
~Holstee社マニフェストより~
人生を戻すことはできない。
時間は誰にも平等に流れていく。
なら、人生は一瞬一瞬すべて、夢を叶えるためにある。
自身の夢、見たことがない景色、誰かの笑顔。
生きている限り、
生きている限り、
わたしは夢を見ようと思う。
そしてそれを叶えるために、貧欲であり続ける。
2020年に望むこと。
ただただ、
心穏やかな年であってほしい。
特別なことはなにもなくていい。
ただただ、穏やかに流れていってほしい。
Life goes on.
2019 大晦日に haruco