8月に受けた会社の健康診断。
乳腺外科の血液検査で、
「尋常じゃない数値です、普通に生活できていますか?」
という電話がかかってきたときを上回る肝臓の数値。
尋常じゃないを上回るって。
とりあえず、
検査結果を受け取った先月末から、
タモキシフェンの服用をやめた。
プチ断食を始め、
胃を小さくして食事の量を減らし、
食事は自家製サラダチキン、サラダ、茹で卵とか。
炭水化物を極力摂らない。
でもほとんど効果なし。
それもそうなんだろう。
この肝臓では新陳代謝もままならないということなんだろう、きっと。
振り返るとこの半年、
体調はとんでもなく悪かった。
だるさ、疲れ、浮腫み、しびれ、肌質の変化。
業務内容が変わり残業が増え、
身体はいつも重たく疲れが取れなかった。
年のせい。
仕事のせい。
一馬力のせい。
でもいまの生活はわたしが望んだことだから。
不平を言ってはいけない。
誰にも。
そんな風に思っていた頃、
半年ぶりに会った友人ふたりにも会うなり、
なに?どうしたの?顔がおかしいよ!
と口々に言われ落ち込んだ。
その日もすごくだるくて。
顔もかなり浮腫んでいたと思う。
そして、健康診断結果。
合点がいった。
これか。
肝臓か!
タモキシフェンをやめ、1週間後。
前倒ししてもらい乳腺外科の3カ月検診。
エコーのため服を脱ぐ間、
会社の健康診断結果を見ていただいた。
おお、高いですねえ、とカーテンの向こうから先生。
エコーの間、
一年前からいままでのことを途切れ途切れにお話しする。
業務内容の変化。
子宮を取ったこと。
タモキシフェンもう8年飲んでますからね、
それが作用していることもあるでしょう、と先生。
取り急ぎ、血液検査をすることに。
たった1週間の服用中止と食生活改善で、
いったいどれくらいの変化があるのだろう。
でも間違いなくこの1週間体調はそこそこいいのだ。
祈るような思いで結果を待つ。
下がりましたね、
タモキシフェンを止めれば下がっていきますよ、と先生。
心の底から安堵する。
そして、タモキシフェンを卒業することに。
副作用が作用を上回るまでは、
頑張って治療する。
抗がん剤治療中いつもそう思っていた。
だからもう、卒業。
頑張ったゴールなのだと思おう。
処方箋もなく手ぶらで帰る。
次回は半年後。
まだまだ頑張れ、
わたしの肝臓!